会計・給与・販売管理ソフトの操作指導・入力代行のプロ
秋山直子
Mybestpro Interview
会計・給与・販売管理ソフトの操作指導・入力代行のプロ
秋山直子
#chapter1
「経理をもう少し合理化したいが、どこに相談したらいいかわからない」「コストも人員もふやせないが、何とか経理をIT化したい」-。こんな悩みを抱える中小企業や商店・個人事業主の方々も多いのでは。そんな皆さんの心強い味方となるのが、経理業務のアシスト(お手伝い)を担う、その名もAssist Project(甲府市高畑1丁目)代表の秋山直子さん。会計処理・販売管理・給与管理などの業務ソフト導入によるIT化をはじめ、操作指導や入力代行などを請け負い、日々の仕事に追われる忙しい方、IT関係はちょっと苦手といった方々をトータルサポートします。
「お客さまは、商店や飲食店、農家、医院などさまざま。どんな職種でも、とにかく困ったときに連絡いただければ、たとえ深夜だって対応します」と、秋山さん。名刺に入った自身のモットーにも「時間管理をする-遅れるということは相手の命を削ること」と、何とも力強い言葉。仕事への熱い思いが感じられます。
秋山さんが会社を立ち上げたのは2002年11月。17年間勤務した会社を退職後、わずか1年での起業でした。「前の会社では微生物の研究職に就いていたのですが、辞めたときに『女ひとりでいったい何ができるのか』と、考えていたんです。そんなときに知人から『経理業務のアシストをしてくれる専門家がいたら助かるんだけど』という話を聞き、『その分野の専門家になってみようか』と思ったのがきっかけです」。これまでとはまったく異なる業種での再スタート。簿記、経理、税務、給与や労務の勉強に励み、業務ソフト「弥生」の県内初のマスターインストラクターを取得しました。
#chapter2
秋山さんの誠実さと、女性ならではのきめ細かなサービスには定評があり、お客さまからは「秋山さんにしか、うちの店のことを任せられない」と厚い信頼を寄せる声も。「お客さまのパソコンの調子を見たり、年賀状印刷をお手伝いすることもあるんですが、そういうのってうれしいんです。信頼関係あってこそだから」
経理業務のアシストに携わって8年。これまで事業主のさまざまな苦悩を目の当たりにしてきました。ただでさえ不況で経営が厳しい中、経理のために1人雇うのは、中小企業や個人店主にとっては大きな負担です。「お客さまの中に、毎朝5時に起きてご自身で帳簿整理をしていて、倒れてしまった事業主さんがいらっしゃいました。私が業務をお引き受けするようになってから『負担が軽くなり、本当に楽になった』と感謝の言葉をいただいています。私たちにアウトソーシングしていただくことで、経費が安く上がるほか、精神的にも負担が軽減されるはずです。また、給与・会計は内部の社員が担当するより、外部の私たちが守秘義務を持って担当する方が円滑に運ぶという利点も考えられます」
#chapter3
秋山さんの強みは、何といってもビジネスパートナーの多さ。税理士や弁護士、社会保険労務士、WEB制作者など多岐にわたり、幅広いネットワークを使って、あらゆる問題でも対応可能な態勢をとっています。秋山さん自身は、理系研究職という職歴のほか、大学では心理学を学び、中学・高校の英語教員免許も持つという、異色の経歴の持ち主。「気付いたら、何だか紆余曲折(うよきょくせつ)の人生を送ってきました。でも、回り道を経て広がった視野が、さまざまな業種の方たちと接する今、役立っているのかもしれません」。なるほど、お客さまの気持ちに寄り添った秋山さんの仕事ぶりは、これまでの幅広く多彩な経験が原点にあったようです。
パソコン講習会の講師としても活躍を広げ、携帯電話とノートパソコンを片時も離さない多忙な毎日を送る秋山さん。リフレッシュ方法を尋ねたところ、「やっぱりパソコンでしょうか」とニッコリ。仕事をも趣味にしてしまうところに、秋山さんのまじめな人柄が見えます。
「業務の『困った…』が『良かった!』に変わる会社やお店が、もっとたくさん生まれ、その輪が広がっていくことが私の喜びであり、目標でもあります。私のやっている仕事は小さな分野かもしれない。でも、必要とする人がいる限り、経理業務アシストのトップでいたい。そう強く思っています」。熱っぽく語る“プロ”のまっすぐなまなざしが印象的でした。
(取材年月2010年8月)
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Assist Project(アシストプロジェクト)
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