安藤梨乃プロのご紹介
教えることが大好き! ヴァイオリンを通して、人生をより豊かに(1/3)

消極的だった幼い自分とヴァイオリンとの出会い
「とにかくヴァイオリンを教えることが好きなんです」と瞳を輝かせながら微笑むのは、埼玉県川越市にある『ヴァイオリンスクールKAWAGOE』の講師、安藤梨乃さん。
ヴァイオリンとの出会いは4歳のとき。ある日、幼稚園から帰宅したばかりの安藤さんは、お母さんに「私、ヴァイオリンを弾きたいの!」と突然言ったそうです。
どちらかというと控えめでおとなしい性格だった安藤さんの意外な訴えにお母さんは驚いたそうです。その頃、幼稚園で音楽会などがあったわけではなく、ヴァイオリンを習っているお友達がいたわけでもないのに、どうして急にヴァイオリンと言い出したのかは、安藤さんにもいまだにわからないのだとか(笑)。それでもお母さんは安藤さんの主張を尊重してあげたいと考え、最寄りのヴァイオリン教室を探して通うことになったそうです。そこでヴァイオリンの楽しさに魅了された安藤さんは、小学校、中学校と練習を続け、公立校としては珍しく音楽科のある県立高校を経て、憧れの音楽大学に埼玉県芸術部門からの奨学生として入学しました。「幼い頃は何事にも消極的で、決して社交的とは言えない性格でしたが、ヴァイオリンとの出会いをきっかけに、だんだんと自分に自信がもてるようになりました。小学校のとき、クラスメイトの前で緊張しながら演奏したことが私のソロデビューだったのですが、そのときのことは忘れません」
<次ページへ続く>