【秋掃除】忙しい人ほど今がチャンス!“少し早め”で年末が変わる掃除の始め方
大掃除の季節になると、いつも気になるのが「キッチン」と「お風呂」。
でも、いざ12月になると寒さもあって、なかなか手が動かない。
水も冷たいし、油汚れやカビも落ちにくく、「もっと早くやっておけばよかった」と思うこと、ありませんか?
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
秋の今は、掃除にぴったりの季節。
気温も湿度もほどよく、窓を開けて作業しても気持ちがいい。
だからこそ、今のうちに先まわり掃除をしておくと、年末がぐっとラクになります。
キッチンは“ぬるま湯の季節”に動く
キッチン掃除の定番といえば、換気扇とコンロまわり。
油汚れは気温が下がると固まり、洗剤でも落ちにくくなります。
ぬるま湯が使える今のうちに、フィルターや五徳などを軽くお手入れしておくだけで、12月の作業量がぐんと減ります。
また、換気扇のフィルターは、汚れがこびりつく前に中性洗剤や重曹水につけおき洗いを。
外せるパーツは外しておくと風の通りもよくなり、キッチン全体の空気が軽くなります。
そして、私が特におすすめしたいのは、排水パイプのお手入れ。
「水の流れは悪くないし」とつい後回しにしてしまう場所ですが、実は見えないところに油や食べかすが溜まり、においや詰まりの原因になることも。
お湯を流し、重曹+クエン酸をシュワッと反応させるだけでも、気分までスッキリするほどの“リセット効果”があります。
浴室は“湿気が少ない今”にチャンス
湿度が下がるこの時期は、カビが発生しにくく、浴室掃除に最適です。
中でも定番なのが、排水口・鏡・壁や床。
鏡のウロコ汚れは、気温が下がる前にクエン酸パックでやわらかくしておくと落としやすく、床や壁の皮脂汚れも軽いブラッシングで十分です。
また、換気扇フィルターも“後回しゾーン”の代表。
ここが詰まると湿気がこもり、カビの原因にもなります。
カバーを外して中のホコリを取り除くだけで、見えないところの空気が変わります。
そして、私がおすすめするのはドアまわりのお手入れ。
とくに下の方やレール部分には、ホコリと水アカがたまりやすく、普段なかなか手が届かない場所でもあります。
ここを一度リセットしておくと、全体がパッと明るく見え、お風呂の気持ちよさがぐっと増します。
以前、お掃除の相談で伺った方も、
「気になっていたけど触れられなかった換気扇をきれいにしたら、本当に気持ちがいい」と
とても嬉しそうに話されていました。
“今までスルーしていた場所に手をつけられる”のも、時間にも気持ちにも余裕がある今の季節だからこそです。
少しの工夫で“続く仕組み”に
掃除は、がんばるより“仕組み”を整えるのがコツ。
掃除道具を使う場所の近くに置いたり、洗剤をすぐ取り出せる位置にするだけで、「気づいた時にサッと動ける自分」になります。
きれいを保つのは、特別なやり方より取りかかりやすさなんですね。
おわりに
掃除は、ただ汚れを落とす作業ではなく、自分の暮らしを整える時間でもあります。
がんばりすぎず、今の季節を味方にして、“少し早め”の行動で、年末の自分にゆとりをプレゼントしましょう。
私がお手伝いいたします
掃除は、暮らしを軽くする小さなメンテナンス。
「やらなきゃ」ではなく「心地よく過ごすために」と考えると、気持ちも自然と前向きになります。
年末のお掃除や片づけでお困りごとがありましたなら、どうぞお気軽にご相談ください。
次回は、外まわりを中心に「窓・玄関まわりのお掃除」についてお話ししますね。



