“あなたらしい暮らし”を支えるお手伝い
こんにちは
住まいと暮らしのコンサルタント 川崎育代です。
多くの地域で行われる1月の恒例行事である「どんど焼き」。
私の町内では先日の日曜日に行われました。
真っ赤に燃え盛る炎を見ながら私は、片づけと共通することが多いと感じていました。
どんど焼きは、お正月飾りや書き初めを燃やし、その炎で一年の無病息災を願います。
古くから日本人の生活に根付いており
「新しい年を迎えるにあたり、古いものを手放す」
という象徴的な意味が込められています。
この点で、どんど焼きは片づけと深い共通点があると言えるのではないでしょうか。
片づけの基本的な考え方のひとつに
「役目を終えたものを手放し、大切なものを見極める」というものがあります。
これを実践することで、心や空間に余裕が生まれ、新しいエネルギーを取り入れることができます。
どんど焼きもまた、過去の象徴であるお正月飾りを炎で浄化し、新しい年の健やかなスタートを切るという意味合いを持っているのです。
感謝とともに役目を終えたものを手放す
どんど焼きの特徴のひとつは、「感謝」を込めてものを燃やすことです。
例えば、お正月飾りは新年を迎えるにあたり、家を守ってくれた存在であり
それをどんど焼きで送り出す際には、感謝の気持ちが込められています。
この行動は、片づけにおいても重要なポイントです。
私たちが片づけをするとき、もう使わなくなったものに対して「今までありがとう」という気持ちを持つことで
単なる処分ではなく前向きな行為に変わります。
感謝の気持ちは、次に迎える新しいものへの心構えを整える役割も果たします。
空間の浄化と心のリセット
どんど焼きの炎には、浄化の意味があります。
物を見直し、役目を終えたものを手放すことは、物理的な空間を空けるだけでなく、心の中にも新しいスペースを生み出します。
特に、長年使わずに溜め込んでいたものや、過去に執着して手放せなかったものを整理することで
心が軽くなり、新たなスタートを切ることができるのです。
このプロセスは、どんど焼きでお正月飾りを燃やす行為と似ています。
どちらも「役目を終えたものを浄化し、新しいエネルギーを迎え入れる」ための儀式と言えるのではないでしょうか。
新しい年のスタートに向けた片づけのすすめ
どんど焼きは、ただものを燃やすだけの行事ではありません。
それは、私たちがものとの向き合い方を見直すきっかけでもあります。
そこで、新しい年を迎えたこのタイミングに実践してほしい、片づけのステップを以下にご紹介します。
1、家の中で溜まっているものを見直す
古い年賀状や書類、長く使っていないお守りなど
手元に残す必要のないものを仕分けましょう。
2、感謝を込めて手放す
手放すものには「ありがとう」と声をかけ
感謝の気持ちを持って処分します。
3、新しいものを迎える準備をする
手放した空間に、今年迎えたい新しいエネルギーや目標を
意識してみましょう。
どんど焼きは、私たちにとって単なる行事ではなく
片づけと心の浄化の大切さを教えてくれる貴重な機会。
改めて、家も心もスッキリさせ
新しい一年をより豊かに過ごしていきたいですね!