コンパクトな暮らしへ、少しずつシフトしてみませんか?
母の日が近づくと、「何を贈ろう?」と考える方も多いはず。
お花やスイーツ、雑貨など、素敵なプレゼントはたくさんありますが
年齢を重ねた母にとっては、“モノよりも心” や “時間” のほうがうれしいと感じることも増えてきます。
そんな中、最近注目されているのが
“暮らしを整える時間” をプレゼントするという新しい母の日のかたちです。
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
贈るだけでなく、贈られる側としてもずいぶんと年月を重ねた私ですが
母の日といえば、「今年は何を贈ろう?」と悩んだ日のことが思い出されます。
そこで今回は「モノではなく“時間”を贈る母の日」についてお話しします。
暮らしの中の“小さな困りごと”に目を向けてみる
年を重ねた親の暮らしには、「気になっているけど手をつけられないこと」が意外と多くあります。
- パンパンのクローゼット
- 整理したいと思っている押し入れ
- 物置になってしまった一室
- 届かない外壁や手が回らない庭木の手入れ
家族が手伝えばすぐ終わるようなことでも
「もう少し元気になったら」「時間ができたら」と先延ばしにしてしまいがちです。
“整える時間”をプレゼントするアイデアいろいろ
母の日に、そんな「暮らしの気がかり」を一緒に整える時間を贈ってみてはどうでしょうか?
一緒にできること
- 衣替えとクローゼットの見直し
- 思い出の品の仕分け・整理(写真、子どもの作品など)
- 庭やベランダの整備
- 家の外まわりや高い場所の掃除
こんな贈り方も
- 家のこと1日サポート券」など、気持ちを形にしたメッセージを添えて
- 整理収納サービスやハウスクリーニングをプレゼント
- お片づけの後に、手作りごはんやバーベキューなど、楽しい時間をセットに
自分自身がお母さんなら、“自分のための整え時間”を
「贈る側」ではなく「母自身」である方も多いかもしれません。
そんな方には、「自分自身への“整えるプレゼント”」もおすすめです。
- 家族に「この日だけは手伝って」とお願いしてみる
- 少しだけプロの手を借りてみる
- これからの暮らし方に目を向けて、空き部屋や使っていないスペースを見直してみる
「何かを手に入れる」よりも、「これからを軽やかに生きる準備」を自分に贈る母の日もすてきです。
暮らしを整えることは、気持ちに寄り添うこと
私自身、毎年お花を贈っていた母に、ある年から“整える時間”をプレゼントするようになりました。
押し入れの整理や外まわりの掃除を手伝い、子ども(孫)も一緒に庭でバーベキューを楽しむ
──そんな時間が、母にとっても自分にとっても心に残る母の日になっています。
“暮らしを整えること”は、母の気持ちに寄り添い、未来の安心を一緒に育てること。
そんな贈り物ができたら、それはとてもあたたかい母の日になるのではないでしょうか。




