港定明プロのご紹介
真心で石のお世話をいたします(1/3)
税理士も兼業? 異色の石屋さん
岡山県瀬戸内市邑久町の瀬戸内市役所そばで、1929年から3代にわたって営業を続ける港石材店は、地域密着型の“石屋さん”です。
3代目代表取締役の港定明さんは税理士も兼ねる変わり種。「もと税務署員ですので、そのつながりで資格をとりました。石屋のお客さまに、ちょっと役立つ税の知識を提供できたら」とほほ笑みます。
港石材店を大きくしたのは港さんの父・実さん。精力的に働いていたそうですが、1988年に病気で急死しました。そんな中で持ち上がったのが後継者問題。「兄(長男)が継ぐのかと思っていたら、なぜか『お前、計算ができるんだからやれ』と次男の私におはちが回ってきまして…」
当時石材店の仕事をまったく知らなかった港さんは悩みましたが、「港石材店をごひいきいただいている、大勢のお客さまの期待を裏切れない」と29歳で新しい世界に飛び込む決心をしました。
「とにかく現場に出て、体当たりで学ぶしかない」と、港さんは熟練の職人さんの下で、一労働者として肉体労働。盆と正月を除いて休みなく現場で働きました。「体を壊したりしながらも、石屋として自信を持つことができました。そして、石屋の世界は職人目線の世界だということに気づきました。『素人(お客さま)は玄人(石屋)に黙ってまかせておけばいい』と、よく言えば職人はプロとしての自負を持っているのですが、お客さまの目線とは食い違う傾向があり、一層満足していただくためには、素人目線が大切なんだと気付いたんです」と港さんは力を込めます。
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