人脈を活用して経営者の困りごとを解決に導く専門家本村能満

人脈を活用して経営者の困りごとを解決に導く専門家

本村能満

幅広い経営者ネットワークをもとに、営業支援や販路開拓をサポート

　「人脈を広げたい」「営業体制を強化したい」などビジネスの壁を感じたとき、身近に相談できる相手はいますか。「Blast associate」代表の本村能満さんは、そんな困りごとに寄り添い、営業支援や販路開拓などをサポートしています。

　「コンサルというと、高額で手が届きにくいと感じられがちですが、私たちは、経営者の方々が小さい悩みでも気軽に相談できるようにとサービスを立ち上げました。最近は、〝販売先を増やしたい〟〝こんな会社とつながりたい〟など、営業活動の入り口でのご相談が多いですね」と本村さん。

　これまで10年以上で出会った、のべ3000人の経営者や企業の役職者など幅広いネットワークを活用し、販路やビジネスチャンスにつながる経営者同士のマッチングを支援します。
　「人脈を線路のように次々つなげていく『人脈鉄道理論』をベースに、アライアンスや連携をサポートします。私自身がもともと身を置いていた、ファイナンス、不動産、通信、コンサル業界のほか、出身大学や、最初の勤務先だったダイエーグループのOB会のつながりもあり、人脈の幅広さには自信があります」

　コスト面でも利用しやすいよう、サブスクリプション型の月額制を設定。営業戦略の立案やターゲット選定、人脈紹介などをセットにしたプランや、個別コンサルティングなど、企業ごとに内容をカスタマイズします。
　「売り上げアップはもちろん、その商品やサービスを購入するエンドユーザーがハッピーになるかという視点を大事に、クライアントのビジネスを応援します」

ゴルフのプロキャディの支援をはじめ、「推し活サービス」も始動予定

　本村さんのサポート内容は、スタートアップから上場企業まで多岐にわたります。ある飲食店オーナーから多店舗展開の相談を受けた際は、約200店を運営する経営者とつなぎ、複数店舗のマネジメント体制を整備するサポートを行いました。また、おもちゃのサブスクサービスを展開する企業には、保育園や学童の運営会社を紹介し、関東圏での受注を獲得。地方から東京進出を目指す企業からの相談では、費用面のニーズに応え、支店を設けずに営業チームの編成を行いました。

　「企業同士をつなぐ際は、双方にメリットがあるかを十分考え、どちらもが満足できる解決策を提案します。『紹介してもらえて本当に助かった』『商品の売れ行きがよくなった』などのお言葉が励みになります」

　サポート終了後も、何かあればすぐに連絡を取り合える関係が続いているそうです。
　「SNSを通じて『こんな人がいるから紹介したい』と連絡をいただくことも。私自身が身に付けてきたコミュニケーション術や人脈形成術をお伝えして、組織づくりをお手伝いする機会も増えています」

　また、自身の〝推し活〟経験から、「推し活サービス」も計画中だそう。2024年6月からは、プロキャディ・大和久仁一朗さんをスポンサーとしてサポートしています。
　「私自身、ゴルフが好きで、キャディさんを応援することで、新たな楽しみ方が広がりました。ジャンルを問わず、推し活ツアーや、ファンイベントのコーディネートなど、〝推し〟を応援しやすい環境をつくります」

自身の悩みをきっかけに、経営者が集うサークルを経て、起業へ

　本村さんは、大学卒業後、ダイエーグループのクレジットカード会社で10年以上勤務し、経営企画や新規事業開発などに従事。その後、不動産会社の新規事業として、家賃保証会社の経営者や、通信会社で販路開拓の責任者を務め、経験の幅を広げました。

　経営者として悩んだときに「相談できるところがない」と感じたことが、起業のきっかけだったとか。
　「最初は、サークルの形で、知人の経営者らとつながるルートをつくりました。そのうち、ボランティアで経営の相談に応じることも多くなり、会社組織にしようと考えました」

　2019年に「Blast associate」を設立。「ブラスト」は、アメリカンフットボールのディフェンスを突破するプレー、「アソシエイト」は仲間の意味です。
　「仲間と共にいろいろな物事を突破しようという願いを込めて名付けました。アメフト経験はないですが、前身のサークル仲間に元選手が多くて」と笑顔で話します。

　企業ポリシーに掲げるのは、ダイエーの創業者、中内功氏の言葉「ネアカ　のびのび　へこたれず」。その思いを次のように話します。
　「キャリアの原点はダイエー時代にあるので、その〝イズム〟を受け継いでいきたいという思いがあります。前向きに・自然体で・あきらめずに取り組む姿勢を大切に、社員にも浸透させたいですね」

　「経営者一人では乗り越えられない壁でも、仲間をつくれば、突破できる確率は上がります。つながることで新たな可能性を切り開きませんか」とエールを送ります。

（取材年月：2024年8月）

経営者同士がつながる機会を提供し、ビジネスの壁を突破

幅広い経営者ネットワークをもとに、営業支援や販路開拓をサポート

ゴルフのプロキャディの支援をはじめ、「推し活サービス」も始動予定

自身の悩みをきっかけに、経営者が集うサークルを経て、起業へ

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