投資用マンションのパンフレットに特化した広告制作の専門家
佐藤勝
Mybestpro Interview
投資用マンションのパンフレットに特化した広告制作の専門家
佐藤勝
#chapter1
主に資産運用を目的とした投資用不動産のパンフレットを手掛ける「エスキューブ」。中でも、都内の新築マンションのPRを得意としています。
「お客さまは土地や建物を開発・販売する、いわゆるデベロッパーです。東京都心を中心に横浜、大阪、名古屋、福岡などで投資用マンション開発を手掛ける企業が相手先で、特定のクライアントから高いニーズがあり、かなりニッチな仕事だと思います」と代表の佐藤勝さん。
最大の強みは、訴求力あるコンセプトパンフレット。設計のCADデータさえあれば、完成予想図のCGパースから設備マーク入りの図面作成が可能。物件用のサイトにも対応しています。
「これらのパンフレットは一般の方々の目には届かず、あくまでもデベロッパーの営業担当者が、見込み客であるオーナーにプレゼンテーションするためのツール。実需用のように閑静なたたずまいや子育て環境のメリットを説くよりも『利便性』や『立地の良さ』をうたうのが特長です」
対象は都心の資産活用マンションに興味のある全国の投資家や見込み客で、会社員から自営業者まで幅広く見据えます。
「パンフレットの読み手は全国各地の方々なので、現地を訪れたことがない人を引き付けるために必要なのは『優れた立地』『高い利便性』『魅力的な外観』『充実した住宅設備』といった情報であり、これらのポイントが読み手に刺さるようにするのが重要です」
制作時のポイントは「グッとくる環境写真」「一目で分かる主要駅へ路線図」「近隣の有名施設」など。また、全国的に知られる大学や企業、ランドマークの写真や距離なども載せると「近くていいね」と、興味を持たれるきっかけになります。
#chapter2
佐藤さんが不動産広告の世界に入ったのは1990年頃。広告代理店の営業として自ら案件を獲得し、外部の制作プロダクションやコピーライター、カメラマンなどとチームを組んでクリエイティブ活動に励んできました。
「独立したのは2005年です。当初は実需用マンションや戸建て物件等も手掛けていましたが、当社の実績を見られた会社さまからの投資用マンションのパンフレット制作の需要が多くなり、今では8割以上が投資用マンションや事業用ビルのパンフレットの制作となっています」
クライアントの中には、「この見本を参考にして後はお任せします」と、細かい指示が出ないことも。ページ数や納期の希望を聞き、いくつかの構成案を提案し決定後は確認のやり取りを繰り返しながら出来るだけ短納期で仕上げていくと言います。
「経験の少ない若手社員や、制作物の進行管理に不慣れな方が担当しても、重要な部分の確認のみで済むようリードするので『頼りになる』『任せて良かった』と感謝されます」
さらにインターネットで「マンション パンフレット制作」や「マンション パンフレット作成」と検索すると、広告を除いて自社のホームページが上位に表示されることも自慢の一つ。(2023年11月15日現在)
「他に上位表示されるのは、会社案内やカタログなどを制作する業種を問わない制作会社などで、不動産専門で自然検索で上位にきているのは当社ぐらいではないでしょうか。被リンクなどのSEO対策も講じておらず、マンションパンフ制作専門の需要にマッチしていることが検索エンジンによって客観的に評価していることを分かってもらえると思います」
#chapter3
近年、東京の地価は高値で安定しており、都内の不動産の需要は今後もますます高まることが予想されます。
「リモートワークの浸透で郊外や地方に移り住む人も増えましたが、コロナ禍を経て東京都の人口は過去最高に達しています。都内でも『都心3区』『都心5区』というワードは世界的にも有名で、都心はもちろん東京の案件は多くの投資家たちも注目しています。コンパクトシティー化も進む中、オフィス街や商業地、居住地が集結する都内の不動産市場はこれからも注目を集めると思っています」と佐藤さん。
「東京のような巨大都市は他になかなか見当たらず、都市開発も多くのエリアで進行中です。投資用案件はマンションに限らず事業用ビルなどもますます需給が高まっていくと感じています」
CADデータを利用した広告用の図面作成のため施工会社や設計者との諸連絡、不動産公正取引協議会のルールに沿った表現の順守なども売りで、スムーズに進めばパンフレットは一カ月程度で印刷可能だとか。
「パンフレット作りに慣れていないお客さまもストレスフリーな進行に満足されています。当社はさまざまな案件の実績があるので、お客さまのお役に立てる提案ができればと思います」
(取材年月:2023年10月)
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Profile
投資用マンションのパンフレットに特化した広告制作の専門家
佐藤勝プロ
広告制作
有限会社エスキューブ
1990年頃から不動産広告の制作を担当。都内にある不動産投資用マンションのPRを専門とし“響く”パンフレット作りを得意とする。データ制作、適切な広告表現、設計者や施工会社との連絡など一任できる。
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