豊富な知見を元に的確なアドバイスをする不動産コンサルタント
西村進二
Mybestpro Interview
豊富な知見を元に的確なアドバイスをする不動産コンサルタント
西村進二
#chapter1
「土地・建物といった不動産の取得や売却、運用、保守・管理でお悩みの方は、当方にお声掛けください」と話すのは、不動産コンサルタントとして埼玉県朝霞市を拠点に活動する「S・Newカンパニー」の西村進二さん。
住まいなど物件の売買や、建設現場の監督や作業効率化についてノウハウを提供したり、住宅の新築・リフォームに際して間取りをアドバイスしたり。個人をはじめ、施工業者やマンションの管理組合から依頼を請け負っています。
西村さんはこれまで、デベロッパーでマンションの建築・監理に携わったほか、販売営業や企画設計、大規模修繕工事の進行と顧客開拓など、さまざまな領域で実務を経験してきました。
業務の傍ら、一級建築士や1級建築施工管理技士、宅地建物取引士、AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)などの資格を取得。不動産、建築、資金計画に関する知見と、各種プロジェクトの実行力を元に、それぞれの事情や要望を踏まえて的確に助言・提案しています。
「不動産・建築業界には、一つの道を究めたスペシャリストが少なからずいます。特定の分野を深堀した専門家と同レベルで精通しているとは言えませんが、私は守備範囲が広いのが強みだと自負しております。多角的な視点を持って課題を分析し、改善や解決に向けてサポートします」
不動産を扱う上で、動く金額は決して小さくありません。「多様な知識を有する第三者に意見を聞くことで、起こり得るリスクを最小化していきたいですね」と呼び掛けます。
#chapter2
西村さんは大学で建築工学を学んだ後、不動産の販売・賃貸・流通事業を展開するリクルートコスモス(現コスモスイニシア)に入社。新築マンションの営業や各種物件を案内する仲介営業を経て、新規案件のプロジェクトの遂行及び設計監理などに従事しました。
「私が就職したのは1989年。当時、未公開株が賄賂として譲渡された『リクルート事件』が世間をにぎわせ、会社が揺れている真っただ中でしたが、デベロッパーとして急成長を続ける姿に大きな可能性を感じ、同社に決めたのです」
西村さんは、在籍していた約20年間でマンションは55棟3500戸、戸建ては10現場150棟の分譲を担当。獅子奮迅の活躍及びチームワークで、個人業績で最優秀賞のMVPを獲得した実績も持ちます。
「とにかくやりがいのある仕事でした。開発者であるわれわれが居住者の暮らしを想像して共用部のデザイン性や使い勝手を考慮、また専有部におけるLDKや水回りの配置などをプランニングし、住まいが完成します。工事の過程では鉄骨やコンクリートを組み上げた無機質な箱に過ぎませんが、電気やガスが通り、人々の生活が始まると血が通っていく様を見るようで、何とも言えない達成感があります」
その後、建設会社や駐車場の設置・運営会社、不動産コンサルティング会社、マンションの大規模修繕工事業者で管理職としてキャリアを構築。「建築で求められる三要素、『品質・コスト・工程』の管理を基本に、商品企画などでオリジナル性を打ち出しながら、いかに目に見える形で成果を出すか考え、事業価値の拡大に寄与してきました」と語ります。
#chapter3
自らの裁量を発揮すべく、2024年5月に開業する西村さん。会社勤めの頃に築いたネットワークも生かし、不動産売買を手掛ける会社から「建築業全般にも挑戦していきたい。何から手を付ければいいか指南してほしい」といったオファーに応えています。
多岐にわたる取り組みの中で、今後、力を入れていきたいのは有資格者にしかできない業務です。「例えば物件を購入したり、借りたりする人に対し、権利関係や設備・構造の概要といった重要事項の説明が義務付けられていますが、売り手や貸し手に代わって担えるのは宅建士です。不動産の契約ごとを不備なく完遂する重要な役割であり、個人対個人、法人対個人の取引を、当方が責任をもって取り持ちたいと思っています」
個人事業主として一歩を踏み出した西村さんですが、現在は企業に勤めながら副業的にスタートしています。「ハードワークをしてたくさん稼ぐというよりは、自分が身に付けたスキルを維持、向上させる機会になればと考えていて、私個人のビジネスに反映していくつもりです」
三十余年に及ぶ職業人生で学び得たことを社会に還元するため、新たなステージへ。60代を迎えるにあたり、「息子たちのためにも少なくともあと20年は頑張りたい。社名である『S・Newカンパニー』は私も含めた息子たちのイニシャルでもあり、代々受け継いでいける様な事業展開も考えたいと思っています」と力を込めます。
「現状、60歳もしくは65歳を定年に設定している企業は多いでしょうが、それを過ぎると大半の人が嘱託扱いとなります。後進の育成などに励む方がいらっしゃるように、私も80歳までは働いて、皆さんのお役に立ちたいですね」
(取材年月:2024年4月)
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Profile
豊富な知見を元に的確なアドバイスをする不動産コンサルタント
西村進二プロ
不動産業
S・Newカンパニー
30年以上にわたり不動産・建築業界でキャリアを重ね、一級建築士や1級建築施工管理技士をはじめ、多数の専門資格を取得。多角的な視点から、不動産取引・ビジネスに関する悩み解消の手助けをします。
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