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人生を振り返り子孫世代に想いをつなぐ、終活アルバム「人生大全」

思い出を終活アルバムに紡ぐ写真撮影のプロ

芦澤利紀

沼津市らんカメラの芦澤利紀さん
終活アルバム作成・出張撮影のらんカメラ

#chapter1

終活にアルバム制作のススメ。自分らしさを映した自由な遺影撮影も

 「終活」という言葉が世の中に定着し、テレビや雑誌などさまざまなメディアでも取り上げられるようになった近年、エンディングノートや生前整理、生前葬の検討を進めている人もいるのではないでしょうか。
 そんな終活の一つとして、思い出の写真とともに自身の生きた証を残す、終活アルバムの制作を勧めているのが「有限会社らんカメラ」の代表・芦澤利紀さんです。
 
 ランケイ社書店の写真部「蘭カメラ」にルーツを持つ「有限会社らんカメラ」は、1966年に芦澤さんのお父様が写真部から暖簾分けして設立。息子である芦澤さん、その娘さんと、親子三代カメラマンとして60年以上事業を継承しています。

 これまで市庁舎の表敬訪問や式典撮影をはじめ、150名を超える集合写真のほか、沼津市内にあるほぼすべての小中学校の集合写真、年中行事撮影、卒業アルバム制作に携わってきました。

 「僕も60歳を過ぎたので、今後は年配の方たちに喜んでもらえるような活動をしていきたいなと思っていて。その中で自分ができることを考えた時、終活アルバムに辿り着きました。今は遺影専門の写真館もあり、自分が納得のいく遺影で葬儀を行ってもらうために、生前に遺影撮影する人も多くなっています。馴染みの居酒屋で撮ったり、ペットと一緒に撮ったり、もっと自由なスタイルで遺影を撮っていいと思うんですよね」。

 実際、限られた時間の中で家族が遺影用の写真を探すケースがほとんどだと思いますが、生前にとっておきの一枚を用意できれば、家族の負担も軽減され、ご自身の満足度もきっと高いのではないでしょうか。

#chapter2

古い写真もキレイに復元。写真と共に思い出が鮮やかに蘇ります

 「人生大全」と称する、らんカメラの終活アルバム。それは、ただの写真集ではなく、家族の歴史を次世代に継承するためのものと芦澤さん。
 「自分の人生の最後を整理する、その一つが写真で、それを行うことで少し気持ちの整理がつくような気がするんですよね。すべてオリジナルで制作するので、自分の生きた証を残し、子孫に伝えられるような一冊を作って差し上げたいです」。
 膨大な枚数から厳選した思い出の写真に言葉をのせ、100ページのフォトアルバムにまとめてお客様の手元へと届けます。もちろんアルバム用に新たな写真撮影を依頼することも可能です。

 アルバム制作はメールやLINEなどでコンセプトや仕様、行程等を打ち合わせ、写真のセレクト、エピソードやメッセージといった素材準備が整い次第、制作を開始。汚れや破れ、色褪せのあるフィルム写真も高性能スキャナーでデータに変換し、色の復元や修復を行い、一枚ずつアルバムのページを彩っていきます。
 「写真をキレイに修復するとみなさん喜んでくれますし、当時の思い出も蘇ってきますよね。修復は僕にとって面白い仕事で、完成時の喜びも然り、とてもやりがいを感じています」。

 ご自身の生い立ちやライフステージごとの写真で作り上げる終活用はもちろん、人生の節目や記念日を迎えた親へのプレゼント、若くして亡くなった方の思い出づくり、経営トップ陣の軌跡を綴った記念誌や事業の歩みなど、個人、企業問わず、さまざまなケースに合わせて制作することができます。

沼津市らんカメラ・集合写真・家族写真・ペット撮影

#chapter3

愛犬・愛猫との日常を切り取るペットフォト「ROY’S TAIL」

 「らんカメラ」のもう一つの柱となるのが、愛犬や愛猫のペットフォト『ROY’S TAIL(ロイズテール)」です。
 ドッグイベントでは飛行犬撮影も数多くこなしてきた芦澤さん。
「お客様が望むものを提供するのが僕の仕事なので、ワンちゃんが喜びそうなこと、好きな場所や好きな人との触れ合う様子などをお客様と一緒に撮っていきます。ペットを撮ってると全然飽きないし、カワイイので楽しい仕事ですよね(笑)」。
 犬たちとの暮らしを楽しんできた芦澤さんのペット愛が伝わってくるようです。

 撮影はペットの誕生日記念、カフェや海、散歩中など要望や天候に合わせて対応。洋服をたくさん着せて七五三風にといったあらゆるリクエストに応えられるのも、出張撮影の経験を豊富に持つ芦澤さんの強みです。

 「最近は学校行事も先生が撮影する機会が増えているので、撮影レクチャーや写真教室のようなものも開きたいですね」と芦澤さん。そのほか、AIを使った“被写体の数年後の姿”、1枚の写真から作る3Dフィギュアなど、さまざまな技術を取り込みながら、思い出を蘇らせるお手伝いができればと話します。
 「人に喜ばれる仕事だと思うので、満足のいくものを作り、喜んでいただければ、もうそれだけでいいのかな(笑)」。
 「あとは、日本にもオフィスに家族写真を飾るような、家族ファーストの文化が浸透してほしいですね。そうすれば自分が愛されていること、家族の一員であることを自覚できて、非行やいじめもなくなると思うんです。スマホで簡単に写真を撮れる今だからこそ、プリントして飾ってほしいなとすごく思います」。

(取材年月:2026年3月)

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専門家プロフィール

芦澤利紀

思い出を終活アルバムに紡ぐ写真撮影のプロ

芦澤利紀プロ

カメラマン

有限会社らんカメラ

これまで撮影した大切な写真を人生を振り返る一冊のオリジナル終活アルバムに。家族写真や自分らしさを表す遺影、ペット撮影など、お客様が思い描くシーンをお好みの場所で撮影しアルバムの1ページに飾ります。

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