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故人、ご遺族の「念い」酌んだ葬儀 真心込め提供

終活のプロ (生前相談、葬儀、お墓、樹木葬、遺品整理のプロ)

金子陽一

金子陽一 かねこよういち
金子陽一 かねこよういち

#chapter1

時代の変化に柔軟に対応

 葬儀は人生の集大成ともいえる儀式です。ジットセレモニーの甲府エリア長、金子陽一さん(43歳)は、ジットセレモニーの創業の精神、経営理念に沿った行動を実践するとともに、終活・エンディングプロデューサーとして、真心を込め、「故人さまとご遺族の念(おも)いに添った葬儀」を執り行っています。「葬儀の在り方も時代とともに変化し、多様化しています。生前から一人一人の要望に応え、弊社のファンを増やしていきたいです」と、穏やかな口調で語ります。

 ジットセレモニーは甲府市高畑の「甲府ホール」をはじめ、南アルプス市、甲斐市、中央市、市川三郷町、笛吹市など県内で8ホールを運営しています。中でも甲府ホールは三つの式場と五つの法要会場を備えています。社葬や合同葬といった大規模な葬儀から、身内だけで静かに見送りたいという家族葬まで執り行うことができます。
 葬儀はコースごとに金額を設定し、会場使用料や遺影写真、霊きゅう車代など各コースに含まれる内容も細かく記載しています。金子さんは「葬儀の前に費用を提示する明朗会計です。食事代と返礼品などの費用以外は、ほぼコースに含まれているので、安心して式に臨んでいただけます。生花などを使った祭壇のアレンジにも柔軟に対応しています」と説明します。

 葬儀だけでなく、生前相談や墓じまい、樹木葬、散骨、法事、遺品整理などについて分からない事、迷っている事の相談にも誠実に応じ、また、各種セミナーなどを通して情報を発信しています。墓について「最近は亡くなったら自然に還(かえ)りたい、残された家族に負担を掛けたくないと希望する人もいます」と話す金子さん。そういう場合は、同社が管理し、桜の名所として知られる大法師山(富士川町)にある樹木に囲まれた永代供養墓「桜花廟」を紹介しています。

#chapter2

一般葬? 家族葬? 状況に応じてアドバイス

 葬儀については「亡くなってから考えればいい」が以前のイメージ。しかし、実際には生前から自身の葬儀について考えを持ち、生前相談に訪れる人が増えています。「会葬者、規模はこれくらい、遺品整理もお願いしたいなど、ご本人が相談に来ることもありますし、喪主となるお子さまが同席するケースもあります」と金子さん。中には家族葬か、一般葬にするかで、親族間では調整がつかないケースもあり、助言を求められることもあるそうです。「本人は生前に家族葬を希望して準備を進めていたが、いざ亡くなると遺族が一般葬にしたいと言うなど、本当に葬儀についての考え方は十人十色。皆さん、困って相談にいらっしゃるので、私の経験の中から最善と思われるやり方を提案しています」

 近年話題に上ることの多い家族葬。これにもメリット、デメリットがあると金子さんは言います。大きな違いは、会葬者がいるか、いないかです。ところが、「周囲に告知せずに家族葬で済ませ、葬儀後に『知らなかった』という親族や会社の関係者らがお悔やみに訪れることも。慌てて返礼品を買い求めに来る遺族もいらっしゃいました。多い人では100個追加という例もあったほどです」と話します。金子さんは、故人の付き合いの範囲、家族の状況などをじっくり聞いた上で、葬儀の方法について助言しています。

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#chapter3

「お客さまの困難」を先取り、いち早く提案

 同セレモニーの特徴として、一担当制があります。営業から打ち合わせ、葬儀の施行、集金や遺品整理といったアフターフォローまで、基本的に1人の専任スタッフが担当。「突然ご家族がお亡くなりになった場合など、喪主さまは混乱して何も手に付かないことがあります。そんな場合も、同じ担当者が一貫してサポートすることで、話しやすい雰囲気をつくり、信用もしていただけると考えています」

 「地域密着型企業」を目標に掲げる同セレモニーは、甲府市、甲斐市、中央市、昭和町、南アルプス市、富士川町、市川三郷町と災害協定を結んでいます。日頃から毛布や水を備蓄し、いざというときはご遺体を安置したり、棺などをそろえたりもします。さらに、『子ども110番の家』に登録して子どもを犯罪から守る活動や、毎月1度のJR甲府駅前の清掃にも、社を挙げて取り組むなど、「地域の住民の役に立ちたい」という企業の「念い」を実践しています。

 「お客さまの困難な状況を先取りし、いち早く提案し解決する」が金子さんのモットー。「失敗は許されない仕事です。今でも式を施行するときは緊張します」と表情を引き締めます。その誠実な仕事ぶりが遺族の信頼を得て、葬儀後の四十九日、一周忌といった節目の折にも、再びアドバイスを求められることが多いそうです。

(取材年月:2020年2月)

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ジットセレモニーは葬儀打ち合わせから、葬儀施行、四十九日、一周忌などの法要、葬儀後のアフターフォローまでも真心込めて対応いたします。

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