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「お客さまのためになることを全力で」をモットーに、愛車を丹精込めてメンテナンス

40年以上の経験を生かし車の美観を支える鈑金塗装のプロ

田林良昌

田林良昌 たばやしよしまさ

#chapter1

鈑金塗装やコーティング、車検・整備を手掛け、国産車・輸入車に対応

 「お預かりした車のコンディションを整え、快適なカーライフをかなえます」と話すのは、岡山県笠岡市の「BPサービスタバヤシ」代表の田林良昌さん。鈑金塗装や車検を通じて自動車をケアしています。

 「へこみやキズが付いたボディーやバンパーを修復し、ゆがみが生じたフレームは修正します。事故や経年劣化で損傷が大きい場合は、骨格のズレをミリ単位で調整して、安定した走行性能の回復を目指します」

 個人のマイカーをはじめ、中型トラックやバンといった社用車もメンテナンス。自動車販売店や保険会社からの要望にも応じています。

 「当方は、スタッフの実力には自信があります。2016年、業界団体などが開催する自動車整備の技能を競う『BPグランプリ』において、中国四国ブロックの塗装部門で第1位となりました。プロの技で、皆さまの愛車を新車のような輝きへ導きます」

 国産車、輸入車ともに手掛け、輸入車であれば再現性を上げるため、外資系の塗料を使い、特有の色合いや質感に合わせて調色。表面がくすんできた際は、磨きをかける下地処理とコーティングで滑らかな色つやを出し、耐候性や防汚性などを備えた塗膜により、紫外線や雨雪から保護します。

 車検では、バッテリーやブレーキ、タイヤなどをくまなくチェック。保安基準適合標章や保証書を発行するとともに、点検内容や車の状態について説明しています。

 「ダメージの度合いがどれくらいか、手当てに要する時間や金額などを、分かりやすくお伝えすることを心掛けています。不具合に処置を施した後は手洗いで洗車し、室内も清掃して納車いたします」

#chapter2

職人の道を歩み、自分が納得できる仕上がりを届けるため30歳で独立

 田林さんは1964年に笠岡市で生まれました。地元の工業高校の機械科を卒業後、鈑金塗装の道に入ります。

 「当時はバブル景気に沸き、日本は優れたものづくりで世界を代表する自動車の生産国になりました。各メーカーが次々と打ち出すモデルに若者の多くが憧れを抱く時代で、私もおのずと興味を持ち、車に携わりたいと思いました」

 二つの工場で修行し、職人として腕を磨いた田林さん。30歳を前にしたタイミングで「自分が納得のいく仕上がりをお客さまに届けたい」と一念発起し、個人事業主として1994年に「BPサービス田林」を立ち上げました。

 「作業では、パーツを加工する溶接機や車体を持ち上げるリフト、ホコリの侵入を防ぐ塗装ブースなど、専門設備と広いスペースが必要です。コストもかかることから、当初は知人の工場の一角を間借りする形で事業をスタートさせました」

 屋号の「BP」は、「Body Paint(ボディーペイント)」を表す業界用語から。腕一つで勝負する決意を込めて命名したそうです。

 「最初の頃は思うように集客できず、心もとない日もありましたね。自分の拠点を構えるため、実直に取り組み、お客さまにご満足いただける施工品質を目指すことで信頼関係を構築。独立から5年後に店舗を借りることができました」

 田林さんは「お客さまのためになることを全力で」をモットーに掲げ、地域密着で活動。2011年に現在の場所に工場を移転し、2016年には法人化して「BPサービスタバヤシ」を設立しました。

#chapter3

スキルや設備のアップデートに努め、電気自動車(EV)の対応も強化

 少数精鋭で、数多くの依頼を請け負ってきた田林さん。一人一人がスキルアップに努めるほか、道具や機材のアップデートにも力を入れています。

 「充実した設備で業務の効率化を図るのはもとより、職人が気持ちよく働けるようになれば、仕事の質も高まると考えています。本領を発揮できる環境のもと、誰もがやりがいをもって職務に励むことで、お客さまの期待に応えていきたいですね」

 時代の変化にもしなやかに順応。今後は、普及が進む電気自動車(EV)の対応も強化していきたいと言います。

 「外装を直す鈑金塗装の基本は変わりませんが、EVは高電圧システムを搭載し、触れてはいけない場所がありますし、車体も軽量化のために特殊な素材が用いられているケースがあります。感電などを防ぐには適切な手順を踏む必要があり、知識や技術を養うためにも、常に勉強が欠かせません」

 高校卒業以来、40年以上にわたって鈑金塗装に従事。一つの仕事を長く続けられたのは、かっこいい理由があるわけではなく、「自分にはこの道しかない」と一途に追求してきた結果だと語る田林さん。2人の子どもも、ひたむきな父の背中を追い、事業を支えています。

 「1台1台と丁寧に向き合い、丹精込めてお手入れし、皆さまの愛車をより良い状態へ導きます。通勤や買い物など、車は日常の足となりますので、美しく、良好な足回りに整備することで、日々のドライブを楽しんでいただければ幸いです」

(取材年月:2026年6月)

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専門家プロフィール

田林良昌

40年以上の経験を生かし車の美観を支える鈑金塗装のプロ

田林良昌プロ

鈑金塗装業

株式会社BPサービスタバヤシ

40年以上の鈑金塗装経験を生かし、可能な限り新車に近い状態を目指して施工。国産車・輸入車を問わず依頼を請け負い、軽微な整備を含め月間約70台の車両に対応しています。

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