安くて・早くて・誠実な水回りリフォームのプロ大藪次雄

安くて・早くて・誠実な水回りリフォームのプロ

大藪次雄

インターネット販売により経費をなくし、安く仕入れて、しっかりリフォーム

　給湯器やボイラーを中心に、エコキュート、ユニットバス、システムキッチンの販売、および取り付け・リフォーム工事を手がける『エコネット』。訪問・店頭販売を一切おこなわず、インターネットでの受注にこだわる独自の営業スタイルを貫いています。

　それによりエコネットでは、給湯器や温水器を、メーカー希望小売価格より、50%～70%近くも割り引いた価格で提供。営業のために社員を雇えば給料や経費、店舗を構えれば家賃などの維持費がかかってしまいますが、そうしたコストをすべて抑えているので、こうした驚きの価格が実現。また、全国100社以上の企業との共同購入により、メーカーとの仕入れ交渉をおこなっているのも、低価格実現の秘訣。単独で仕入れるよりも、はるかに安価で、商品を仕入れることが可能なのです。

　「安いのはありがたいけれど、安かろう悪かろうでは？元々高額なものを売りつけられたりしてないか、サービスの質は大丈夫か？」と疑いたくなりますがご安心、問い合わせの際、現在使っている給湯器の品番を伝えれば、エコネットが取り扱う150種以上のなかから、一番安く交換できる後継機種を探してくれます。
もちろん見積もりは無料で、見積もりをしたからと、その後しつこく営業されることもありません。

　工事を担当するのは、長年業務提携をしている、腕も人柄も信頼のおける職人さんたち。加えて、これまで受注した工事内容は、自身で作ったソフトでしっかり管理しているので、後々まで的確で迅速に対応でき、施工や機器自体も、最大10年の保障をしてくれます。

　エコネットの営業心得は、「安い・早い・しつこくない・さわやか笑顔」。事務所に掲げられたこれらの言葉を実践し続けているからこそ、創業以来およそ16年間、ネット販売のみで1700件あまりを受注し、続いているのでしょう。そんなエコネットを営むのは、大藪次男さん。「ここまでやってこれたのは、家族や家族同様の猫が支えてくれたおかげ」だといいます。

経験豊富な営業で成功した高収入のサラリーマンから、営業をかけない社長へ

　大分市に生まれた大藪さんは、工業高校を卒業したのち、自衛隊に入隊。2年後に転職を決め、カー用品の販売会社に就職します。10年ほどしてバブル時代に突入、自分の可能性をもっと試してみたいと、福岡にある東証一部上場の建築会社に入社します。
　
　入社後は、訪問形式の営業でしたが、前職で培った接客スキルを活かし、何千万円という大きな契約を次々と獲得。かなりの給料を稼いでいましたが、毎月結果を出し続けなければいけないプレッシャーや、後輩の指導が苦手だったこともあり、40歳の時、退職と帰郷を決意しました。
　
　地元・大分に戻ってからは、住宅会社で2年間、個人住宅の営業を経験したのちに独立。当時話題になっていた、オール電化や太陽光発電を手がける事業を始めました。

　パソコンの普及が進み始めていたこともあり、これからはネットの時代だと感じた大藪さんは、エコ商品をネットで販売していく形を目指し、社名も「エコネット」と命名。訪問販売とネット販売を駆使して頑張ったものの、設立してすぐは鳴かず飛ばずの状態でした。しかし5年ほどすると、オール電化の大きな波が押し寄せ、数人を雇って事業を拡大するまでに。その後、ネット販売だけでやっていく形に切り替えました。まだ、時代を先取りしていて、現代のようにスマホが当たり前になる前で、ネット環境も整っていなかったため、苦しいときもあったと言います。

　昼夜共働きで支えてくれる妻や子どもたちのために、ついに一念発起。ある日、ホームページの見直しをはかることを決意します。1ヶ月休業し、インターネットでいかに検索上位になるかなど研究を重ね、ネット販売の強化に力を注ぎました。

悪質な訪問販売から、地域の人を守りたい使命感

　ホームページの改善効果が出始めたのは、それから3年ほどたったころ。SNSも活用して、積極的に「選んでもらう」努力を重ねた結果、受注数は徐々に多くなっていきました。
　
　「オール電化事業」から、「給湯器販売・水回りリフォーム事業」へ移行したのは、以前、冬場に給湯器が壊れて困っていた家庭に、寒い中で迅速に対応したことで、とても喜ばれた経験から。

　また、ネット販売や安さ、誠実なサービスにこだわっているのは、大藪さんの実の父親がきっかけでした。
農家を営み、コツコツと働いていた父が、訪問販売で、悪質な業者から商品を高く買わされ、「まじめな父が少しずつ頑張って貯めたお金を使わされて、悔しかった。被害にあわせないようにしなくては。」という思いが、原動力となっているのです。

　使命感を持って、ほとんど休みなく働く大藪さんも現在60歳。せっかくここまで築き上げた会社を、思いを、次の世代に引き継ぐことも考えながら、「大分県ナンバーワン販売店」を目指し、まだまだ熱い思いをたぎらせ続けます。
（取材：2018年4月）

安く、早く、しつこくなく、さわやかに、薄利多売で、幸せを届けたい

インターネット販売により経費をなくし、安く仕入れて、しっかりリフォーム

経験豊富な営業で成功した高収入のサラリーマンから、営業をかけない社長へ

悪質な訪問販売から、地域の人を守りたい使命感

専門家プロフィール

Other Interview