人生を豊かにする普遍的な「投資スキル」が学べる東京マネーライフ教室を主宰（3/3）

ファイナンシャルプランナーとして、事業主を中心に資金調達や資金運用の相談等にも注力

サラリーマン時代に投資の失敗で失意の日々を経験

　「投資技術をマスターして、一人でも多くの方に豊かな人生を歩んでほしい」という言葉を繰り返す水野さん。その背景には、投資で大きな失敗をした過去があります。
「25歳で母を亡くし、その相続資金で投資を始めましたが、5年間で2500万円もの大金を失ってしまったのです。母は自営業をしながら、女手一つで私を育ててくれました。朝から晩まで一生懸命に働いて遺してくれたお金をこんなかたちで使ってしまい、罪悪感と後悔にさいなまれ、地獄のような毎日でした」と振り返ります。

　当時は、半導体製造装置メーカーの営業マンでしたが、その経験をきっかけに、投資の勉強を重ね、専業トレーダーに転身。それからの活躍は冒頭の通りです。

　2019年からは、ファイナンシャルプランナーとしての活動もスタート。事業主を中心に資金調達や資産運用などの相談に応えています。新たに、2021年度の日本FP協会・広報センタースタッフに就任。そうしたFPの視点は、同教室にも取り入れられています。
　「実は、家族が大病を患い手術を受けました。私も命について真剣に考える一方で、予期せぬ出費もありました。スクールの受講者さまには、お金という有形資産だけではなく、心身の健康など無形資産を形成することの大切さも伝えています」

　家族思いで、穏やかな人柄が感じられる水野さん。大きな実績を残しているものの、「決して天才肌のトレーダーではない」と自らを評します。「それでも結果を出し続けているのですから、みなさんにもきっとできます」とメッセージを送ります。

（取材年月：2021年7月）

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