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Mybestpro Interview

多種多様な経験と脳科学・心理学を礎に、課題解決や企画成功をプロデュースする

一生涯の仕事をサポートするワーク&ライフメンター

柴原健次

人と企業の共栄を目指すソリューションプロデューサー 柴原健二さん
柴原健二取材風景

#chapter1

企業視点と人視点 ふたつの視点を踏まえる

「合同会社ヘルシーブレイン」代表の柴原健次さん。脳科学・心理学を活用した思考法を取り入れ、人材活性化を通した広範な事業支援プロデュースをしています。
「長年人材育成の分野で、多様な立場の経験をしてきましたが、大切なのは企業の視点と、働く側つまり人視点の両立を目指ざしてこそ高い成果につながると確信しています。『人と企業の共栄』が重要なキーワードだと思っています」

 例えば新人教育を行う際、各分野の専門家たちに担当してもらいますが、一見効果が高そうなそのやり方にも大きな落し穴があると柴原さんは指摘します。
「クオリティの高い内容の講座をそろえたら高い成果につながると思いがちですが、受ける側、つまり人視点だと違います。受講者は前日と全く違う内容の講座を受けるにあたり、新しい内容のために頭の中がリセットされるので、前日に学んだ内容は一気に薄れます。これは脳の特性です。これはクオリティが高いほど、そしてやる気の高い人ほどその傾向が強くなります」

 それらを避けるために重要なポイントが、プロデュース力だと柴原さんは話します。
「まずは一連の教育内容に一貫性を持たせ、かつ全体のシナリオをしっかり描きます。そして例えばその日に書かせた受講レポートを、次の日、次の内容に入る前にレビューすることでしっかりと定着させられます。専門の優秀な講師を集めることよりも、全体をプロデュースすることが重要です」

#chapter2

『ワークライフ インテグレーション』で、時代に沿った働き方をプロデュース

 昨今働き方改革で声高に唱えられる『ワークライフバランス』という考え方に、柴原さんは疑問を持っているそうです。
「仕事と私生活を分けること自体が今の時代、不自然だと思います。仕事が順調な人は生活もうまくいっています。家庭がうまくいっていないのに仕事で高い成果をあげているということは今の時代ないのではと思います。私は『ワークライフ インテグレーション』が大切だと思っています」
 ワーク(仕事生活)とライフ(日常生活)を別のものと分けるのではなく、人生の構成要素としてインテグレート、境界線にフォーカスせずに双方ともに充実させる働き方です。これは、中小企業経営者や個人事業主は以前からそうだと思いますが、企業規模や、経営者か管理職か一般社員かに関係なく目指せ、結果としてすべての人が働きがいをもち、企業も人も豊かになるというまさに柴原さんが理念としている『人と企業の共栄』のベースとなる考え方です。

「優秀な人材流出でお悩みの企業は、働き方に柔軟性を持たせてみてはと思います。せっかく育てた人材だからこそ、その人の希望する働き方に沿って、例えば契約社員や業務委託への変更や、積極的に起業支援をしてパートナーになるなど、つながりを継続する方法自体はいろいろあります」

 柴原さんの柔軟な考え方は、企業としての危機も成長に変化させるチャンスを与えてくれそうです。
「世代間や立場による価値観の違いは、押し付けあうのではなく、目的を達成するための世界観を共有し、大きな枠で合意形成することが大事です。目先の目標達成をやみくもに目指させるのではなく「何のために」を共有することで、社員のやる気を鼓舞できます」

柴原健二セミナー風景

#chapter3

目標より前に目的、それをもとにシナリオを描き、一貫性をもったプロデュース

 柴原さんは企業側から依頼をうけた相談には、いつもある種の覚悟を持って挑んでいます。
「私は基本的に目的達成まで全般に責任をもちます。期限までに一定の目標が達成できなかった場合には、報酬に関係なく、達成するまでしっかり寄り添います。よく言われるとおり失敗は途中でやめるからであって成功するまでやればよい。新たな課題が見つかればきちんと向き合いシナリオの描き直しもします」

 柴原さんはさまざまな課題解決や企画を成功させるために『目的・シナリオ・プロデュース』という3つの要素を重視してさまざまな企業支援に取り組んでいると話します。
「課題や企画について、なぜそれを達成しなければならないか、目標の前にまず目的を明確にし、そして目的達成した姿をイメージし道筋とシナリオを描く。さらに俯瞰と微視をバランスよく行い一貫性のあるシナリオ通りにプロデュースすることが、あらゆる課題解決や企画成功の王道だと思います。実際、あらゆるジャンルのご相談をお受けしますが、これらをご支援することでうまくいくことがよくあります」
 混迷を深める社会だからこそ浮足立たず、柴原さんのような、アイデアマンスピリットや、経験に裏打ちされたしっかりとしたプロデュース力が真に求められていくのかもしれません。

(取材年月:2019年7月)

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柴原健次

一生涯の仕事をサポートするワーク&ライフメンター

柴原健次プロ

クリエイティブプロデューサー

合同会社ヘルシーブレイン

経営者から個人まで「思い通りに自分らしく社会に貢献する」ことを目指し、脳科学、心理学、量子力学、AIを駆使して、これまでの考えが通用しない新しい時代の課題への対応を、しっかり寄り添いサポートしています

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