年末の片づけ、リバウンドしてない? ”春のリセット整理”でスッキリ軽やかに!
大学進学や就職、あるいは親元を離れての独立——
はじめてのひとり暮らしには、夢が膨らみます。
「インテリアはどうしよう?家電や収納は?」と、理想の部屋を思い描いてワクワクです。
しかし、ワンルームなどの限られた空間では、広さも予算も制約があります。
SNSなどで見かけるおしゃれな部屋をそのまま再現しても、自分の部屋が快適になるとは限りません。
家具が多すぎて動きにくい、必要なものが見つからない
結果的に生活しづらくなってしまうことも・・・
大切なのは、「選ぶ力」と「絞る力」。
必要なものを見極め、限られたスペースを最大限に活かす工夫をすることで、快適なひとり暮らしの空間が実現できます。
こんにちは
住まいと暮らしプランナー 川崎育代です。
今回は、初めて一人暮らしをする人向けに、初心者でも実践しやすいモノの選び方やレイアウトのコツ、生活のリズムを整える工夫をご紹介します。
「持ちすぎない」が快適さのカギ!モノ選びのポイント
新生活が始まると、親としては「不自由しないように」とあれこれ揃えてあげたくなるもの。
しかし、実際に暮らしてみると「これ、意外と使わなかったな」と思うことも少なくありません。
片づけの現場では「必要なものだけを選ぶ」と言っている私ですが、親の立場になるとなかなかそううまくいきません。
息子のひとり暮らしの際には、「あれも必要、これも便利かも」と思っていろいろ用意しましたが、使うのは本人。
結局使わないまま、部屋を狭くしただけでした。
まずは、生活の基本となる最低限のものだけを用意し、足りなければ後から買い足していくくらいの気持ちでいると、ムダが減りシンプルな部屋を保ちやすくなります。
また、どうせ買うなら、一つの用途にしか使えない専用グッズではなく、いろいろな用途に使えるアイテムを選びましょう。
例えば、リクライニングのソファベッド、食事・作業・来客用とマルチに活用でき折りたためるテーブル、椅子としても収納ボックスとしても使えるスツールなど・・
このように、限られたスペースを有効活用できるものを選ぶと、スッキリ暮らせます。
ワンルームでも窮屈さを感じさせないインテリアの工夫
壁や床がたくさん見えるほうが、視線が奥に向かって途切れることがないため、広く感じられます。
入居前は十分な広さと思っていたのに、家具を置いたら意外と狭かった!ということはよくあること。
限られた空間をいかに広く見せくつろげるか、そのカギはレイアウトとコーディネートにあります。
配置の工夫
- 低めの家具を選ぶ → 圧迫感を減らし、空間を広く見せてくれます。
- 壁沿いに配置する → 生活動線を確保
- 遠近法を利用 →入口手前は背の高いものを置き、対角線上の奥に低いものにすると、部屋に奥行きが出る
収納の工夫
- 「隠す収納」と「見せる収納」のバランス →見た目スッキリで生活感を抑えつつ、取り出しやすさも考慮
- 「掛ける」「吊るす」縦空間の有効活用 →賃貸でも壁につけられる棚、つっぱりラックタイプの収納で壁面利用
- 収納グッズの選び方 →スタッキングできるもの、追加可能な定番品のもの、多用途で使えるもの
インテリアの工夫
- 色を統一する →明る目のカラー、色数は3色に抑える、家具の色は床か壁の色に合わせてすっきりと
- カーテンやミラーを活用 → 天井からのカーテンで部屋を広く見せ、ミラーで奥行きを演出
- ラグや照明でゾーニング → 部屋のエリア分けをして、メリハリのある空間に
毎日を心地よく過ごすための暮らしの整え方
ひとり暮らしを快適に続けるには、生活習慣を整えることも大切。
たとえば、朝起きたらすぐにベッドを整える、使ったものは元の場所に戻すといった小さな習慣を身につけるだけで、部屋の乱れを防ぐことができます。
また、ひとり暮らしでは生活リズムが乱れがち。
特に食生活が偏りやすくなるため、簡単でもバランスの良い食事を心がけましょう。
外食やコンビニ頼りになりすぎないよう、手軽に自炊できるひとり暮らし向け調理家電を利用するのもおすすめ。
ほったらかしで調理時間を節約!1台でマルチに使え収納スペースを節約!料理のレパートリーが増えることで外食が減りお金が節約!
自炊のハードルも下がります。
食生活とともに、睡眠環境を整えることも大事です。
寝具や照明を工夫して睡眠の質をあげましょう。
まとめ
はじめてのひとり暮らしは、期待と不安が入り混じるもの。
でも、ポイントをおさえれば、限られたスペースでも快適な空間はつくれます。
- まずは必要最低限のモノからスタートし、必要に応じて買い足す
- レイアウトや収納を工夫して、ワンルームでも広く使う
- 生活習慣を整えて、健康的な新生活を送る
「選ぶ」「絞る」を意識して、自分らしい心地よい部屋づくりを楽しんでくださいね!