気づけば年末がラクになる。“排水”や“ドアまわり”を今こそチェック!【水まわり編】
来年のカレンダーや手帳が出回り、気づけば今年も残りわずか。
「そろそろ大掃除の季節ね」と思っても、寒さが増す12月は気合いが入らず、つい“最低限だけ”で終わってしまう。
そんな年が続いていませんか?
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
「大掃除」と聞くと、「ああ、またか〜」とため息出てしまいますよね。
でも実は、掃除の「大変さ」は汚れよりも“気持ちの重さ”から来ていることが多いのです。
やらなきゃと思いながら、時間がない・寒い・面倒…と先延ばしにしてしまう。
その小さな後回しが積み重なって、12月にどっとのしかかる。
だからこそ、今の時期がチャンスなんです。
秋は気温も湿度もほどよく、窓を開けても心地よい季節。
動きやすく、汚れも落ちやすいこの時期に少しずつ進めておくことで、年末の「やらなきゃ!」が「やっといてよかった」に変わります。
まずは「全部やらなくていい」と決める
大掃除というと、家じゅうを完璧にしなければと思いがち。
けれど、それが負担になって手が止まる原因でもあります。
「今年はここだけ」「今日はこれだけ」と、やる範囲をあらかじめ決めておくだけで、心がずいぶん軽くなります。
たとえば、冷蔵庫の中、洗面台の鏡、玄関のたたき——
“1か所きれいになると、気持ちが動き出す”という経験は誰にもあるはずです。
段取りが整えば、動きもスムーズに
まずは、掃除の道具を点検してみましょう。
スポンジがくたびれていないか、洗剤が足りているか。
「やろう」と思った時に、すぐに動ける環境を整えておくことが大切です。
やる気は“温度”と同じで、時間がたつと冷めてしまうもの。
取りかかるまでのハードルを下げておくと、「思い立った時にすぐ動ける自分」に変わります。
早めに手をつけたい「秋掃除ポイント」
寒くなると水が冷たく、汚れも固まって落ちにくくなります。
たとえばキッチンの油汚れや、窓ガラスのくもり。
今のうちに落としておけば、冬の冷たい水仕事がぐっとラクに。
「秋晴れの日は掃除日和」——
そう思えたら、季節といっしょに気分もリセットできます。
「今だからできること」を見つけよう
先日、お掃除サポートで伺ったお客様も、「今年こそ計画的に大掃除を進めたい」とおっしゃっていました。
普段からこまめにお手入れをされている方でしたが、「気になってはいるけれど、手をつけられない場所」がいくつかあるとのこと。
そこで、今のうちにやっておくと年末がラクになる箇所を一緒にリストアップし、特に気にされていた浴室を中心にご提案しました。
中でも、「浴室換気扇のフィルター」を外して掃除したときの喜びようが印象的でした。
「なんとなく気になっていたけれど、今まで一度も触れなかった場所。
きれいになったら、こんなに気持ちがいいなんて!」と、とても嬉しそうに話されていました。
今までスルーしていたところに手をつけられるのも、時間にも心にも余裕がある今の時期だからこそ。
“やりたいと思っていたことを形にできる”この小さな達成感が、次の行動のエネルギーにつながります。
年末を“整える時間”に変えるために
掃除を「やらなきゃ」ではなく、「整える時間」と捉えると、気持ちの向きが変わります。
家を整えることは、自分の暮らしを整えること。
日々を積み重ねてきた証を、少しずつ手入れするような感覚で進めていく。
そうすれば、12月は“追われる月”ではなく、“整った暮らしを味わう月”になります。
まとめ
「今年こそ余裕を持ってやりたい」と思うなら、今がスタートの合図。
完璧を目指さなくても大丈夫。
“秋のうちに一歩”を踏み出せば、年末の自分がきっと笑顔になりますよ。
私がお手伝いします
「やらなきゃ」と思いながらも、後回しになってしまう掃除。
そんな時こそ、誰かと一緒なら始められることもあります。
小さな一歩を積み重ねていけば、年末の“追われる家事”が“整った時間”に変わります。
お掃除や片づけの進め方に迷ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
次回は、寒くなる前にやっておきたい「キッチンや水まわりのお掃除」についてお話ししますね。



