人にも建物にも優しい真の健康住宅をつくる一級建築士貝畑勝則

人にも建物にも優しい真の健康住宅をつくる一級建築士

貝畑勝則

“呼吸する家” 長寿命住宅が、健康をつくる。

「わが家の建築を任せられるのはこの人しかいない」。建築のプロにそう言わしめる人物が、千葉市でカイハタ建設を営む一級建築士の貝畑勝則さんです。約20年前から健康住宅づくりに心血を注いでいます。

　「健康住宅は“人にやさしい” がもっぱらのキーワードですが、うちの自慢は“人にやさしく、さらに建物にもやさしい”住宅です」と貝畑さん。絶対的な自信の根拠は日本で数社しか請け負うことができない「エアブレス工法」。なんと木造住宅の構造内部の空気を24時間循環させます。

　「湿度の高い日本では壁中など見えない部分に結露が生じ、いずれ木材が腐食しまう。その結果、建物が朽ち果てます。エアブレスでは床下・天井・壁体内から屋根裏まで常に空気を強制的に動かす。木材を適度な乾燥状態に保つことで家の寿命は100年にも200年にも伸びます」

　湿気を温床とするカビ・結露・白蟻とはもちろん無縁。また、常に新鮮な外気を取りこみ特殊フィルターで清浄するため、花粉症やアレルギー、アトピーを患う方にも効果的だと言います。まさに、人にも家にもやさしい、真の健康住宅です。

　さらに、高気密・高断熱ゆえに冷暖房の効率も抜群。冬場は専用のボイラーにつなげば、家全体が“ふわっと暖かい春の心地よさ”に包まれ補助暖房は不要。省エネ・省コスト効果も望めるとか。良いことづくめと言えるこれほどの高性能住宅を可能にしているのは、健康住宅を研究し尽くして得た高い見識と技術。住宅に厳しい目をもつ一級建築士や建築業界の方々も「貝畑さんならば」と自宅の建設を任せるそうです。

高いレベルの“当たり前”で、安心・安全を堅守する。

　「建築基準法は最低限でしかない」と、安心安全対策にも独自基準で取り組みます。基礎工事では通常の約1.5～2倍もの建材を使用し、建設にあたるのは県内有数の腕をもつ職人のみ。別の建設会社で自宅建設を進めていた人が、素人目にもわかる貝畑さん達の堅牢な基礎工事を見かけて肩を落とした。そんな逸話もあるほど妥協のない仕事ぶりです。

　大学卒業後に大手ゼネコン、住宅会社に勤務した貝畑さん。その経験を生かし、分業が常識の建築界にあって、プランニングから設計デザイン、現場管理に工事監理とすべての場面を自ら担います。　

　「的確な判断には総合的な目線が必要です。設計しか知らない、現場しか知らないではダメなことがある。うちは一から十までを私が把握しますから、あらゆる事態に対応できます」。一人でほとんどの役割をこなすため、他社が手がける同レベルの高性能住宅よりコストも当然抑えられますし、何より大きな利点は、施工法や仕様がギリギリまで変更可能なこと。お客様もとても安心されるそうです。

　驚くことに、土地選び、資金計画の相談まで無料で引き受けます。銀行の融資相談への同行も少なくありません。「見落としがちですが、住宅ローンは利子がつくため、家自体の金額を大きく上回る。その点を考慮して慎重に計画しなければなりません」と、金融の知識を得るためにファイナンシャルプランナーの資格まで取得。「家づくりは商品を作ることではなく、住まう方の人生に寄り添うこと」と語る貝畑さんには、当然のことなのかもしれません。

　「工事もサービスも、貝畑さんが考える“当たり前”は、本当に高いレベル」「またぜひ仕事をお願いしたい」。お客さん達は口々に真摯な仕事ぶりを称えます。

100年住宅を成し遂げる、妥協のないアフターケア。

　建物が完成したら「はい、終わり」となる他社と異なり「ここから一生のお付き合いが始まる」と貝畑さん。些細なことでもお客様にとっては不安なことだと、いつでも連絡できるようにと定休日を設けず、携帯電話はお正月も24時間切りません。問題が何もなくとも年に一度は実際に足を運び、必ず自分の目で建物を点検。一軒ごとに「家カルテ」と呼ぶメンテナンスファイルを作成し、住宅履歴情報をすべて管理する徹底ぶり。また、オリジナルの情報誌を無料で送付するなど、常にお客さんをフォローし続けます。

　カイハタ建設の評判を聞き県外や全国からの依頼も多いそうですが、アフターケアが万全にできないからと、請け負うのは県内のみに限っています。「経営を考えると引き受けた方がいいのでしょうが、自分の目が届かないとどうも不安で。損な性分ですね」と頭をかきます。

　精魂を込めて作りあげた、嘘いつわりのない健康住宅。お客さんにとって夢の家であると同時に、自身の誇りでもあります。「普通の住宅は30年も経つと建て替えを考える頃。ですが、うちのは目に見える部分も目に見えない部分も、元気いっぱい」と胸を張ります。

　「家づくりは本当にワクワクするものです。遠慮せずにどんどんわがままを言ってください。夢をぎっしり詰め込んだ家を一緒に作りましょう」。貝畑さんが手がけた住宅は、100年後も輝き続けているに違いありません。

（取材年月：2012年7月）

木の家に、永く、快適に、健康に暮らす。

“呼吸する家” 長寿命住宅が、健康をつくる。

高いレベルの“当たり前”で、安心・安全を堅守する。

100年住宅を成し遂げる、妥協のないアフターケア。

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