谷口庄一プロのご紹介
総合的な知見からまちづくりを提案する都市環境プランナー(2/3)
エコマネーセンター事務局長として環境通貨の社会実験を成功に導く
都市環境学の研究者としても知られる谷口さん。これまでにも環境や都市について多くの研究や経験を積んできました。在学していた豊橋技術科学大学の大学院では、インドの大都市問題やスラムなどを研究。卒業後は、公共社会基盤整備などを手掛ける総合建設コンサルタントの日本工営に入社し、ダム建設により移転した住民のための生活再建計画を担当したり、マレーシアでハイテク工業団地の設計などを手掛けてきました。
そして転機となったのは、万博の開催を控える愛知県への転勤。万博のテーマである「自然の叡智」に基づいた基本計画づくりから携わりました。その後、13年間勤めた日本工営を退社。2002年には一念発起し、名古屋大学大学院の博士課程で「循環型環境都市の構築手法に関する研究」を行うとともに、科学技術交流財団コア研究員として文部科学省の研究プロジェクトに従事し、いかにして自分の利益よりも社会、地球のために利他的な行動を取れるかという課題に取り組んできました。
そのような研究の成果が発揮されたのは2005年の愛知万博のとき。スーパーでレジ袋を断ったり、環境イベント参加などの環境配慮行動に対して得られるスタンプや参加証を「エコポイント」化して、植樹などに寄付できる「EXPO(エキスポ)エコマネーセンター」の事務局長に就任。60万人もが訪れた人気パビリオンに成長させました。さらに、「自然を守りたい」という気持ちや行動のポイント化による可視化や、環境保全参加意識のつながりを作るという環境通貨の社会実験を成功に導いたのです。
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