英語個別指導のプロ
上野伸彦
Mybestpro Interview
英語個別指導のプロ
上野伸彦
#chapter1
「英語を話せるようになりたい」「でも難しくて…」「勉強しても分からない」とあきらめてしまった経験はないでしょうか。そんな人におすすめしたいのが1対1の個別指導による英語塾「以学館」です。富山大学正面の五福バス停前にあります。「実際の授業を受けてみて下さい」と連絡を受けて、教室を訪ねてみました。
絵画などが飾られたウッディーな雰囲気の中、出迎えてくれたのが、館長の上野伸彦さんです。英語から十数年も遠ざかっていた記者の緊張を解きほぐすかのように上野さんが「ご心配なく。英語は正しい道筋で学べば必ず身に付きますから」と説明を始めました。
生徒は中高、大学生から一般まで年齢層が幅広く、レベルも初心者から上級者までさまざまです。社会人向けには、英会話基礎から英検やTOEICなどの資格取得、翻訳など、学生向けには受験や学校対策、編入試験や大学院入試など個々のニーズに合わせて対応しています。
1回70分のレッスンは、すべて上野さんによる個別指導ですが、より多くの人に受講してもらえるようにたくさんの枠を設けています。午前8時50分から午後11時10分まで、土日も開校しています。「英語が好きなので、疲れることはありません。毎回、完全燃焼しています」
#chapter2
上野さんが生徒の弱点を克服するのに取り組む4つの柱があります。①日本語にはない英語の仕組み・考え方②英文のとらえ方や表現法③英語の音(正しい発音法やリスニングの技)④相手に伝えるための豊かな表現力―。「これらの要素をバランスよく組み合わせることで、“本物の英語”を習得することができます。英語を英語のままとらえ、使えるようになっていきます」と上野さんは話します。片っ端から問題集を解いたり、訳もわからず暗記しても無意味なのです。そのためにオリジナルも含めた幅広い教材を準備しています。
上野さんが英語のプロになろうと日夜寸暇も惜しんで勉強に励んでいたころ、英検やTOEICを受験するために問題集を数多くこなし、暗記中心の方法を試みた経験があります。「それが最も良い方法だと信じて疑わなかったからですが、どこかで限界に達します。覚えていないものには手が出せないし、どうしてその答えになるのか分からないものは何度やっても間違いを繰り返してしまうからです」
授業では、欧米の文化や宗教などの背景にも踏み込んで説明することがあります。「『何でこうなる?』という問いに、納得のいく理由を見つけ、1つずつ解決法を編み出していくのがプロの仕事。単語を変えるだけでは英語にはなりません」。こうした実践、積み重ねによって上野式メソッドを作り上げてきたと言います。
ひと口に英語と言っても、英会話や英語のプレゼンから各種の受験まで間口が広いのですが、それぞれに対応した個々のメソッドを確立しています。
#chapter3
上野さんが英語を始めたのは、小学6年生のときでした。欧米文学が好きで、親に頼み込んで英語塾に通わせてもらったのがきっかけでした。大学卒業後は「世の中の役に立つ仕事に就きたい」と、富山県警鑑識課に7年間勤務しましたが、英語への夢を捨て切れず退職。プロの指導者として9年間、予備校の教壇に立ちました。やりがいを感じながらも、「もし、1対1で教えることができれば彼(彼女)らは、もっと伸びるかもしれない…」。そんな思いから、先生と生徒が向き合えるスタイル「個別指導」に行き着いたのです。独立して現在の場所に教室を構えたのは、1999年のことでした。
開校から今年で26年目となります(2024年現在)。be動詞と一般動詞の違いが分からなかった年配の人でも、1年ぐらいで長文が話せるようになっていきます。また、英検1級合格者が6人、準1級合格者が25人と着実に成果を上げています。大学受験では、東大や医学部をはじめ多くの合格者を出しています。高校入試でも県内各高校に幅広く合格しています。生徒の成長が喜びとなり、指導の原動力につながっています。
ひとりひとりの生徒さんに手紙を渡しています。「自分を信じ、あせらず、慌てず積み上げていけば、きっと夢はかないます」。書き添えられたメッセージには、上野さんの情熱がこもっています。
土日も休むことなく“英語漬け”の毎日ですが、趣味の「ブログ」でリフレッシュしているとか。おいしいものや旅行のことなど話題はいろいろ。食べ歩きが縁で友人となった外国人シェフと、ドライブすることもあるそうです。「富山の良いところを紹介したり、外国の話を聞かせてもらったりしながら情報交換するのが楽しいです。毎日欠かさず更新しているので、ぜひ読んでみてくださいね」
(取材年月:2010年9月/一部編集2023年3月)
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