【暑さ対策 × 暮らしの整え】風の通り道をつくる
年末が近づくと、「お金との向き合い方」もそろそろ気になる時期ですよね。
節約しなきゃ、無駄を減らさなきゃ……と焦りがち。
だけど、実はそれだけが家計管理ではありません。
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
年末年始は、買い物やイベントが重なって、いつの間にかお金の流れが増えがちです。
そこで今回は、節約よりも一歩やさしい、「お金の使い方を整える」という視点をご紹介します。
“いくら使ったか” より “何に使ったか” を知る
家計を整えるうえで大事なのは、「支出の金額」ではなく、「お金の使い先の性質」を知ること。
同じ1万円でも、
・気が進まない飲み会に使った1万円
・未来のための学びに投資した1万円
では、満足度も価値もまったく違います。
まずは12月のタイミングで、今年つかったお金をざっくり振り返ってみましょう。
家計簿がなくても大丈夫。「嬉しかった使い方」「後悔に近い使い方」を書き出すだけで、自分が望む家計の方向性が見えてきます。
「何にお金をかけたいのか?」
「どんな価値を大事にしたいのか?」
ここが見えてくると、来年の家計がぐっと整いやすくなります。
“節約” ではなく “価値の再配分” という考え方
節約=我慢、というイメージを持つ方が多いですが、家計を整える本質はそこではありません。
本当に大切なのは、価値の再配分。
- 大切にしたい習い事や楽しみにはちゃんとお金をかける
- 惰性で使っている部分は小さくし、ゆるく削る
- 家事の外注や時短家電など、“時間が生まれる投資”を前向きに選ぶ
この切り替えができると、家計は無理なく整い、満足度が上がります。
お金は “削る” より “移す”。
そんな感覚で見直してみてくださいね。
強い味方になる「キャッシュレス」と「家計簿アプリ」
お金の流れを整えるうえで、今の時代に欠かせないのが デジタルの整え。
キャッシュレス決済や家計簿アプリは、支出を自動で記録してくれるので、
「気づいたら使っていた」を防ぐ大きな味方になります。
キャッシュレスのメリット
- 後から履歴が見られる
- 支出のパターンがつかみやすい
- ポイントや還元で“使い方の最適化”につながる
家計簿アプリのメリット
- 自動入力で続けやすい
- 支出がカテゴリーごとに見える
- 無駄遣いの傾向がわかる
手書き家計簿が続かなかった人でも、「見るだけ家計管理」が成立します。
まずは、連携してみるだけでも十分です。
“これからのお金のかけ方” をメモする
家計管理で一番大切なのは、来年に向けて「どんなお金の使い方をしたいか」を軽くメモしておくこと。
- 楽しみのために使いたい
- 家事を減らすために使いたい
- 学びや経験に投資したい
- 家のメンテナンス費を積み立てたい
この方向性のメモこそが、年末の家計を整える最大の効果です。
節約よりも「未来への選び方」が家計を安定させてくれます。
まとめ
年末は、家計の数字を詰め込むよりも、
「私は何にお金を使いたい?」 を考えるのにぴったりのタイミングです。
お金の整理は、暮らしの満足度に直結します。
使い方の“価値”を知り、デジタルの力も借りながら、軽やかに整えていきましょう。
私がお手伝いいたします
「家計を整えたいけれど、何から見直せばいいかわからない…」
そんなときは、家計と暮らしの動線の両面から、あなたに合った整え方を探していきます。
“節約のため”ではなく、“暮らしをよくするためのお金の使い方”を一緒に見つけましょう。



