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弁護士は「社会生活における問題解決・予防の医師」

企業法務から個人案件まで柔軟に対応できるベテラン弁護士

高下謹壱

企業法務から個人案件まで柔軟に対応できる弁護士 高下謹壱さん
弁護士 高下謹壱さん

#chapter1

敷居の低い法律事務所を目指す

 弁護士は敷居が高い―――。そんなイメージを持っていませんか。弁護士歴25年の高下謹壱さんは「弁護士は社会生活における医師であり、そして身近な存在であるべき」と考えています。
 「人は体の具合が悪くなったら、医療を専門とする医者に診てもらいますよね。それと同じように、社会生活を送るうえで何かトラブルがあったら、あるいはトラブルになりそうなことがあったら、法律を専門とする弁護士に気軽に相談してほしいと思います」

 一般市民の民事や会社経営に関する法務分野を基本としつつ、特に中小企業法務や労働問題に強く、大企業・中小企業から個人案件まで幅広くカバーしている高下さんの事務所では、弁護士3人とスタッフ2人で相談や訴訟など月に50~60件ほど対応しています。

 「ウチは敷居の低い事務所を目指しています」と話す通り、気軽に電話をかけやすいようにフリーダイヤルを設けて、営業時間外でも電話は転送するようにしてあるので、いつでも対応可能とのこと。
 「電話相談は最初の5分間は無料ですから、弁護士に頼んだほうがよいのかどうか判断に迷うような場合でも、まずは電話してみてください。5分あれば、だいたいは判断がつきますから」

#chapter2

『弁護士は心優しきサムライ』をモットーに

  高下さんは『弁護士は心優しきサムライである』をモットーに掲げています。「弁護士にとって法律は『刀』なんです。刀を正しく効果的に使えるのは、昔は武士(サムライ)であったように、現代では、士業(サムライ業)という専門職がそのノウハウをもっともよく知っています。一般の方は、例えて言えば、町人であったり、農民であったりするわけですが、そういった人々が、問題が発生したときに、しろうと流儀で刀を振り回しても、相手の攻撃を防いだり、ときにはやっつけることは難しいですね。多くの専門職の中でも弁護士というサムライ業に任せることがもっとも問題解決の可能性が高まると思います。法律という武器は熟練して正しい使い方をすれば、人を助ける武器になります。私は、交渉相手には強く厳しく、依頼者に対しては優しく丁寧な対応を心がけています」

 中学生の頃、アメリカのラルフ・ネーダーという、欠陥自動車問題を提起し、消費者運動の先駆けになった弁護士の活躍する姿を、新聞やテレビなどで見て、憧れる気持ちを持ったという高下さん。その頃から社会的な仕事や人の役に立つ仕事をしたいと考えるようになったそうで、弁護士となられた今、深刻な表情で初めて事務所に来た相談者が、高下さんが依頼を受けることで、解決の道筋が見えて、ほっとした表情で帰る姿を見たり、依頼者から「問題が解決して良かった!」と言われることが、何より嬉しいことだとか。

 手がけた案件はどれも味わいがあって、忘れられないものばかりだそうです。仕事をするうえで大切なことは、「相手方との交渉能力はもちろんですが、依頼者の要求にどう応えるか。また応えられないことがあった場合は、そこのところもハッキリさせて納得してもらうこと、つまり、依頼者との対応能力、接客能力、これに集約されると思います。常に、依頼者の目線に立って行動すること。法律専門用語を控え、依頼者にとって分かりやすい形で説明し、実践的なアドバイスをして速やかに解決を図るよう心がけています」

 トラブルにあった人の中には、弁護士さんに依頼=裁判といった図式を考えて、自分自身で敷居を高くしてしまっているケースがあるかもしれません。高下さんが電話1本かけることで、解決に向かったこともありました。

 「どうしたらいいか悩むことがあったら、とにかく電話してみてください。相談することから始めましょう」

 

中央区銀座 高下謹壱法律事務所

#chapter3

人と人のつながりを大切に

 高下さんの法律事務所は、東京メトロ丸の内線・日比谷線・銀座線の銀座駅、A5出口から徒歩30秒ほど、晴海通り沿いのビルの4階にあり、向かいには銀座三越があるという立地の良さです。事務所の雰囲気がまさしく法律事務所!といった感じで、俳優の高嶋政伸さんや女優の高島礼子さんが出演した弁護士ドラマのロケに数回使われたことがあるとか。

 銀座に事務所を開設したのは17年前。開設記念に伸ばしたヒゲは、トレードマークになっていて、”銀座のヒゲの殿下”というニックネームを持つ高下さん。人と人のつながりを大切に思っていて、様々な交流会などに参加しています。


 「人脈を広げて私を多くの方に知ってもらって、親しみを感じてもらうことも、弁護士として敷居を低くすることにつながっていると思います。偶然の面白い出会いがたくさんあります。人と人はどこかでつながっていますから」

 今後も多くの人に気軽に事務所を利用してもらい、地域の人に平穏な生活や円滑な事業活動を送ってもらえるよう、サポートしていきたいと高下さんは考えています。

(取材年月:2011年3月)

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