引越し後に後悔しないために!スムーズな準備と収納のコツ
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
今月の私は、片づけの現場に出向くよりも、新築マンションでのインテリアや設備コーディネートの仕事に関わる時間が多くなっています。
図面を前にお客様と打ち合わせを重ね、まだ形になっていない「これからの暮らし」を一緒に思い描く時間は、何度経験してもワクワクです。
もともと私はキッチンが大好きで、住宅設備メーカーに長く勤めていた経験もあります。
水まわりや収納は、使い勝手ひとつで暮らしやすさが大きく変わる場所。
だからこそ、「どう使うか」「どんなふうに過ごしたいか」を具体的にイメージしながら、住む人に合った形をつくっていく時間は、本当に楽しいんです。
お客様が「そうそう、こんな暮らしがしたかった!」と笑顔になる瞬間に立ち会えるのは、この仕事ならではの喜びだと感じています。
もちろん、今ある住まいの中で、片づけ収納を通して理想に近づけていくサポートも大切。
モノを手放したり配置を変えたり、収納の仕方を工夫することで、部屋も気持ちも整っていく。
限られた空間をどう活かすか考えることは、私自身も好きな作業です。
インテリアの世界と片づけの世界。
どちらも「暮らしを整える」という点では同じ線上にあり、両方を行き来しながらお手伝いできることは、とてもやりがいのある仕事です。
今携わっているマンションは、ファミリー向けというよりもセカンドハウス的な立ち位置。
リタイア後のご夫婦が、よりコンパクトで快適な暮らしを求めて選ぶケースが多いようです。
広い家から小さな住まいへの住み替えは、「物と向き合う」ことそのもの。
長年積み重ねてきたモノや習慣を見直し、これから必要な暮らし方を選び取る、またとないチャンスです。
引っ越しというのは、ただ「物を移動する」だけの作業ではありません。
空間そのものがコンパクトになると、持ち物や暮らし方も自然とコンパクトにせざるを得ません。
収納スペースが限られるからこそ、「これだけあれば十分」と思えるシンプルで心地よい暮らしに近づいていけるのです。
でも、自分たちだけで判断するのは意外と難しいもの。
思い入れや思い出が絡むと、どうしても手が止まってしまう…。
そんなときに第三者の視点が入ることで、新しい発想や選び方が見えてきます。
収納計画や片づけの手順を一緒に考えることで、ぐんとラクになるんです。
これから住み替えを考えている方や、リフォーム・新築を予定している方にこそ、「収納プランニング」は荷造りより前に考えてほしい部分。
持っていくモノを選びながら、どこにどう収めるかを想定しておけば、引っ越し後の暮らしがスムーズにスタートできます。
引っ越しは、過去を整理し未来をデザインする大切な節目。
もしあなたが「そろそろ暮らしをコンパクトに」と感じているなら、収納計画から見直してみるのもひとつの方法ですよ!



