依頼者の思いに寄り添い、相続・遺言を支える行政書士
中川卓之
Mybestpro Interview
依頼者の思いに寄り添い、相続・遺言を支える行政書士
中川卓之
#chapter1
「親しみのある話しやすい雰囲気でご用件を伺い、初めての方にも分かりやすいご説明で安心感をお届けします」と話すのは、大阪府吹田市の「なかがわ行政書士事務所」の代表・中川卓之さん。遺言書の作成や相続手続きのサポートを中心に、事業者向けの補助金申請、各種許認可申請などを手掛けています。
「特に力を入れているのが、遺言・相続に関する業務です。同世代の友人・知人の間でも話題にのぼることが増え、所属する大阪行政書士会三島支部の無料相談会でも悩みを抱える人の多さを実感し、お力になりたいと考えています」
「相続人は誰になるのか」「財産の全容が分からない」といった疑問に対し、中川さんは、戸籍を収集して法定相続人を確定し、故人の財産をリストアップ。財産の配分について関係者全員の合意をまとめた遺産分割協議書を作成し、銀行預金や有価証券の解約・払い戻し、自動車の名義変更・廃車など、煩雑な事務作業を代行。生前の備えとして、公証人が関与して正確性を期す公正証書遺言や、本人が自分で書き記す自筆証書遺言の作成もフォローしています。
「相続には書類の準備や調査を行う行政書士だけでなく、土地・建物といった不動産の名義人を変更する司法書士、財産評価や税金の計算・申告を担う税理士などが関わります。私が窓口となって連携することで、皆さまがそれぞれの専門家とやり取りする手間と負担を減らしたいと思っています」
初回相談は1時間無料で、状況に応じた手続きと費用を案内。内容に納得してもらった上で契約し、進捗を報告しながら進めることで信頼の構築に努めています。
#chapter2
中川さんは1991年、結婚式場や飲食事業を展開していた企業に入社。貸し会議室・ホール運営事業への転換期から携わり、全国各地で新規施設の開発運営を担当。物件の選定から事業計画・収支計画の策定、内装設計、施工業者との調整、集客まで、多岐にわたる業務に従事し、後年はセンター長として施設運営や人材育成にも携わりました。
「会社員時代は、お客さまが何を実現したいのかを理解することを心掛けていました。日時や人数を確認する前に、会場をご利用いただく趣旨や背景にある思いを聞き取っていました」
あるとき、業績が大幅に伸びた企業から「お祝いにビールかけをしたい」と持ち掛けられ、中川さんは必要なビールの量から現場の防水対策まで検討して見積もりを作成。最終的に予算が合わず開催には至りませんでしたが、顧客の要望をかなえるべく知恵を絞りました。
「会議室を使う主催者さんだけでなく、その先にいる参加者も私たちのお客さまだと考えていました。全体像を捉え、リスクも踏まえて的確にプランニングする力が身につきました」
2024年、33年間勤めた会社を早期退職。家庭の事情に加え、仕事をやり切ったという思いもあり、新たな道へ進むことを決意。行政書士を目指すきっかけの一つは、同資格を持っていた祖父の存在です。
「職務について調べるうちに、会社設立支援や事業計画の作成など、前職の経験と重なる分野があることを知り、勉強に励みました。一度目の挑戦で試験に合格し、2026年6月に開業しました」
#chapter3
自らの意思を示す遺言や、親族らの感情が絡む相続といったデリケートな部分に触れるにあたり、細やかに配慮する中川さん。サービス業を通じて培った傾聴力や柔軟な対応力を、現職にも生かしたいと言います。
「主役はあくまでお客さま。自分は裏方として支える存在です。皆さまがわだかまりなく、前向きな人生を歩めるようにお手伝いします」
前職では、顧客の意図や目的に応じて提案内容を変え、スタッフに対しても一人一人の意向をくみ取り、相互理解を促してチームワークを形成してきました。相続の場面でも、依頼者の気持ちを尊重するとともに、ほかの相続人の事情や関係性を考慮し、調和を図ることが大切だと考えています。
「一方的に質問を重ねるのではなく、まずはお相手の話をじっくり聞くことを重視しています。言葉にならない不安にも耳を傾け、心情に寄り添いながら円満な道筋を見いだしていきたいですね」
建設業や産業廃棄物収集運搬業、宅地建物取引業、古物商などの許認可取得や、特区民泊の認定申請、新事業の立ち上げや設備投資に関する補助金申請にも尽力する中川さん。個人事業主や中小企業の経営者に伴走し、事業の発展を後押ししています。
「行政書士は、暮らしやビジネスに関わるさまざまなニーズに応えることができます。生まれ育った吹田市に根差し、地域の皆さまにとって身近で頼れる相談相手になることが目標です。法律的な困りごとがあれば、お気軽にお声がけいただければ幸いです」
(取材年月:2026年10月)
リンクをコピーしました
Profile
依頼者の思いに寄り添い、相続・遺言を支える行政書士
中川卓之プロ
行政書士
なかがわ行政書士事務所
33年間の会社員経験で培った対応力を生かし、依頼者の話を丁寧に聞いて、希望や事情に応じた手続きを提案。相続・遺言を中心に、他士業との連携も視野に入れ、依頼者の負担軽減を目指します。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /