【窓まわり】光と熱をコントロールして、部屋を快適に
しとしと、ジメジメ、ムシムシ・・・
ほとんどの地域で梅雨入りしましたね!
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
湿度の高い梅雨時期。
室内に湿気がこもりやすく、カビや雑菌が繁殖しやすい季節です。
特にキッチンは、食品や水分を扱う場所だけに、放っておくと“見えないストレス”が溜まりがち。
今回は、この時期にこそ気をつけたい
調味料・冷蔵庫・生ごみの管理を中心に、ちょっとした整えのコツをご紹介します。
調味料が固まる・湿気る──「保存容器」と「使い方」を見直そう
梅雨時は空気中の湿気が多く、開封済みの粉物や調味料が固まりやすくなります。
使おうと思ったら、サラサラだったはずの塩や砂糖がカチカチに、小麦粉や片栗粉に虫がついていた……なんてことも!
こうした調味料は、密閉容器に移し替える・乾燥剤を入れる・調理台の近くに置かないといった工夫で、湿気から守ることができます。
また、塩と砂糖では同じ固まりでも原因は異なり、塩は湿気で、砂糖は乾燥によるものです。
湿度が特に気になるこの時期は、塩の保存に珪藻土の容器やスプーンを使う、中にパスタやマカロニを入れるなど、しっかり対策していきましょう。
それ、ホントに常温で大丈夫?──うっかりしやすい思い込み
「常温保存OK」と思われがちな調味料でも、開封後は冷蔵保存が必要なものが多い点にも注意が必要です。
たとえば、しょうゆ・みそ・ソースなどは、未開封のうちは常温保存が可能でも、開封後は冷蔵庫に保存するのが基本。
さらに、消費期限や賞味期限は“未開封時”の目安であることがほとんどです。
パッケージの裏面にある「開封後は冷蔵庫で保存し、お早めにお使いください」といった注意書きを、ぜひ一度チェックしてみてください。
冷蔵庫は“万能保存庫”ではない──カビ・腐敗を防ぐ整理術
梅雨時は、冷蔵庫の中も実はカビの温床になりやすいことをご存じでしょうか?
温度や湿度の変化、ドアの開閉頻度、詰め込みすぎなどによって、冷蔵庫の中も意外と高湿度になってしまうことがあります。
特に気をつけたいのは、「詰め込みすぎ」と「見えにくい奥にしまいこむこと」。
これによって、食材の期限切れや食べ忘れが発生しやすくなります。
定期的に中身を見直し、「何がどこにあるかひと目で分かる」よう、収納を工夫しましょう。
また、野菜室やチルド室には水分がたまりやすく、こまめに拭き取り・除菌を行うことでカビ予防につながります。
収納前にキッチンペーパーで軽く水分を取る、保存袋を使うなどの小さな工夫が、傷みの予防に効果的です。
生ゴミの臭い・ぬめり対策──「置き方」と「処理の工夫」で清潔をキープ
湿気と温度が上がる梅雨時は、生ゴミの臭いやぬめりが一気に加速します。
とくにシンク下や流しの近くに設置したゴミ箱は、湿気がこもりやすく、臭いやカビの原因になりがちです。
まず意識したいのは、ゴミ箱の「フタつき」+「こまめな中身の処理」。
毎日ゴミを出せない場合は、新聞紙で包んだり、小さな袋にまとめて冷凍保存しておくのもひとつの方法です。
また、消臭効果のある炭・重曹・市販の脱臭剤などを活用するのも効果的です。
キッチンでの動線を考えると、「調理→ゴミ処理→片づけ」がスムーズにできる配置も大事なポイント。
家族も使いやすい位置にゴミ箱を設置することで、片づけや衛生管理がぐっとラクになります。
おわりに
キッチンは毎日使う場所だからこそ、湿気や衛生面の影響を受けやすい。
梅雨の時期に調味料や冷蔵庫、生ゴミまわりの見直しをしておくことで、夏を前に安心・快適な空間が整います。
季節の変わり目は、暮らしの仕組みを見直す絶好のタイミング。
ちょっとした「気づき」と「工夫」で、キッチンのストレスを手放しましょう。



