受講者に合わせた手本で分かりやすく指導。通信教育も実施
幼児から中学生の教育書道の指導に定評があり、希望する生徒一人ひとりに手本を揮毫。全国の書道展で多数の受賞を導く。近年は通信教育にも力を注ぎ、手本動画や無料手本などを配信。また、展示会も開催している。
経歴
全国展への入賞を多数誇り一目置かれる「東天書道会」を設立した書家の父・東天指導のもと、4歳から書を始める。大東文化大学、日本書道専門学校に進学し、山崎大抱先生を筆頭に高名な先生方に指導を受ける。抱雲会錬成会や日中友好使節団にも参加して書を研鑽する。
1980年に帰郷後、父の助手に。芸術書から教育書道へ専念。1990年頃から芸術書活動を再開した父の意思を受け継ぎ、会員を指導し、手本も多数揮毫する。2013年に出展した自身の作品が「国際架橋書展」国土交通大臣賞を受賞以来、教育と書作の二刀流で仕事に励む。現在は「東天書道会」の2代目会長を務める。
実績
東天書道会では全国のさまざまな書道展に応募し、創立以来文部科学大臣奨賞以上の受賞者は388名(2020年12月現在、団体賞受賞3回を含む)。ほか、全国展へも多数入賞しています。
(会員の主な受賞)
●高野山競書大会 弘法大師賞・金剛峰寺賞受賞(40回・45回・50回記念展には会員は中国に招待)
●JA共催全国小・中学生書道コンクール 農林水産大臣賞・文部科学大臣賞11名受賞
●大東文化大学全国書道展 2012年最優秀団体賞ほか、文部科学大臣賞3名受賞
●全国防災書道展 大臣賞制定以来連続受賞
●日台青少年スカラシップ 台湾研修旅行5名招待
●近江神宮全国献書大会 文部科学大臣賞10年以上連続受賞
●産経ジュニア書道コンクール(2014年より応募) 文部科学大臣賞3名
●産経国際書会30周年記念産経ジュニアコンクール 台湾研修旅行2名招待
●明治神宮主催 全国少年新春書道展(創立以来応募) 毎年多数特選入賞、神前回廊展示
など
(個人の主な受賞)
●「国際架橋書展」国土交通大臣賞受賞(2013年)ほか、東京都知事賞、文部科学大臣賞、全国書道教育功労章など
資格
◆文部省認定毛筆書写検定1級
◆所属等
東天書道会会長、国際架橋書会理事、産経国際書会審査会員など
事業者情報
- 氏名
- 佐々木天道(ささきてんどう)
- 職種
-
教育書道家
教育書道家
- 教室名
- 東天書道会
- 事業内容
- ●書道教室・通信教育・指導者のサポート
●毛筆筆耕・誕生祝軸(額)など、毛筆揮毫依頼受付 - 特徴
- 「健康で美しい書」をモットーに書道を指導。青森県内の4教室ほか、通信教育も実施しています。手本は年間3000点~4000点の揮毫(半紙、全紙、条幅、条幅2分の1、条幅4分の1など)を行い、書道展や書道コンクール等への出展を応援。弘法大師賞や文部科学大臣奨励賞をはじめ、さまざまな全国展で受賞へ導いています。
さらに、教育書道の未来に向けて書道塾指導者および指導者を目指す方々を対象にレベルアップのサポートをしています。
教育書道以外にも、依頼を受けて感謝状・表彰状・卒業証書などの毛筆筆耕も行っています。また、「東天書道会新春書道展」「弘前さくらまつり書道展」、関係各市町村秋祭りなどに作品を展示し、書道全体の普及と発展はもちろん、書道を通して地元の活性化にも貢献しています。 - 住所
-
〒038-1215
青森県南津軽郡藤崎町大字若松字森越30-5 - アクセス
- JR奥羽本線 北常盤駅 徒歩10分
- 受付時間
- 7:00~20:00
- 定休日
- なし
- ホームページ
- https://touten.site/
- 教室案内
- ●常盤教室
金曜日 午後3時~午後8時
土曜日 午後3時~午後9時
住所 藤崎町常盤一西田34(藤崎町常盤生涯学習文化会館向)
TEL 0172-65-2161
●黒石教室
火曜日 午後4時~午後9時
水曜日 午後3時~午後9時
住所 黒石市市ノ町48(生活支援プラザJ2階)
TEL 090-2956-4929
●弘前教室
月曜日 午後4時~午後9時
土曜日 午前8時~午前12時
住所 弘前市向外瀬3丁目(向外瀬向倫館)
TEL 0172‐37‐2123
●青森教室
木曜日 午後4時~午後9時
住所 青森市浪岡大字浪岡字平野134(公文浪岡教室と同じ)
TEL 0172‐62‐7075
●参考手本・通信教育・筆耕依頼
下記のホームページより参考手本等をお申し込みください。
https://touten.site/ - 東天書道会の歩み
- ~東天書道会の歩み~
東天書道会は1960年に、父の東天(初代会長)が設立。東天の長女の小学校入学にあたり、書の手ほどきをしていたところ、近所の方々に要望された事がきっかけとなる。父は教育書道に専念するため、こころざしてきた芸術書を断ち、会員である児童生徒を自分の分身として熱心に指導。
「井の中の蛙になってはならない。全国に通用する書を指導しなくてはならない」という父の指導理念のもと、会員の作品を全国の書道展へ次々出品。会員も父の理念を継承する事により書が上達し、全国展で認められる教育書道団体に成長。
