皮膚科治療のプロ
梶澤知恵子
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皮膚科治療のプロ
梶澤知恵子
#chapter1
高岡から金沢に向かう国道8号線、福岡町周辺。コンビニやスタンド、カーディーラーなどが点々と建ち並ぶその沿線に皮膚科ちえこクリニックがあります。院長の梶澤知恵子さんは、富山医科薬科大学(現:富山大学)医学部を卒業。県内外の大病院や個人病院などで皮膚科治療やレーザー治療の臨床経験を積んだ後、「生まれ育った地元で開業したい」という夢を叶え、2005年に皮膚科専門のクリニックを開設しました。
ご自身の名前をひらがなにした病院名、またクリーム色の壁に赤い屋根で彩られた病院外観から受ける第一印象は、やさしく、ソフトなイメージ。一般的な病院に見られる硬質な印象や威圧感はありません。
「ちょっとしたことでも気軽に相談してもらえるようなアットホームな雰囲気、開放的な空間づくりをコンセプトとして、地域の人に親しんでもらえる町のお医者さんでありたいと思っています」
大学時代に専門の医局を決める際、診療の幅広さに魅力を感じ、皮膚科を選んだという梶澤さん。
「皮膚科は誰でもかかる身近な疾患が多く、患者さんの年齢層も広範囲にわたるので、多面的、かつ柔軟な診療が求められます。また、皮膚科の診療は治っていくプロセスが目に見えてわかります。しつこいニキビが治った、カサカサが治った、水虫から解放されたといった患者さんの喜びを共有できる点にもやりがいを感じました」
皮膚科ちえこクリニックでは、アトピー性皮膚炎、手荒れ、赤ちゃんのスキンケア、いぼ、アレルギー検査、まき爪、水虫などの一般皮膚科診療だけでなく、しみ、にきび、ほくろ、しわ・たるみ、美肌(ピーリング・イオン導入)、医療レーザー脱毛といった美容皮膚科診療まで幅広く対応しています。
「アンチエイジングやピーリング、レーザー治療といった美容皮膚科は近年、女性の関心が高いですね。いろいろな手法、技術がありますが、当院では医学的な根拠に裏づけされた適切な診療を行っています。昔は美容外科の専門領域で高額なイメージがありましたが、今は一般的になりました。安心してご相談ください」
#chapter2
もし、皮膚に何かトラブルがあった時、みなさんはどうすることが多いでしょうか。かゆみ止めを塗っておけば治る、この程度なら病院に行かなくても大丈夫と思ったことがあるのでは?しかしこうした自己判断は禁物。できるだけ早く、専門医にかかることが完治への近道です。
「自己判断で薬をつけたり、放置している間にこじらせてしまった経験はないでしょうか。ちょっとした湿疹やかゆみなど、軽く考えられがちな皮膚病ですが、実は深刻な病気のサインであることや、なかなか治らない湿疹が皮膚がんだったというともあるのです。皮膚に何か起こった際にはどんなことでも相談していただきたいと思います。また、最近はアレルギーや美容に関する情報が氾濫(はんらん)していて、間違った情報をうのみにしている方もいらっしゃいます。たとえ評判のいい化粧品やサプリでも、万人に合うよう作られているわけではないのです。派手な広告宣伝に惑わされることなく、まずは専門医を訪ねてほしいと思います」
#chapter3
梶澤さんは日頃の業務に様々なIT技術を導入し、分かりやすく伝えることに取り組んでいます。診療時にはiPadを使い、動画やスライドで症状や治療法を説明。薬を処方する際は、使い方などをイラスト表示した自作のパンフレットを渡すこともあるそうです。また、ホームページでは様々な疾患の説明、アンチエイジング対策やスキンケア、最新情報などをコーナーごとに読みやすく編集。手間暇をかけて常に新しい情報の更新に努めているそうです。さらに最近はブログやツイッターでも小まめに情報発信。皮膚に関するちょっとした豆知識や日々の生活の中での感動や発見などが綴られ、梶澤さんの知的で、気さくな人柄がうかがえます。
「開院して5年余り。予想以上に多くの患者さんに来ていただき、毎日忙しく頑張っています。これからも丁寧な説明と的確な治療に努め、診療の質を上げていきたいと思っています」
ニコッと笑わなくてもいつも眼が微笑んでいて、ほっこりと温かい雰囲気。この先生なら安心して任せられそう…。そんな気持ちにさせてくれる素敵な女医さんです。
(取材年月:2010年10月)
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Profile
皮膚科治療のプロ
梶澤知恵子プロ
皮膚科医
皮膚科ちえこクリニック
皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています
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