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10年先を見据えた工事で、大切な財産である建物を守りたい

建物を長持ちさせる改修・防水・塗装工事の専門家

松田雅嗣

松田雅嗣 まつだまさつぐ
松田雅嗣 まつだまさつぐ

#chapter1

ドローンによる調査で、マンションやアパートの改修・防水・塗装工事に対応

 「マンションやアパートの雨漏りは、高所の外壁や屋上など人の目が届かない場所で発生していることがあります。弊社は、遠隔操作ができる小型航空機・ドローンを使った調査と、長年にわたる経験から適切な対処法を導き出し、コツコツと培った技術で建物を守ります」

 そう語るのは、東京都町田市で建物の改修や防水、塗装工事を手掛ける「マツダ工業」の松田雅嗣さん。小さい会社ながら、誠実な対応と丁寧な仕事が評価され、大手ゼネコンから瑕疵工事を請け負うなど実績を重ねてきました。

 「生活の場である住宅は、定期的にメンテナンスをして日常に支障を及ぼさないようにするのが理想ですが、実際は雨漏りなどが起きてからの依頼が少なくありません。建物は年月とともに動くものです。その動きについていけず、壁に亀裂が入ったり、屋根に隙間ができたりして室内に雨水が浸入するんです」

 外側から目視確認できないところは、赤外線カメラを搭載したドローンで撮影。建物内部の温度差を捉えて色で表し、漏水、浸水している箇所を専用ソフトで解析します。また、劣化している部分はズームアップして拡大し、現状を把握。画像を取り入れた分かりやすい報告書で原因や施工方法などを説明し、納得を得た上で着工へと進みます。

 「ドローンによる診断は、足場を組んだり、屋上から人がロープで降下したりしなくていいので、スピーディーで費用を抑えられるのもメリットですが、リスク軽減にもつながります。作業員の事故で物件の価値が下がることもあるので、安全第一に努めています」

#chapter2

オーダーメードのように、それぞれの建物に応じた工事プランを提供

 オーナーや管理者が請負先を探すにあたって、昨今はインターネットを活用するケースも多く、各社から取った見積もりを絞る際、内容いかんではなく「価格の安さ」だけで決めてしまう傾向があるのだとか。
 「なぜその工事が必要か、金額だけでは見えない『職人の判断』をご担当者に伝えたいのですが、そういった機会がなくもどかしさを感じます」

 松田さんは、目先の「価格の安さ」ではなく「10年先を見据えた工事」を提供したいと力を込めます。
 「例えば外壁を塗装するとき、ヒビが入っている状態で上に塗り重ねると、表面的な色ツヤは取り戻せますが、根本から手当をしているわけではないので、キズがどんどん大きくなったり、深くなったりすることもあります。『何年もたっていないのに再びケアをしなれば』といった手間にもなりますので、ある程度のコストをかけてでも、ちゃんと直した方が結果的にお得なんです」

 ちまたではパッケージ料金も数多く提示されていますが、1棟1棟で状況は異なるので、オーダーメードのように、それぞれの建物に合わせてプランニングすることにこだわります。

 「職人によって『納め方』、いわば処置の施し方などにバラツキがあると、後々になって何か問題が起きてもどのように扱ったのかが分からず、補修に影響することがあります。弊社は、いずれの現場でも私の考え方を理解した専属の職人が手を動かしますので、正しい手順と工法で質の高い仕上げを目指すことができます」

松田雅嗣 まつだまさつぐ

#chapter3

施工から5年間は年に1度無料で点検するアフターフォローも用意

 松田さんのもとでは、アフターサービスとして5年間の無料点検を実施しています。
 「職人の腕をもってしても、用いる材料によっては短期間で不具合が生じることがあります。完工から5年以内は要観察なので、年に1度お伺いしてフォローさせていただきます」

 客先を訪問する中で、地域ごとの建物の経年変化を追って対策を練ったり、使用する材料の良し悪しのデータをそろえてメーカーに改善案を出したり、今後につなげます。
 「傷んだところを修理し、美観を取り戻すのはもちろん、より良いコンディションを少しでも長く保つために工夫する業者がいることを知っていただきたいですね。私たちと、志を同じくする同業者が増えることも願ってやみません」

 大規模修繕のタイミングでは、時代に応じた提案も心掛けているそうです。
 「5年、10年と月日がたつと住宅の設備機能も進化しますし、住人の方のライフステージも変わります。エントランスに高齢の方や車いすの方が利用できるスロープを設置し、バリアフリーにすることもできます」

 予算との兼ね合いもあるため、判断は顧客に委ねますが「お客さまに選択の余地を与えることがプロの役割」と言います。
 「きちんとした工事をせずトラブルが多い物件は、資産価値が低下する恐れがあり、賃貸であれば空室が増えて収益性も落ちてしまいます。その場しのぎではなく、お客さまのためになることを本気で考えることで、みなさまの財産を守り、快適な住環境をかなえていきたいですね」

(取材年月:2023年5月)

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専門家プロフィール

松田雅嗣

建物を長持ちさせる改修・防水・塗装工事の専門家

松田雅嗣プロ

建築工事

有限会社マツダ工業

大手ゼネコンの瑕疵工事など数々の案件を請け負ってきました。ドローンを使った調査で建物に合う対処法をご提案。専属の職人が工事を担当し、長期的に建物の資産価値を下げない工事を施します。

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