「満室経営」にとことんこだわる空室対策の専門家野田亮

「満室経営」にとことんこだわる空室対策の専門家

野田亮

物件をトータルコーディネートする独自の空室対策が評判

　千葉県松戸市・市川市・船橋市を中心に一都三県で不動産の売買・賃貸仲介、賃貸物件の管理、リフォーム・リノベーション工事を行っている「アールフィールズ株式会社」。“不動産の総合商社”と称して幅広いサービスを提供していますが、もっとも得意としているのが賃貸住宅の空室対策です。

　「例えば仲介業務など、何かひとつのサービスに注力するだけでは効果的な空室対策とはいえません。市場調査や広告、工事も含めた物件ごとのトータルコーディネートが大切です」と話すのは、代表取締役社長の野田亮さん。その言葉通り、同社ではプロモーション活動による集客や、リフォーム・リノベーション工事による建物の価値向上など、物件の特徴に応じてさまざまな施策を組み合わせることで入居率を高めています。

　「自社サービスの『ゼロ賃貸』『subReno（サブリノ）』も、その一貫です」と野田さんは続けます。独自のマーケティングで見えてきたのは、入居希望者にとって初期費用が大きな負担となっている事実。「ゼロ賃貸」は、そんな入居希望者の懸念を払拭するサービスです。「当社が初期費用を立て替えることで入居時にかかるコストを減らすことができます。オーナーさまも募集条件を変更する必要がありません」

　一方「subReno」は、リフォームやリノベーションが必要だが費用の捻出が難しいオーナー向けのサービス。同社が工事代の立て替えとオーナーの一定収入を保証します。ローンの返済期間中、ひと部屋あたりの家賃収入は少額になるものの、実質的には資金を用意しなくても物件をリフォームでき、収入も得られると好評だとか。

賃貸住宅経営に関するワンストップサービスで管理物件の平均入居率は98.1％

　「簡潔に言えば、賃貸住宅オーナーさまの満室経営をかなえる会社です」。自ら経営する会社をそう表現する野田さんですが、自信に満ちた言葉の背景には過去の実績があるようです。

　「今まで預かった物件で満室にできなかったことは一度もありません。平均3カ月で全物件を1度は満室にしています」。入居・退去の兼ね合いから常に満室とはいきませんが、それでも平均入居率は98.1％に及びます。

　独自の空室対策が評判を呼び、現在は約1000戸の物件管理を任されているという野田さん。多くのオーナーから選ばれる理由を聞くと「お客様との約束を必ず守ること」と笑みを浮かべます。自身を支えるのは、これまで築いてきた経験値だといいます。
「私は、工事業から不動産業に転身しました。工事業で培った建築の知識と、不動産業で得た物件管理や売買・賃貸仲介の知識。それらを組み合わせてノウハウ化したのが今のサービスです。不動産取引から工事、管理まで賃貸住宅経営に関わるあらゆることをワンストップで提供できる点が当社の強みです」。入居者のニーズやオーナーが抱える課題に向き合い、一つずつ丁寧にこたえている様子がうかがえます。

　「大手の場合、事業ごとに分社化されていることも少なくありません。その点、当社はすべてのサービス・機能を一つの会社に集約しています。少数精鋭のため連携がスムーズでスピーディな対応が可能ですし、結果的にコストパフォーマンスでも納得していただけると自負しております」

得意とする事業フィールドで、さらなる飛躍・成長を目指す

　大学卒業後、大手の水道設備工事会社に営業として入社した野田さん。そこで感じた「より広い視野を身につけて、お客さまにとっての本当の満足を追求したい」という思いが、本格的に不動産の道へ進むきっかけとなりました。しかし、それは決して当初から描いていた未来予想図ではないといいます。

　「学生時代はラグビーに打ち込んでいました。就職活動の条件も“ラグビー部のある会社”で、たまたま縁があったのが水道設備の工事会社だったんです。ですから工事業を希望していたかと聞かれると、胸を張って『はい』とは言えず…。それでも前職を含めて“住環境”という分野にずっと携わっているのは、誰かの人生に関わる仕事にやりがいを感じているからです」と野田さん。その気持ちは「自社利益よりも顧客満足度を第一に考える」という事業モットーにも表れています。

　「2010年に創業して以来、事業に誠実に取り組んできました。おかげさまで、数多くのお客さまとご縁を結ぶことができました。今後の目標としては、次の二つを掲げています。一つは困っている賃貸オーナーさまを一人でも多くサポートしていくこと。もう一つはマンションなどの1棟住宅を買い取り、自社でリフォーム・リノベーションを行い、会社の名前がついた物件として販売していくこと。とりわけ後者は、ワンストップサービスを強みとする私たちの特徴をもっとも発揮できるフィールドです。積極的に拡大していきたいと考えています」

（取材年月：2021年6月）

顧客の利益・満足を最優先に賃貸物件の満室経営をサポート

物件をトータルコーディネートする独自の空室対策が評判

賃貸住宅経営に関するワンストップサービスで管理物件の平均入居率は98.1％

得意とする事業フィールドで、さらなる飛躍・成長を目指す

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