人の出入りが多い時期こそ、玄関まわりを整えて
年々、暑さも寒さも長引き、「ちょうどいい季節」があっという間に過ぎていきます。
ようやく過ごしやすくなったと思ったら、気づけば年末の慌ただしさが、もうすぐそこに・・・
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
長く続いた夏の暑さで、なんだか疲れを感じている人も多いのではないでしょうか。
この中間の季節こそ、体・心・空間を整える絶好のタイミング!
冬支度に入る前に、ほんの少し立ち止まり、「整える」ことで暮らしをリセットしてみましょう。
【空間を整える】“眠っている”モノと収納空間を見直す
片づけやお掃除サポートでお伺いすると、季節外れの家電が出しっぱなしになっているお宅をよく見かけます。
ヒーターやサーキュレーター、扇風機など、その季節だけ使うものが一年中、部屋の隅に置かれたまま…。
「しまう場所がない」と言われることも多いのですが、実際に押し入れや物入れを開けてみると──
何年も手をつけていないモノで、ぎっしり埋まっていることが少なくありません。
収納が“過去のモノ”で占領されていると、今の暮らしが回らなくなります。
思い切って、一度中を全部出して見直してみましょう。
- 使っていないものを手放す
- 季節家電や寝具、冬物衣類のためのスペースを確保
- 「今の暮らしに必要なもの」から優先して戻す
この作業をすると、空間の空気が変わり、体も心も不思議と軽くなります。
季節の変わり目は、片づけにも最適な時期。
湿気も少なく、窓を開ければ心地よい風が通ります。
掃除や整理整頓が“苦にならない季節”だからこそ、今のうちに手をつけるのがおすすめです。
空間を整えることは、これから迎える長い冬を心地よく過ごすための準備でもあります。
【体を整える】“眠りのリズム”を整えて、深く休む
秋の夜長は、睡眠の質を見直すのにぴったりの季節です。
朝晩の冷え込みで体がこわばったり、日中との気温差で自律神経が乱れたり──。
そんな変化を感じたら、眠りのリズムを整えるチャンスです。
前回のコラムでお話しした“入浴”は、実は「良質な睡眠」と深く関係しています。
人は、体の中心の温度(=深部体温)が下がるときに自然と眠りに入りやすくなるため、
お風呂でいったん温めてから、ゆるやかに体温を下げることが、
質のよい眠りへのスイッチになるのです。
眠りを整えるために、今夜からできる3つの工夫
- 入浴は就寝の1〜2時間前に:ぬるめのお湯にゆっくり浸かると深部体温のリズムが整う
- 寝具やパジャマを秋冬仕様に:暖かすぎず、心地よい肌ざわりの素材を選ぶ
- 寝室の空気と光を整える:カバーを洗って寝具を干し、照明はやわらかい光に
整った寝室は、体の緊張をほどき、心までも静かに落ち着かせてくれます。
「片づいた空間で眠る」ことは、「自分を回復させる環境を整える」ということ。
心地よい眠りが続けば、明日の自分も、きっと少し軽く感じられるはずです。
【心を整える】暮らしの中に、“ゆるむ時間”をつくる
体が整うと、心にも自然と余裕が生まれます。
秋から冬へのこの時期、少しずつ外の空気が静まり、人の心もペースをゆるめやすくなる季節です。
とはいえ、年末に向けて仕事や予定が増えると、心がせわしくなりがち。
だからこそ、あえて「何もしない時間」を意識的につくってみましょう。
- 温かい飲み物をゆっくり味わう
- お気に入りの香りを漂わせる
- スマホを手放し、静かな時間を楽しむ
忙しさの中で立ち止まる時間を持つことが、心を整える第一歩です。
何もしていないようで、実は「余白」を整えている時間。
それが、暮らし全体のリズムを整え、また次の日のエネルギーを生み出します。
まとめ
長引く夏の疲れを癒やし、これからの冬を心地よく迎えるために──。
体も心もゆるめつつ、今の暮らしに合わせて空間を整えることが、
この季節の“最高のリセット”になります。
「いつかやろう」と後回しにしていた片づけや見直しも、
短いちょうどいい季節のうちに少しずつ始めてみましょう。
心地よく整った空間が、明日へのエネルギーをそっと満たしてくれますよ。
暮らしの整えをお手伝いします
季節の変わり目は、体や心のリズムが乱れやすく、
気づけば部屋もなんだか落ち着かない…
そんなことこと、ありませんか?
住まいを整えることで、心と体もやさしく整います。
片づけや模様替えなど、どこから始めたらいいのかわからないときは、
暮らしのプロである私がサポートいたします!



