【夏の節水術】ムダ水を減らして、お財布と地球にやさしく
電気代が気になる夏!
エアコン対策ばかりに注目しがちですが、実は“冷蔵庫”は、もっとも電気を使う家電のひとつだって、ご存じですか?
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
とくに夏場は、冷蔵庫がフル稼働!
ちょっとした整頓を意識するだけで、無理なく電気代を節約できるんです。
今回は、冷蔵庫を中心に、キッチンのついで整頓でできる3つの節電ポイントをご紹介します。
① 冷蔵庫の見直し──“ぎゅうぎゅう”をやめて、風通しを
夏は食品の傷みが早くなる季節。
だからといって、冷蔵庫に詰め込みすぎていませんか?
実はそれ、電気代が余計にかかる原因のひとつ。
冷気がうまく循環せず、庫内温度が安定しにくくなると、冷やすための電力が増加してしまいます。
◎ 見直したいポイントは次の3つ:
- 冷気の吹き出し口をふさがない配置
- 使うものがすぐ見える収納(ケースで仕切って“立てる収納”がおすすめ)
- 食材の“使いかけゾーン”を作る(ムダ買いや賞味期限切れも防げる)
とくに奥のほうに眠っている調味料や、何年も前の冷凍ストックは要注意。
“夏の食品整理”をするつもりで、一度全部出してみるのもアリです。
冷蔵庫の中が整うと、探し物も減ってストレスフリー。
節電と時短の一石二鳥になりますよ。
② 家電の見直し──「使ってる?」を合言葉に整理整頓
キッチンには、意外と「なんとなく置いてある家電」がたまりがち。
気づけば出しっぱなしのトースターやミキサー、いつか使うと思って買った調理家電……
それ、今の自分の暮らしに必要ですか?
特に夏場は、家電が発する熱が室温を上げる原因にも。
整理すると、通気性が良くなり家電の効率もアップ。
熱もこもりにくくなります。
◎ おすすめの整頓ルール:
- 使っていない家電は思いきって収納 or 手放す
- 使うものは「定位置」を決めて、掃除しやすく
- 調理動線も見直して、効率アップ+ストレス減
毎日使うキッチンだからこそ、“ついで整頓”がしやすいエリアです。
冷蔵庫を開けたついで、コンロを拭くついでに、「これ、最近使ってる?」と声をかけてみてください。
③ 掃除ついでの見直し──電源まわりの“プチ節電”を
コンセントや電源タップまわり、最後に掃除したのはいつですか?
ホコリと湿気がたまりやすいキッチンでは、発火リスクもある要注意ポイント。
さらに、使っていないアダプターが刺さりっぱなしだと、微弱な待機電力がかかってしまうことも。
◎ 掃除のついでにできる見直しリスト:
- 電源タップにホコリガードをつける
- 使っていないアダプターや充電器は抜く
- 熱がこもらないようにコード類の絡まりもチェック
どれも手間はかからず、“気づいたときにできる”省エネアクション。
キッチンまわりの空気もスッキリして、安全性と電気代のダブル対策になります。
まとめ
夏の電気代は、エアコンだけじゃない。
冷蔵庫とキッチン家電こそ、整えることでムダを減らせる場所です。
我慢の節約ではなく、
「ついでにちょっと整える」くらいの軽やかさで、夏の暮らしを見直してみませんか?
今日の買い物帰りに冷蔵庫をチェック、
週末の掃除ついでに電源タップをひと拭き。
そのひと手間が、快適なキッチンと、賢い節電につながっていきますよ。



