動物と建築の各専門家のタッグで実現する「真に幸せなペット共生生活」（1/3）

リフォームすること、サポートすることで、幸せが循環する集合住宅づくりを

　犬猫を飼っている家庭は3軒に1軒。そんな統計もあるほどペットを愛する人は増え、ペットとの豊かな時間を実感しておられる方も多いでしょう。室内飼いが主となりその一生の大半を家で過ごすペットにとって、住環境は幸福感や健康に直結し、また飼い主にとってもペットとの幸福な共生のために非常に重要な課題です。
「特に都会で多い集合住宅では、自宅の中のみならず周辺環境にも影響を受けるので、住環境づくりはより大事になります」。そう話すのはペット共生に特化したリフォームが口コミでペット愛好家に広がっている株式会社セラフ榎本の榎本修さん。飼い主とペットのかゆいところに手が届くリフォームにくわえ、集合住宅全体のサポートにも力を入れ、万全の体制を整えています。

「ペット可を謳うアパートやマンションも増えていますが、住民全員がペット飼うわけでもありませんから、どうみんな心地よく暮らしていくか、全体で取り組む雰囲気がある集合住宅は共生の質がぐんとあがりますよ」

　ポイントは「安心・安全・快適」。マナー・モラルの共有やルールづくり、いざという時の災害対策など講じるべき手は数々ありますが住民だけで行うのは難しいもの。そんな背景からセラフ榎本では管理組合との協力のもと、ペット委員会の設置やしつけ・防災講習会などをお手伝いするように。有資格者のスタッフの指導により、住民がペット災害危機管理士の資格取得ができたり、また万が一の際に安心のペット信託の紹介もしてくれたりと、ペットと飼い主のあらゆる環境変化にも備えています。
「その結果、住民の方々の満足度とともに、単なるペット可住宅ではなく『ペット共生型住宅』ということで人気や資産価値があがることも少なくありません。何より毎日のことですから、人もペットも気兼ねなく、楽しい気分で暮らせる意味は大きいですよね」

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【次ページ】構造に建材、グッズから防災・健康づくりまで。ペットリフォームがペットと飼い主さんの毎日を変える

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