書類整理のコツ【情報は鮮度が命】

川崎育代

川崎育代

テーマ:情報整理

これからの時期、確定申告や年度末・学期末などで、書類の量が一気に増えます。
紙の書類もデジタルデータと同じ「情報」です。
情報は鮮度が重要であり、必要なときにすぐ取り出せなければ意味がありません。

そのため、書類整理の最も大切なポイントは「期限を決める」こと。
期限を設けずに溜め込むと、管理がどんどん難しくなり、必要な書類を探す時間やストレスが増えてしまいます。
これを防ぐために、日々の整理習慣を身につけましょう。




なぜ書類の整理は難しいのか?

書類整理が面倒に感じる理由のひとつが、「捨てる基準がわからない」ことです。特に

・再現できないかもしれないという不安(万が一必要になったらどうしよう…)
・感情が含まれている書類への執着心(思い出の手紙や賞状など)

この2つの理由から、不要な書類まで手放せず、どんどん溜まってしまいます。

また
・「とりあえず取っておこう」「いつでも捨てられる」と思いやすい
・溜まってしまうと物理的なスペースをとるため、積み重なるとさらに手がつけにくくなる
・いつまで保管すべきか判断が難しい

しかし、すべてを残しておくことが最適解ではありません。
一定の基準を持って整理すれば、必要な書類だけを管理できるようになります。


書類の種類別・整理のコツ

書類といっても、契約書など公的な証明書のほか、資料としてのカタログや書籍、子どもの作品など、いろんな種類がありますよね。
自分にとって「捨てづらい書類の種類」は、何でしょうか?

① レシート・領収書(家計管理)

  • 1ヶ月ごとにまとめ、月末に不要なものを処分
  • 確定申告が必要なものは「経費用」として別フォルダに保管
  • 可能ならアプリでデジタル管理(スキャンして保存)

② 学校のプリント・お便り

  • その場で処理をする(必要事項をカレンダーやアプリに入力)
  • 子どもと一緒に整理する習慣をつける(ファイルを使い「必要なもの」「提出が必要なもの」「処分するもの」に分類)
  • 見える収納を活用(壁掛けフォルダーやボックスに入れ、すぐ確認できるように)

③ 仕事の資料・契約書

  • 頻繁に使うものと保管が必要なものを分ける
  • スキャナーを活用し、デジタル化+クラウド管理
  • 保管期限を決め、定期的に見直す



忙しい人向け!効率的な整理術と収納方法

効率的な整理術

  • 5分整理の習慣:1日5分だけ整理する、一つ増えたら一つ減らすなど、マイルールを決める
  • 書類の住所を決める:カテゴリーごとの収納場所を決める(例:家計、仕事、子ども関連など)
  • 溜め込んだ書類を減らしたい時は、取っておく意味を自分に問いかけましょう。「何のために?」「なぜ取っておくの?」

効果的な収納方法

  • ファイルボックスを活用:ラベルをつけてジャンル別に管理
  • 吊るせる収納:壁掛けフォルダーでプリント類を見やすく整理
  • クリアファイルで仕分け:すぐ使う書類は透明なファイルで視認性を高める


その書類が「保存(長期的に保持)」なのか「保管(日常的に利用)」なのかで、収納用品や収納場所が変わります。
一番マズイのが、引き出しなどにとりあえずでしまうやり方。

重なって何があるのかわからない、いるものいらない物が混在する、見えなくなって探すのに時間がかかる・・・
そのためにも、「見える」「わかる」ことが大事です。



まとめ:書類整理も情報管理の一環

書類を放置すると、探す手間やストレスが増えます。
逆に、期限を決めて整理すれば、必要な情報をすぐ取り出せるようになり、生活がぐっと快適になります。

書類整理に悩んでいる方は、まず「今ある書類を分類すること」から始めてみてください。
そして、これから増える書類は「期限を決めて処理する」ことを意識するだけで、整理のハードルがぐっと下がります。

小さな工夫を積み重ねて、快適な生活を手に入れましょう!

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

川崎育代
専門家

川崎育代(ライフオーガナイザー)

株式会社サピュイエ

顧客に寄り添うことを大切に、生き方までしっかりと掘り下げてヒアリング。どんなふうに暮らしたいかを明確にし、人生まで整える仕組みを一緒に考える。一人一人、大事なことに集中できる環境づくりをサポート。

川崎育代プロは福井テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

物・空間・人生を整える仕組みを提案する片づけのプロ

川崎育代プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