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権利関係が複雑な相続の手続き、法的効力を備えた遺言書の作成を誠実・正確にサポート

相続手続き、遺言公正証書の作成をサポートするプロ

満村哲司

満村哲司 みつむらてつじ

#chapter1

遺言公正証書の作成や相続登記、遺産分割協議に注力し、他の士業とも連携

 「お身内を亡くされて悲しみにくれる中、戸籍・住民票などの書類をそろえたり、遺族間で合意を得たり、相続を進めるのは大きな負担です。『初めてのことで手順が分からず不安』『所在不明の相続人がいる』といった方のお力になりたいと思っています」

 こう話すのは、行政書士の満村哲司さん。徳島市で「行政書士満村事務所」を開設し、遺言公正証書の作成や相続登記、遺産分割協議のサポートに力を入れています。

 法改正に基づき、2024年4月より相続登記が義務化。故人から土地、建物といった不動産を受け継いだ場合、法務局に所有権移転を申請する必要があります。

 「親御さんなどが逝去した後も、名義をそのままにしている人が多くいると思います。しかし放置していると、継承者本人の死去によって子や孫など第2、第3の相続が発生し、人数が増えて権利関係が複雑化し、手が付けられなくなることもあるのです。当方は、誠実かつ正確に手続きをお手伝いします」

 満村さんの強みはフットワークの軽さ。徳島県全域をカバーし、子どもなどの相続人が県外にいる場合などにも対応します。依頼者の自宅まで出向くので、特に高齢層からは「来てくれて助かる」と喜ばれているとか。予約があれば、午後6時以降や土曜、日曜、祝日などにも相談に応じます。

 「スピーディーに業務を行うのも特徴で、処理時間は平均で約1カ月。不動産の登記関連であれば司法書士、相続税を申告する場合は税理士と、他の士業との連携も万全です。初回相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください」

#chapter2

広範囲に及ぶ相続人の調査、協議が難しい案件にも向き合い着地点を探す

 これまで数多くの相続案件を受任してきた満村さん。難しい内容も、もつれた糸を解くように粘り強く解決の道筋を探り、顧客アンケートでは「分かりやすい説明だった」「スムーズ、スピーディーに手続きができてよかった」との声が寄せられています。

 「土地の名義を変更したいというケースでは、父母だけでなく祖父の遺産も手続きがされておらず、依頼者さまと縁の薄い人や知らない人にまで相続人の範囲が広がっていたことがありました。一人一人の洗い出しは大変でしたが、どの方も協議に応じてくれたことで、当事者が納得できる形で収まりました」

 ある事例では、調査の過程で亡き母には別の男性との間に子がいることが判明。連絡を取ってもらったものの「遺産分割には協力しない」との返答で、話し合いができないこともあったそうです。

 「期限内に協議がまとまる可能性がなかったため、母親名義の不動産の一部をその子どもが相続することになりました。私が受けた案件の中で、唯一依頼者さまの希望通りにできなかったケースです。それでも、現行法の下でできるだけのことはやり尽くせたと考えています」

 満村さんは、家族が困らないよう遺言公正証書の有用性も強調。必要書類の準備や公証役場への提出、内容の確認といった手続きを代行し、作成当日は証人の一人として立ち会います。
 「遺言を残す方はまだ少なく、残していても要件を満たしていない場合も多くあります。家庭裁判所の検認が不要で、相続を速やかに実行できる法的効力を備えた遺言書を作ることをお勧めします」

満村哲司 みつむらてつじ

#chapter3

武道に打ち込む青年時代を経て、ちょびひげが印象的な男性との出会いから行政書士に

 徳島県警の警察官だった父親の影響で、中学から柔道に打ち込んでいた満村さん。スポーツの強豪で知られる天理大学に進学し、卒業後も会社勤めの傍ら格闘技を続け、ブラジリアン柔術の全国大会で優勝したこともあります。行政書士になったきっかけは、父親の遺産相続でした。

 「父が所有していた分譲マンションの相続登記で、ある行政書士のお世話になりました。ちょびひげが印象的な紳士然とした人で、複雑な書類作成や手続きをひょうひょうとこなす姿が何だかかっこいいなあと。ちょうど仕事のために競技の練習時間が取れずモヤモヤしていた時期で、妻の勧めもあって資格を取得し、2010年に事務所を開きました」

 月1度のペースで開かれる行政書士会の勉強会に参加。ときには講師を務め、自らが得意とする遺産相続について同業者に指南することもあるそうです。

 「時間が取れるときは隣町の柔道教室にも顔を出し、稽古や指導をしています。努力を重ねて実力を付けるという点では、武道も行政書士も似ているのかもしれませんね」と笑顔を見せる満村さん。高齢化が加速する時代を見据え、判断能力の低下に備える成年後見制度の活用も支援しています。

 「生前対策の重要性が見直され、また外国人材の受け入れが拡大し在留資格申請が増えるなど、社会情勢の変化により私たちが活躍するフィールドはますます広がっています。公共性が高い職務という自覚を持ち、幅広いニーズに応えることで社会に貢献していきたいです」

(取材年月:2024年7月)

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満村哲司

相続手続き、遺言公正証書の作成をサポートするプロ

満村哲司プロ

行政書士

行政書士満村事務所

フットワークの軽さ、平均処理時間1カ月のスピーディーさで、希望に則した遺産分割に導きます。相続登記の義務化にも対応しており、相続人が増えて権利関係が複雑化した案件の手続きもサポートします。

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