PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

会社の利益を企業や経営者の個人資産に生かす視点で、経営者の資産設計を支える独立系FP

中小企業経営者のための資産戦略のプロ

船田敏和

船田敏和 ふなだとしかず
船田敏和 ふなだとしかず

#chapter1

法人と経営者は節税に加え財産形成の戦略を。中小企業や家族経営の会社を資産運用でバックアップ

 企業や経営者向けに資産コンサルティングを行う「フナスリーFP事務所合同会社」の代表・船田敏和さん。金融機関に属さないため、特定の商品を勧めることなく、完全に中立な立場で提案できるのが強みです。保障、証券、不動産、相続、確定拠出年金(DC)、クレジットカードなど多岐にわたる分野で選択肢を提案できることを強みとしています。

 「特定の金融機関に属さない中立的な立場のファイナンシャル・プランナー(FP)として活動しています。個人のライフプラン作成や保障の見直しも十分に担当できますが、最も得意とするのは会社や経営者が自らの資産を守り、増やすことを共に考える仕事です。お金に関するさまざまな相談に乗れるのが特長です」

 近年は従業員20人程度までの企業を対象とした資産戦略コンサルに注力しています。各社へのヒアリングを通じ、黒字経営を続けていても代表者個人にお金が残っていないケースが多いと感じ、船田さんは取り組みを強化してきました。

 「この規模の組織のリーダーは毎日の業務に追われ自分の将来設計を後回しにしがちです。しかし会社の預金はあくまでも会社のものであり、退任時に個人資産として確保できないのが現実です。そこで私は税理士が専門とする節税とは異なる視点に立ち、資産運用をアドバイスしています。具体的な話を聞いて驚かれる方が多いですね」

 さらに従業員の退職金を準備し、働く安心とエンゲージメントの向上につながる企業型DCの導入も支援。顧客の状況は年月と共に変わるため、契約後の長期的なコミュニケーションを重視しているといいます。

 「定期的なやり取りに加え、手書きのニュースレターもお送りしています。お金の話題のほか生活に役立つ情報も盛り込んでおり、好評をいただいています」

#chapter2

JAで20年にわたり融資などを経験。顧客との関係づくりに着目し総合資産戦略コンサルタントに転身

 船田さんは卒業後、中学生向けの教材を販売する企業に入社。金融業や人材派遣業を経て農業協同組合に転職します。

 「さまざまな仕事を経験したことで、業界を問わずお客さまの苦労が分かるようになりました。JAには20年間勤務し、葬祭部門を皮切りに住宅や教育、マイカーの融資手続きに携わり、さらに不動産取得や確定申告の対応など生活全般に関わる業務を担当しました。私のお金にまつわる知見が多岐に富んでいるのも、この日々があったからです」

 転機となったのは父親の負傷による施設入居。年金だけでは費用をまかなえず負担が生じるなか、子どもの大学進学も重なり、収入増の必要性を感じるようになります。

 「次のステップは独立と決めていました。幸いにも私にはお金の知識があり、この道のプロであるFPなら収入アップが期待できると見込んで2020年にフナスリーFP事務所合同会社を創業しました。当初は年間50回もの親子向けマネーセミナーを軸に個人のお客さまと関係を構築していきました」

 子どもには投資ゲームで経済の仕組みを体感させ、親には老後・教育資金や、NISA(少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)の違いといった家計の課題を伝えてきた船田さん。その後、顧客とより深く継続的に関わるスタイルを目指し、法人・経営者向けの総合資産戦略コンサルティングへと移行しました。

船田敏和 ふなだとしかず

#chapter3

起業して収入、時間、場所の自由を獲得。夢は自社を次世代にバトンタッチすること

 独立して5年が過ぎ「3つの自由を得た」と船田さん。収入、時間、場所を自分の裁量で決めることができ、改めて起業して良かったと語ります。

 「山あり谷ありですが、自分らしく働けるので私の性分に合っています。また、充実感をより高めているのがお客さまの広がりで、『船田に聞けば資産運用からクレジットカードの還元率まで答えてくれる』と喜ばれています。専門外のことまで相談していただけるのは、信頼関係があってこそだと思っています」

 当面の目標は中小企業への支援強化。黒字が続いていても資産設計ができているかどうか答えられる経営者は少ないといいます。

 「だからこそ、一緒に将来を見据えていただきたいのです。役員報酬を使いきってしまう、保障の仕組みを理解しないまま保険に加入しているなど、気づかないうちに資産が目減りしているケースは少なくありません。まず確保すべき金額を把握したうえで、残りを計画的に活用していただくことが大切です」

 現時点での支援実績は約200口座・総額約4億円規模。将来的には30億円規模の資産に関する支援を目指しながら、次世代に引き継げる体制づくりにも取り組んでいます。

 「お客さまの世代交代が進むのに合わせ、私も次世代を育て、そっと見守るつもりです。それまでに会社を軌道に乗せておきたいですね」

(取材年月:2026年3月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

船田敏和

中小企業経営者のための資産戦略のプロ

船田敏和プロ

総合資産戦略コンサルタント

フナスリーFP事務所合同会社

特定の金融機関に属さない独立系FPとして、企業や経営者の資産課題をサポート。投資・販売管理費・不動産・事業承継まで一貫対応し、会社の利益を企業や経営者の個人資産にどう生かすかを整理しながら支援します。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ静岡に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または静岡新聞社が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO