初夏こそ整えどき!快適クローゼットの収納アイデア

川崎育代

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テーマ:クローゼット

──梅雨前の整理収納で、家事ストレスを軽減する工夫とは?

いつまでも寒い日が続くと思っていたけれど・・・
一気に初夏めいてきましたね!


こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。

気温も湿度も一気に上がる初夏は、衣替えとともにクローゼットを見直す絶好のタイミング。
とくにこれからの季節は、湿気によるカビやニオイ対策に加え、洗濯や衣類管理の負担も増えやすくなります。
そこで今回は、梅雨入り前にぜひ取り入れたい「快適クローゼットの収納アイデア」をご紹介します。



湿気をためない収納にシフトする

まず意識したいのは「通気性」
詰め込みすぎたクローゼットは風が通らず、湿気がこもる原因になります。

  • 衣類同士の間に指1〜2本分の隙間を空ける
  • 引き出しに除湿シートや乾燥剤を入れる
  • 床に直接モノを置かず、すのこを敷く

湿気を逃がす仕組みを作りましょう。


また、晴れた日にはクローゼットの扉を開けて空気を入れ替えるのも効果的。
クローゼットそのものを「こもらせない」意識が大切です。


衣類のしまい方を見直して、家事ストレスを軽減

夏は洗濯の回数が自然と増える季節。
日々の出し入れがスムーズになるよう、衣類の収納方法を見直すことが家事負担の軽減につながります。

たとえば「吊るす・たたむ・立てる」といった収納方法を、衣類の素材や形に応じて使い分けること。

  • シャツやブラウスなどシワになりやすいものは吊るす
  • 部屋着やインナーはざっくりたたんでカゴへ入れる

など、几帳面さより戻しやすさを優先するのがおすすめです。

私自身はTシャツや下着類を“丸めてポン”と放り込む収納に変えてから、洗濯物をたたむストレスが激減しました。
家族も自分で戻せるようになり、自然とクローゼットが整うように。


また、夏物の多くはノーアイロンでも十分きれいに着られる素材が多いですが、「干すときのひと手間」が大切。
洗濯直後にしっかりとシワを伸ばし、形を整えて干すことで、アイロンがけの手間を省くことができます。

反面、天日干しにすると紫外線で生地が劣化することも。

  • 長時間干しっぱなしにしない
  • 陰干しや裏返しにする

短時間で乾くよう、並べ方や干し方の工夫も取り入れてみてください。


※クリーニングから戻ってきた衣類は、袋を外してクローゼットにしまうように。
(不織布のカバーはOK)


「スタンバイ収納」で、もっとラクに快適に

クローゼット収納で意外と見落とされがちなのが、「しまう」以外のスペース。
洗濯した服をすぐしまえない、翌日の服を準備しておきたい、ちょっとだけ一時置きしたい……
そんな日常の“つなぎ”の場面に応えてくれるのが、「スタンバイ収納」です。

たとえば

  • 洗いたてのTシャツを一時的に置けるバスケット
  • 翌日のコーデをかけておくハンガーラック
  • 帰宅後すぐに掛けられるフック

など、“しまう前提” から “すぐ使う前提” の空間をつくることで、片づけのストレスがグッと減ります。


こうした「使いやすさ」を意識した収納は、湿気対策と同じくらい大切な視点。
キレイをキープするよりも、日々の家事をラクにするための収納を考えてみると、クローゼットはもっと快適な場所に変わっていきますよ。

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Mybestpro Members

川崎育代
専門家

川崎育代(ライフオーガナイザー)

株式会社サピュイエ

顧客に寄り添うことを大切に、生き方までしっかりと掘り下げてヒアリング。どんなふうに暮らしたいかを明確にし、人生まで整える仕組みを一緒に考える。一人一人、大事なことに集中できる環境づくりをサポート。

川崎育代プロは福井テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

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