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360度見渡せるパノラマコンテンツを取り入れ、見る人が体感できるウェブサイトでビジネスをサポート

パノラマコンテンツ活用で個性が光るウェブサイトを制作するプロ

瀧澤満

パノラマコンテンツ活用で個性が光るウェブサイトを制作するプロ 瀧澤満さん
瀧澤満さん作業風景

#chapter1

世界にアピールできる!ウェブの力を効果的に使い、中小企業を応援

 あなたはウェブをどのように使っていますか?
例えばランチのお店探し。検索ワードを入力すると、Googleマップ上にいくつかの検索結果表示が出ます。その中の一つをクリック。するとお店の写真が表れ、カーソㇽの動きに合わせて画像が360度回転します。まるでその場にいるかのような臨場感。これがGoogleマップの機能の一つである、ストリートビューです。

 飲食店や宿泊施設をはじめ、ヘアサロンやインテリアショップなど、さまざまな店舗・施設で活用されているので、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

 このような360度パノラマ画像・映像や、ドローンを使った空撮を取り入れたウェブサイト制作を得意としているのが、青森県八戸市に拠点を構える北の国ウェブ工房です。代表の瀧澤満さんは撮影・編集、さらには検索で訪れたユーザーを逃さない仕組みづくりまで提案し、北東北の企業・店舗の発展を支援しています。

「すごくいい技術や商品があっても、それを世の中に発信できていないために廃業に追いこまれるケースもある。お客様がウェブでどんどん情報発信し、商圏を広げていってくれれば嬉しいですね」と瀧澤さんは言います。クライアントの中には海外のサイトに対応し、世界に販売網を広げた地元企業もあります。

 Googleストリートビューの認定フォトグラファーである瀧澤さん。現在はその高い撮影技術を活かし、360度見渡せる3D映像で住宅の内覧ができる「バーチャル展示場」、パノラマ写真に動画・BGMなどを盛り込んだ「VRパノラマ」などサービスの幅を広げています。
また近年注目のドローン空撮もお手のもの。撮影申請から編集までトータルで引き受けます。

#chapter2

好きなことで起業するため10年かけて準備。56歳の再スタート

 瀧澤さんの前職は大手食品会社の営業。37年間のサラリーマン生活を経て起業したのは、2010年のことでした。
「退職したのが55歳、起業が56歳のときだったんですが、その10年ほど前から自分で仕事を立ち上げたいと思っていました。だからいきなり転身したというよりは、何なら続くかな、商売になるかなと少しずつ準備していった感じ。その中で興味を持ったのがパソコンでした」
まずはパソコンのハード・ソフト両面について広範な知識が必要とされる民間資格、パソコン整備士(特定非営利活動法人パソコン整備士協会主催)を取得。しだいにウェブに興味が移り、ホームページ制作を手がけるようになりました。

 現在、社会福祉法人、住宅建設・リフォーム会社など、クライアントの業種は多岐にわたります。ウェブ関連の技術やトレンドも日進月歩。忙しい毎日ですが「ウェブの世界はどんどん変わっていくからこそ面白い。趣味の延長線上なので、仕事が辛いと思うことはないですね」とか。60代を迎え、ますます充実した仕事人生を歩む瀧澤さんです。
 パソコンやスマートフォンを苦手とする人も多いシニア世代に対しても丁寧に教え、要望に応じてマニュアルを用意するなど、かゆいところまで手が届くサービスを心がけています。

「ある中小企業のウェブサイトを作ったとき、二代目の息子さんは一生懸命なんですが、創業者の社長さんは最初『なんだ、そんなもの』という感じ。ところが完成したら、社長さんのほうが喜んで、周囲に『ホームページはいいぞ』と勧めていたことがありました(笑)。世代間のギャップはありますが、使ってみれば重要性は分かってもらえると思います」

ドローンを飛ばす瀧澤満さん

#chapter3

企業・店舗から景勝地まで。地域の魅力をパノラマで発信

 2020年の東京オリンピック開催を控え、日本を訪れる外国人観光客は増え続けています。日本政府観光局(JNTO)の訪日客数データによれば、2018年は3,000万人の大台を突破。中でも青森県は、観光庁による「都道府県別外国人延べ宿泊者数(平成30年1月~12月/速報値)と前年比」の調査結果で、前年比+45.7%の伸びを示し、全国1位となっています。

 そこで瀧澤さんが考えているのが、パノラマコンテンツを観光に役立てること。ドローン空撮では地上から150mまでの空中で静止画や動画を撮影でき、さらにそれを地上での撮影映像と組み合わせることで、より臨場感のある、魅力的な演出が可能になります。このように地上と空がつながった空撮コンテンツは、全国的にも例が少ないとか。
「このような画像・動画をグーグルマップと関連づければ、強力な観光PR手段になります。青森県には奥入瀬渓流、十和田湖、八甲田山など素晴らしい景勝地がたくさんありますし、独自の祭りや雪深い気候といったものも魅力的な観光資源。大都市圏で進んできているパノラマコンテンツ活用をこの北東北で進められれば、地域の未来が拓けると私は思っているんです」

(取材年月:2019年9月)

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瀧澤満

パノラマコンテンツ活用で個性が光るウェブサイトを制作するプロ

瀧澤満プロ

ホームページ・スマートフォンサイト制作

北の国ウェブ工房

Googleストリートビュー、ドローン空撮、パノラマVR技術などを活用。ウェブサイトに360度パノラマ写真を取り入れることで、企業や店舗の魅力を効果的にPRします。MEO対策で集客力アップもサポート。

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