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中小事業者のパートナーとして、「夢を抱く経営者」を鼓舞する存在に

創業時から経営者を全力でサポートする“相棒”税理士

廣森陽輔

創業時から経営者を全力でサポートする“相棒”税理士 廣森陽輔さん
創業時から経営者を全力でサポートする“相棒”税理士 廣森陽輔さん

#chapter1

毎月詳細な資料を作りカウンセリング。経営者の悩みを「すっきり」させる!

 名古屋市中区栄の松坂屋本館西側正面、都会のど真ん中に事務所を構える「ヒロモリ税理士事務所」。代表の廣森陽輔先生は、「当事務所に訪れるのは、創業1年目、2年目の方が約9割です。一人でビジネスをされている方も多いです」と話します。

 そんな廣森先生が大切にしているのは、「月に1回必ず顧問先とお話をすること」。「毎月、経営の悩みを相談する時間を作り、すっきりしてもらいたい」と語ります。「ヒロモリ税理士事務所」は中小企業経営力強化支援法に基づいた、東海財務局長・中部経済産業局長認定 の「経営革新等支援機関」。「もともとは事業経営者になりたかったんです」と話す廣森先生は、税務会計以外にも経営の勉強をしていたこともあり、マネジメントの知識も豊富です。

「一度訪問すると2時間半から3時間くらいは話をしています」という廣森先生。まず、「将来の夢」、そして「今後どのくらい稼ぎたいですか?家族構成は?生活にどのくらいお金が必要ですか?」ということを訊くことから始めるといいます。「小さい会社というのは自分の生活と事業がほぼイコールです。家族の生活スタイルがわからないと、会社の目標が立てにくいからです」

 さらに、経理のことだけではなく、採用の悩みや社員のこと、プライベートな近況についても話を広げることも多いといいます。20人規模の会社でも、社員の実名で経営者と対話をするというから、その距離感には驚きです。廣森先生のノートには、顧問先の情報がびっしり。折を見て、「あのときのあの悩み、どうなりました?」と経過を尋ねていくそうです。

#chapter2

税務の枠を超えて、“経営のご意見番”として切り込んでいく

「私は経理の委託業者ではなく、経営者の良きパートナーでありたいと思っています。自分が担当する顧問先には必ず儲かってほしいので、全力でアドバイスします」と廣森先生。

「もっと会社を大きくしてたくさん人を雇いたい」「売上を倍増させたい」という人は、自分の報酬を減らしてなるべく事業の投資に回したほうが、将来のためになります。一方で、「40歳にはリタイアして残りの人生を海外で過ごしたい」「家のローンを払わなくてはいけない」という人は、無駄な経費を使わず、自分の報酬をしっかり取って貯蓄にまわすべきなのです。「よく節税の相談をされるのですが、節税がゴールではありません」と、話します。

 また、廣森先生は「中小企業や一人ビジネスをしている経営者は、第三者の目から経営を俯瞰して見る機会がない。なぜ売上が落ちたのか、伸びたのか、その理由を把握することは大切です」と話します。「経営の原則は大企業も中小企業も同じ。大企業の社長に同じことを尋ねると、明確な返答ができると思いますよ」と厳しい意見も飛び出しました。

 毎月の打ち合わせでは、月次資料をもとに「先月はこの取引先があったけど、今月はないのはなぜですか?」「この取引先は昨年と比べてこれだけ減っていますが、関係はどうなっていますか?」など、気になることを質問していきます。それにより、顧問先も「そういえば、最近営業に行けていないですね。今度顔を出してみます」「取引先の社長が2代目になってから、仕事が減ったと思う」などと振り返るきっかけになるといいます。税務の枠を超えて、“ご意見番”として経営に切り込んでくれる。廣森先生は、経営者の頼もしいパートナーとして、かけがえのない存在と言えるのかもしれません。

税理士の廣森陽輔さん仕事風景

#chapter3

知識や経験が豊富!何でも気軽に相談できるパートナー

 また、廣森先生は税理士のための税務特化情報誌​「旬刊『速報税理』」で「節税ワンポイント・アドバイス」を執筆。競売物件を買うときの注意事項や保険金の計上など、幅広い税務について解説しています。さらに、事務所の場所柄、顧問先の業種も設備会社や輸出小売業、喫茶店から風俗業までさまざま。ネットショップや仮想通貨、アフィリエイトといった新しいビジネに関する知識や経験も持ち合わせています。

「よく、創業したての経営者は『税理士を頼むお金がない』と嘆きますが、そういう方こそ自分や家族の報酬を減らしてでも、経営に詳しい人に話を聞いたほうが賢明だと思います。私のようなおせっかいな税理士に依頼するのも、会社の売上を伸ばす方法の一つです。コストではなく、“投資”のつもりでぜひ一度ご相談ください。この顧問料で、ここまで親身になれる税理士事務所は少ないと自負しています」

 どこまでもざっくばらんに、本音で話してくれる廣森先生。「税理士というのは『先生』と呼ばれる仕事でもありますが、私はもっと身近な存在でありたいです。こんなこと聞いたら恥ずかしいのではないかなど思わず、何でも気軽に相談してほしいですね」

(取材年月:2019年2月)

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廣森陽輔

創業時から経営者を全力でサポートする“相棒”税理士

廣森陽輔プロ

税理士

ヒロモリ税理士事務所

毎月詳細な資料を作成、経営状態を細かく分析しフィードバック。専門知識や実務経験が一定以上のレベルであると国に認定された「経営革新等支援機関」。創業初期の経営者・経理担当者にも丁寧に優しく指導します。

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