独立系ファイナンシャルプランナー！家族の人生設計を支えるプロ土田茂

独立系ファイナンシャルプランナー！家族の人生設計を支えるプロ

土田茂

ライフプランの設計アドバイザーとして活躍する独立系FP

　「自分と家族の10年先、30年先の生活を考えたことがありますか？」とメッセージを発する「ライフ・デザイン・ラボ」の土田茂さんは、秋田では珍しい「独立系のファイナンシャルプランナー（以下、FP）」として、これからの時代に合った家計の見直しやライフプランの設計・実現のアドバイスを行っています。

　FP＝「保険屋さん」というイメージが強いのですが、土田さんは本来FPの主業務である「ライフプランの作成・実現」のサポートを中心に活動を展開。相談者が送りたい将来の生活を具体化し、実現にはお金がいつ、いくら必要かを算出。このままの生活で問題ないかを探り、実現が難しいならどんな対策（家計・保険・資産運用・住宅ローン等の見直し）が必要かを提案するのが土田さんの役割です。このように保険だけローンだけなどの部分的な対策ではなく、全体での対策が行えるのが土田さんの強みでもあります。

　現状、土田さんの元へ相談に訪れる顧客は、30〜40代の子育て世帯が中心。紹介顧客のほかに住宅ローン相談、保険の見直しなど、顕在化している問題について相談に訪れることが多いようですが、土田さんは表層の問題ではなく、未来の懸念点を解決していきます。例えば、家を建てたい、住宅ローンを組みたいと相談に来た場合、予算だけでなくローン完済年齢も考えてほしいと警鐘を鳴らします。安易に35年の長期ローンを組む方が多いのですが、40歳であれば払い終えるのは75歳。退職後で給料もなく、また年金不安と言われる今、果たして支払いは問題なくできるのでしょうか。そこで土田さんは予算の段階から家計の収支とローンのシミュレーションを行い、どんな返済方法が最も安心かを確認していきます。

　老後や将来の資金相談も、相談者それぞれの性格や希望に沿った提案を行います。例えば「投資」という言葉に抵抗感を抱く人もいますが、土田さんも当然無理には勧めません。しかし、ライフプランの実現に金利の力が必要であれば、投資商品を活用した場合と、投資商品ではなく保険等で運用した場合のシミュレーションも行い、グラフなどで視覚化し判断してもらいます。

本来FPの主業務であるべき「ライフプランの作成・設計」を中心に活動を展開

　自動車会社の整備士、広告代理店勤務という今では想像できない経歴を持つ土田さんの転機は、ある生命保険会社からヘッドハンティングを受けたことから始まります。土田さんには早くに母親を亡くし、経済的な理由で大学へ進めなかったという過去があります。「もし母親が保険に加入していれば、自分も苦労することはなかったかもしれない」。当時の自分と同じような境遇の人を救えるかもしれないと考えた土田さんは、保険の営業マンというよりもコンサルタントに近い会社の方針にも賛同して転職を決意。しかし、顧客の「人生設計＝ライフプラン」を考えていく際、それを実現するための方法として保険しか提案できないという実状に限界を感じるようになりました。

　「保険は低金利なので保険で将来の貯蓄をすると、掛金が高額になり、長期に渡る支払いは大きな負担になってしまいます。しかも、毎月の掛金は貯金や投資の様に自由に増減できません。今は払えても子供が成長して出費がかさんだ場合など将来の家計を悪化させてしまう可能性があります。また、保険商品は物価上昇に弱いという特徴もあり若い世代の資産運用には不向きなケースが多いのです」

　FPの資格を取得し「資産運用」について学ぶうち、資産を増やすには投資が適切だと気付きます。「証券は資産を増やすため、保険は万が一の備えとそれぞれ役割があるにも関わらず、保険だけでライフプランを扱うことには限界があります。また、日本政府が物価上昇させると言っている以上、物価上昇に対する策をある程度講じておく必要があります。」

「想いを叶える」コンサルタントとして…

ライフプランの実現方法は人によってさまざまな形がありますが、土田さんは相談者との対話を重要視し、どんな方法が適しているかを模索していきます。土田さんの役割はあくまでもライフプランを実現するための選択肢の提案であり、最終的に決めてもらうのは相談者本人。もちろん、それぞれのリスクや懸念点などをアドバイスし、多くの判断材料も与えています。また、顧客との対話を通して性格、重視している点などの「価値観」を発見し、それを叶えることができる提案を心がけています。そうした家庭の価値観を知るためには、夫婦二人で来てもらう必要があり、どちらか一人では効果も薄くなると話します。

　「秋田でも、東京以上の本物のFPサービスを提供したい！」という思いから、頻繁に上京し情報を収集している土田さん。その全てが、相談者や家族の笑顔や夢の実現へとつながっていきます。「想いを叶える」コンサルタントとして、今後の活躍が期待されます。

（取材年月：2015年11月）

「子育て家族」の家計見直しとライフプラン設計で、未来を守るファイナンシャルプランナー

ライフプランの設計アドバイザーとして活躍する独立系FP

本来FPの主業務であるべき「ライフプランの作成・設計」を中心に活動を展開

「想いを叶える」コンサルタントとして…

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