私・(2代目会長)は4歳から父の指導のもと書を始める。高校時代に一時期遠ざかったが、書道教育で有名な大東文化大学に入学して再開し、書道実技を高名な教授陣より受講。卒業後は日本書道専門学校漢字研究科に進学し、小字数および臨書の指導を山崎大抱先生から指導を受け、先生の推薦により手島右卿先生の抱雲会錬成会へ参加。在学中に毎日新聞社主催「日中友好使節団」の団員として、中国の北京・洛陽・西安・上海を兼学訪問するなど、芸術書の研鑽に邁進。
1980年、父が多忙のため倒れたとの電報が母と姉の策略により届き急遽帰郷し、父の助手として当会の会員を指導するように。父の指導理念を受け継ぎ、会員のために、芸術書から教育書へ専念することを決意。
1990年頃から父は芸術書活動を再開し、1993年に自らの書を「古今体書」と命名。翌年に「国際架橋書展」で建設大臣賞を受賞した事で、再び芸術書を探求するようになり、国内外の展覧会に年間20か所以上出展。そのため会員の指導のほとんどは私に任され、以来、主に私が児童生徒の手本を揮毫するように。
1995年、5年ごとに開催していた同会の展示会を、創立35周年を機に「未来の家寶展」と名付けて刷新。50年後、100年後の未来の家族へ、自分の作品と作品集を伝承し、書によって未来を願う展示会になる。
2000年、春の創立40周年記念では、韓国の大林画廊で「日韓友好書道展」を開催。同年、中国北京の八達嶺長城碑林公園に父の古今体書「雄観」が建立される事になり、碑面の裏には会員の歴代大臣賞受賞者101名の名前を無償で刻す。また、長城碑林公園を桜の名所にするため、会員を筆頭に多くの方々から協力をいただき240本の桜の苗木を植樹。
2005年、弘前観光コンベンション協会の依頼により「第1回弘前さくらまつり書道展」を開催。同年、東天書道会創立45周年記念「未来の家寶展」開催。
2008年、中国の北京オリンピック開催中、中国文化局の中国対外文化交流会により「中日青少年友好交流会」が企画。文物文化国際旅行社から日本代表として招聘された会員9名を引率して参加。
2010年、東天書道会創立50周年記念「未来の家寶展」を開催。佐々木東天「弄筆50年」作品集を作成。
2011年、3月に東日本大震災が勃発したことから、「第6回弘前さくらまつり書道展」と共に「東日本復興支援書道展」を開催。復興後被災地に桜を植樹する事を願って「東日本大震災復興支援桜植樹基金」を積み立て。植樹するまでの5年間、毎年実施。
2013年3月21日(春分の日)、当会創立者の父が他界。父は約10年前に縦靭帯骨化症を患っていたが、名医の手術により奇跡的は復活し、術後も創作意欲は衰えず晩年まで作品を制作。入院していた弘前記念病院に「醫藝(医芸)」「白衣の天使」、弘前市エストクリニックに「仁術感謝」、藤崎町常盤会病院に「医安」の作品を寄贈。また、「感動の人生」と揮毫した作品は、日本人として初めてスペイン国立プラド美術館へ収蔵。
父の他界以来、私(天道)は教育書道と共に書作品を制作する事となり、同年12月開催の「国際架橋書展」に応募した作品が国土交通大臣賞を受賞。教育と書作の二足のわらじを履くことになる。
2015年、東天書道会創立60周年記念「未来の家寶展」を開催。
2016年3月、青森県藤崎町の協力により、岩手県田野畑村の島越地区の河川敷に念願の東日本復興支援「希望の神代曙桜」を、藤崎町・田野畑村の関係者および当会会員の約100名で植樹。
2020年春、新型コロナウイルス感染拡大防止のため緊急事態宣言が全国に発令されたことにより、弘前公園は封鎖され「弘前さくらまつり」が開催中止に。一般公開での「弘前さくらまつり書道展」は開催できなくなったが、常盤ふるさと資料館「あすか」を一日借用して無観客でビデオ撮影のための展示会を開催し、YouTubeにて動画配信。同年秋、東天書道会創立65周年記念「未来の家寶展」を開催。
現在、私は東天書道会の2代目会長を務め、教育書道家として青森県で教室に加えて、通信教育で全国の希望者に指導。教育書道の未来に向けて書道塾指導者および指導者を目指す方々を対象にレベルアップもサポート。また、会員の発表の場として、「東天書道会新春書道展」「弘前さくらまつり書道展」などの展示会も開催。
一方、新型コロナウイルス感染拡大に伴い2020年春に国内で緊急事態宣言が発動され、「書道教室へ通えない」「書を書きたくても書けない」子どもたちが全国に多くいる事を憂い、コロナ終息まで毎月、無料ダウンロードできる参考手本をホームページに掲載し、YouTubeで参考手本の動画を配信。
ほかにも、各市町村・会社・学校からの依頼を受け、感謝状・表彰状・卒業証書を中心に毛筆筆耕を実施。国際架橋書会理事などに所属する。
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