手作りアクセサリーを作るワクワク感を貴方に贈るプロ
越宗玉恵
Mybestpro Interview
手作りアクセサリーを作るワクワク感を貴方に贈るプロ
越宗玉恵
#chapter1
「もともとハンドメードの物作りが大好き。自分の時間が自由にならない子育て中でも楽しめたことから、この楽しさを子育てや介護などで時間の取れない女性に広く知ってもらいたいと8年前に教室を開きました」
岡山県岡山市中区平井の閑静な住宅街の中ほどにある自宅で「アトリエ ベルジェ」を開いている、手芸講師・越宗玉恵さんの思いです。
越宗さんは学生時代に和裁や洋裁を学んだのを皮切りに、人形作りやシルバーアクセサリー作りなどにも挑戦。テレビで紹介された雑貨・小物などを見て、いいなと思うとすぐに材料を集めて作ってしまうという行動派です。
「なんとなく、それっぽくは見える」程度の適当な出来では納得できない越宗さんは、新しい種類の作品に凝ると、作品制作のための資格を次々に取得。「現在のメーン講座になっているビーズ関連の資格など約10種類を持っています。自分の作品をきちんと仕上げたいのはもちろんですが、教えてほしいという方にも確かな技術を伝えたいと考えてしまうんです」
友人に頼まれて始めたというハンドメード講座のほか、頼まれるとアクセサリー・雑貨の制作や修理も越宗さんは引き受けています。子どものエプロンやバッグを作ったり、古いアクセサリーを修理したり、より輝きを増すようにリメイク方法を考えるのも楽しいと言います。
「一心不乱に作品作りに没頭する時間も充実していますが、きちんと作品が出来上がった時の達成感はまた格別ですよ」
#chapter2
現在は主にビーズを使ったアクセサリー作りをしている越宗さん。針と糸でビーズを編んだり、ワイヤーをひねったり、曲げたり、巻いたりと手を加えてビーズを美しく配置し、自分好みの作品を作り上げていきます。
「ビーズアクセサリーは身に付けた時に存在感があり、装いに華やかさを加えてくれます。自分の好きな色を組み合わせたもの、どんな場所でも身に付けやすいモノトーンのものなど色々考えながら自作していくのが楽しいんです」と越宗さん。
ビーズと一口に言っても、プラスチックのものから、ガラス、天然石、貝殻までさまざまな材料があり、形もオーソドックスな球形や円形から花形や星形など多彩。ほかにも「透かし」の金属パーツ、大振りなのに軽いアクリルビーズやエアパールといった新素材もあり、自由な発想で作品作りができます。
「かわいいビーズをどう組み合わせようか、固定する金具をどう使おうかと、いろいろ考えるのもワクワクします」。越宗さんは物静かな女性ですが、内に秘めたハンドメード作品に対する情熱が言葉の端々から伝わってきます。
ビーズアクセサリー作りに必要な材料や工具、制作法は日常生活では縁のないものが多く、制作技術は少しずつしか上達しないと越宗さんは話します。「でも、それがいいんです。失敗自体も、失敗からリカバリーするアレンジを考えたりするのも醍醐味(だいごみ)。経験を積んでセンスが磨かれれば、自分の家にある古い装飾品やビーズの活用法がひらめいたりするようになりますよ」
※写真説明:楽習フォーラム有名デザイナーのデザインによる作品
#chapter3
越宗さんは自宅のほか、市民会館や公民館など公共施設、カルチャーセンターなどで教室を開催してきました。また、近隣の小学校や中学校のPTAからの依頼を受け、出張講座を開いたこともあります。
「基本的に呼ばれればどこにでも行って教室を開きます。少人数教室で丁寧に教えるのが“越宗流”ですので、初めての方でも気軽にお申し込みください」
子育て世代の母親層を主な対象と位置づけていますが、越宗さんの生徒は幅広い年齢層にわたります。「現在は90代の女性が最高齢でしょうか。娘さんと一緒に楽しそうにアクセサリー作りに熱中していらっしゃいます。老いも若きも関係なく、アクセサリー作りを通じて、誰もが楽しい時間を過ごせるような教室運営をしていきたいですね」
教室では厳しい指導もすると越宗さんは言います。「生徒の皆さんには、きちんとした技術を習得していただきたい。いい加減な技術では、ハンドメードの楽しさは分らないと思うからです」
銀のワイヤーをどう編み上げていくか、天然石を留める金具の使い方は、単品では派手すぎるビーズを上品に仕上げるための組み合わせは―。想像力と指先の力で“美の小宇宙”を生み出していく楽しさを広めていくことを使命と感じているという越宗さん。「自分の手で、自分だけの作品を生み出す楽しみを多くの人に味わってほしい」と願っています。
(2012年5月取材)
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