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さまざまな業界・領域に携わり培ったノウハウで、親身なコンサルティングを実施

幅広いノウハウと情報をもとに企業の課題解決を支援する専門家

畔上靖

畔上靖 あぜがみやすし
畔上靖 あぜがみやすし

#chapter1

幅広い分野のコンサル経験を生かして多くの業界をサポート

 ビジネスを取り巻く環境は驚くべきスピードで変化しています。競争が激しい市場で生き残るために、さまざまな企業努力が行われています。客観的な視点から経営上の問題や戦略策定について助言や支援などが得られる、コンサルティングサービスを導入することもそのひとつでしょう。

 企業が抱える課題を分析し、解決策を見いだしていくコンサルタントには、相応の知識や情報を身につける必要があります。そのため、得意な業界や専門の領域を持っているイメージがありますが、「シー・トゥ・ディ」の代表取締役・畔上靖さんの場合は少し違うようです。
「IT系や金融機関、商社、エネルギー関連の企業から依頼を受けることが多いのですが、基本的に業界や領域にこだわることなく対応しています」
 国際的なプロフェッショナルファームや国内有数のコンサルティング企業に在籍し、幅広い分野で実績を積んできたという畔上さん。「経験が視野を広げ、新たなノウハウの蓄積に貢献する。経験することは何よりも大切で、自身の成長につながる」と話します。

 コンサルタントの仕事も同じで、例えばA社へのコンサルティングで培った知見が、業界の異なるB社で生かされることもあると言います。
また、経験が大切だと考えている畔上さんは、ネイルサロンを経営したこともあるそうです。
 「店舗経営は独特で、経験しなければわからないことがたくさんあります」
 その経験を生かして、あるアパレルのブランド評価と店舗評価のシステム設計にも携わりました。

 「常に現状把握に努め、世の中の動きを読みながら各企業に合った施策を提案していきます。それぞれの企業が明るい未来を切り開くために、いずれの経験も無駄にはなりません。また、私たちがクライアントのために最善を尽くすことに変わりはないため、どのような依頼にも応えていけるのだと思います」 

#chapter2

経営者や事業開発担当者に事業専門家の視点でアドバイス

 特定の業界や領域に絞らずコンサルティングを行っている畔上さんですが、力を入れている分野があるそうです。
 それは、新規事業立ち上げといった事業開発です。特に社会的な課題解決に関係するプロジェクトが多いそうで、これまでに電力会社の新規事業開発や、証券関係等、新ITサービスの事業化等を行ってきました。
 また、銀行と保険会社、証券会社などをつなぐハブシステムの構築に携わりました。
 「ライバル会社がこのサービスを導入してくれたときは、うれしかったですね」と笑顔を見せる畔上さん。

 新事業の企画立案やソリューションの提案など、ビジネスをデザインすることが得意で、強みでもあると自らを分析します。
 「石炭を燃焼させた際にフライアッシュという灰が生じます。これは産廃ですが、コンクリートに混ぜたりすることで耐久性などを上げる効果があることがわかっています」
 このフライアッシュを活用するため、畔上さんは一人で多くの建設業者を回ってヒアリングを実施。現場で需要があることをつかみ、顧客開拓のための営業までしたそうです。

 「会社というものが大好き」という畔上さん。企業が主体的に学び、実行に移していけるように「経営者や事業開発担当者と一緒に事業を形にすることを心がけています」と、コンサルタントとしての思いを口にします。

畔上靖 あぜがみやすし

#chapter3

質の良い企業情報を検索できるシステムの開発にも着手

 畔上さんは、企業の依頼でビジネスコンテストの審査員やメンター(指導・助言者)などをプロボノ(専門知識を生かしたボランティア)で務めることもあります。

 「ビジネスプランを聞くだけで楽しいんです。新たなビジネスプランとの出会いも報酬のひとつだと考えています」と話す様子から、会社への愛情を感じます。

 また、あるプロジェクトを自身の会社で進めているそう。
 「企業情報のデータベースを開発しています。これは日本国内に多数存在する企業の情報を検索できるシステムです。顧客やパートナーになりうる企業を探すこともできますが、新規事業を立ち上げる際、競合する企業について調べることができるようになります」

 畔上さんによると、国内の多くの企業はウェブサイトを持っておらず、競合を探すのも大変だとか。
 「例えばインターネットを使って『IoT』や『AI』さらには『たこやき』で検索しても、ごく一部の企業しかあがってきません(笑)。その部分を、データベースを活用することでクリアしていきたいですね」 

 同じ商品やサービスを扱っていても、ライバルの強みや弱みなどがわかれば対策を講じることができます。競合分析を行い、自社の商品やサービスを差別化していく作業は、自社事業を成功させるために欠かすことができません。

 競合企業の数や市場規模、顧客ニーズを精査するためにも「質の高い企業情報を提供していくことが大切」と畔上さん。「会社を元気にしたい」という思いで、コンサル業に励みます。


(取材年月:2021年3月)

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専門家プロフィール

畔上靖

幅広いノウハウと情報をもとに企業の課題解決を支援する専門家

畔上靖プロ

経営コンサルタント

株式会社シー・トゥ・ディ

業界や領域にとらわれずに、さまざまな企業にコンサルティングを行ってきた。そこから得た幅広いノウハウや情報をもとに親身になって課題解決のためのアドバイスやサポートを行う

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