後回し、先延ばししてきた結果・・・
「書類整理」って聞くだけで、ちょっと気が重くなりませんか?
通帳や保険、年金の書類、病院の診察券や契約書…。
どれも大事そうに見えて、どこから手をつければいいのかわからない。
結局は引き出しや棚にしまい込んだまま──そんな人は少なくないと思います。
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
書類整理は、私自身もつい「後回し」したくなるもののひとつ。
いくらデジタル化が進んでも、「紙の情報」が全くないわけではなく、どんどん新しいものが入ってきます。
また、とっておく期限が曖昧なものも多く、判断がつきにくいですよね。
特にプレシニア世代(50代〜60代前半)は、親の介護や相続、自分自身の老後を少しずつ意識し始める時期。
将来に備えておきたい気持ちはあっても、「大量にある」「どれも重要そう」「どこから手をつけたらいいのか」と迷い、先延ばしになりがちです。
だからこそ、「今の暮らしを軽くする」という視点で、一歩を踏み出すことが大切です。
今回は、プレシニア世代におすすめの「書類の整理3ステップ」をご紹介します。
ステップ1:まずは“集める”
書類整理の第一歩は「集めること」。
家のあちこちに点在している書類を、とにかく一度テーブルの上に出してみましょう。
過去の契約書や古い明細が混じっていても気にせず、まずは“見える化”することが大切です。
この時、長年手をつけられなかった場所や過去の物から始めると、途中で挫折しがちです。
まずは、目につくもの、長い時間過ごす場所など、「現在進行形」であるところから始めましょう。
この時点では「捨てるかどうか」は考えなくても大丈夫。
重要そうに見えるものも含めて、すべてを一か所に集めるだけで「何がどれくらいあるのか」が把握できます。
これだけでも一歩前進です。
ステップ2:“分ける”だけでスッキリ
次に、集めたものをざっくり3つに分けます。
- 必ず残すもの …身分証明書、現在の契約書、保険証券など
- しばらく残すもの …領収書、医療の明細、保証書など期限付きのもの
- 不要なもの …期限切れの契約書、古い明細、重複しているコピー
「これ大事かも…?」と迷うときは“保留”に入れてOK。
最初から完璧に決めようとしなくても大丈夫です。
書類の整理では、思い出や執着といった”感情”はあまり優先されません。
そのため、”期限”という数字で分けることができるので、案外ラクだと感じるかもしれませんね。
ステップ3:“整える”と安心が増える
残すと決めた書類は、使う頻度に合わせて置き場所を決めます。
診察券や保険証はすぐ取り出せるケースへ。
通帳や契約書は、ラベルをつけたファイルにまとめて保管しておくと安心です。
さらにおすすめなのが「エンディングノート」を取り入れること。
財産や保険の情報、緊急時に連絡してほしい人の名前、パソコンやスマホのパスワードのヒントなど、家族に残しておきたいことを一冊にまとめておく。
これがあるだけで、自分も家族も安心感がぐっと増します。
まとめ
書類整理は、未来のためだけじゃなく、今の暮らしをラクにしてくれるもの。
探す時間が減って「すぐに見つかる!」というだけで、日常のストレスが軽くなります。
大事なのは、いきなり全部を片づけようとしないこと。
まずは“集める”だけでもOKです。
その一歩が、これからの暮らしを安心に、そして身軽にしてくれますよ。
一緒に、書類の整理をしませんか?
一人で”もくもく”書類の整理は、「やる気が出ない」「続かない」という声も多いです。
そんな時、誰かと一緒なら始められると思いませんか?
引き出しの書類や本棚など、小さな1箇所からで構いません。
何から始めたらいいのかお困りの方に寄り添い、私がサポートいたします。



