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機能的なガラスフィルムで人々が集う場所を守り、快適な生活を支えたい

窓ガラスの飛散防止やUVカットフィルムで人々の生活を守るプロ

逸見直人

逸見直人 へんみなおひと
逸見直人 へんみなおひと

#chapter1

ガラスが飛び散らない飛散防止フィルム、防犯性、遮熱性を備えたフィルムを施工

 「地震や大型台風が増加し、職場や家庭で防災グッズを準備しても、窓ガラスに対する備えはほとんどありません。体育館や公民館、ホールなどは避難所として使われるので、破損による二次被害を防ぐためにもフィルムで補強することをおすすめします」

 そう力を込めるのは、新潟市の「FREE&STYLE」代表の逸見直人さん。幼稚園や保育園、学校、商業施設やホテル、工場、店舗、住宅といった建物に「飛散防止フィルム」を施工しています。

 「街を見渡すとあらゆる所に窓ガラスがあります。採光や通風、眺望の確保といった役割を持ち日常を彩りますが、災害時に割れると鋭利な切り口が凶器になります。飛散防止フィルムを貼れば、粉々になって飛び散るのを防ぐことができます。無数のかけらに足を取られたり、頭上から断片が落下したりする恐れがあり、避難の妨げになりますので、事前に手だてを講じておきましょう」

 逸見さんは人々が集う空間や日々の暮らしを守るため、太陽光を反射して室内に入る熱を抑える「遮熱フィルム」、ハンマーなどの衝撃に耐える「防犯フィルム」、視線を遮りプライバシーを保護する「目隠しフィルム」など、各種製品も扱っています。昨今の猛暑の影響で、遮熱・断熱タイプを採用して電気代を節約したいというオーダーも増えているそうです。

 「窓ガラスの強度などに関心が向く機会は少なく、災害が起きて破片でけがをしたり、空き巣に入られてから対策の必要性に気づきます。被害に遭う前に予防していただきたいので、フィルムの優れた機能性を多くの方に伝えたいですね」

#chapter2

人の役に立ちたいとガラスフィルム事業をスタート。仕事はきれいに丁寧に

 逸見さんは、2011年に東日本大震災が発生したことを受け「人のためになることをしたい」と考え、震災から3年後にガラスフィルム事業をスタートします。当初は今以上にフィルムの存在が知られておらず、なかなか受注に結びつきませんでした。

 「営業は得意だったので各所を訪問しました。最初に契約したのは保育園で、災害時や子どもたちが遊んでいる時に、けがをさせたくないという声がありました。高齢者施設では、不審者が侵入しないように防犯性を高めたいなど、困り事や導入する目的がそれぞれにあると分かりました」

 打ち合わせから施工まで自らがワンストップで対応。現場は窓が高い位置にあったり、すりガラスだったり状況も違いますが、作業を通じて知識やスキルを蓄積しました。

 「フィルムを貼る時は静電気が発生してチリやゴミが入りやすいので、細心の注意を払います。元々手先が器用ですし、負けず嫌いな性格なので、どんな場所でも『きれいに仕上げる』と気合が入りますね」

 丁寧な仕事ぶりが評価されリピート客が多いのも特徴です。1階の飛散防止対策をした事業所から、翌年は2階の遮光対策を依頼され、さらにその翌年は系列先というように継続して付き合うクライアントもいるとか。

 「ある施設で飛散防止フィルムを施した時、『建物が古いので強風の日は怖かった。これで不安なく過ごせる』と感謝されました。皆さまの役に立っていると感じることがやりがいになっています」と目を細めます。

逸見直人 へんみなおひと

#chapter3

紫外線カットや映像を投影できるスクリーンタイプなど、各種フィルムを提案

 「当方は紫外線をカットするフィルムも取り扱っており、床や家具、商品が日焼けして劣化するのを防ぐことができます。また、蛍光灯が発する紫外線が屋外にもれなくなるため、夜は虫よけにもなります」

 逸見さんは製品の特性を説明するため、問い合わせがあれば新潟から東北、関東まで車を走らせます。

 「現場を見てお客さまのニーズに合わせてご提案したいので、本州でしたらどこにでも行きます。フットワークが軽いんです。営業時の交通費は請求しないので高速を使わず一般道です。規模が大きい案件は、地域の業者さんと連携して施工する体制づくりもしています」

 2024年の能登半島地震後はメーカーから製品を提供してもらい、フィルム代を無料にするなど費用負担を軽減。各自治体の補助金制度も調べて案内しています。
 「補助金の申請は面倒なので業界では敬遠するところもありますが、お客さまのメリットが大きいです。喜んでいただけることは労を惜しみません」

 さまざまな施設を手掛ける中で、フィルムの新しい可能性も見えてきました。例えば、車の販売店で夜間にCMを流すこともできると言います。
 「ショールームなどは大開口のガラス張りなので、映像を投影できるスクリーンタイプを貼れば、大画面を作り出すことができるんです!」

 多方面に働きかける逸見さん。原動力は「お客さまにフィルムを知っていただき、安心安全で快適な生活を送っていただきたいだけ。事業を始めた時と何も変わっていません」と笑顔で語ります。

(取材年月:2024年4月)

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逸見直人

窓ガラスの飛散防止やUVカットフィルムで人々の生活を守るプロ

逸見直人プロ

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FREE&STYLE

ガラスフィルムを貼ることで、ガラスの飛散防止や防犯、遮熱といった対策を行います。一度貼ると効果は20年近く持続。直接現場を確認してフィルムの提案から施工までワンストップで対応します。

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