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知識と人脈をフル活用し、住まいの“答え”を見つけるコンシェルジュ

高齢者や社会的弱者にも寄り添う、不動産のプロ

野下江

野下江 のげこう
野下江 のげこう

#chapter1

不動産の各専門家との窓口になり、売買でもリフォームでもワンストップ対応

 1969年に開発が始まった長崎県諫早市の西諫早ニュータウン。今も約3000世帯、およそ1万人が暮らし、銀行や病院などが集まる中心部の一角に、野下江さんの不動産会社「ホームセルジュ」があります。

 「開業は1992年です。娘が成長する環境を求め、学校に近いこの場所に自宅兼オフィスを構えました。主な事業は土地や建物の売却を任される媒介や、賃貸住宅の仲介・管理などで、戸建てやマンション、事務所も扱っています。お客さまが購入された中古物件のリフォームも得意としています」

 社名は英語の「Home(ホーム)」とフランス語の「Concierge(コンシェルジュ)」を組み合わせた言葉。前者は「わが家」や「住まい」を表し、後者は「管理人」「門番」などを意味します。

 「コンシェルジュは日本でも浸透し、今日ではホテルに限らず、観光施設やショッピングセンターでも見かけます。お客さまが自ら調べたり、動き回ったりせずに済むよう、多種多様な要望を受け、知識や人脈を駆使して代行・案内する係ですよね。私たちにも住宅のことなら何でもリクエストしてほしい、との思いから命名しました」

 家づくりや法律の専門家とネットワークを築き、内容に応じてマッチングするワンストップ対応も強み。例えばリフォームでも、工務店を介さずに大工やクロス張り職人、電気工事士などを直接手配できるため、コストを抑えた施工が可能です。

 また、使用する建材やガス機器などの諸設備は、自ら業界専門の販売会に参加して市場価格よりも安く入手。生じたメリットは顧客に還元しています。

#chapter2

家族経営の温かさも魅力。高齢者の住居問題も一緒に解決していきたい

 「家族経営も弊社の強みです」と野下さん。会社は自身が代表取締役で妻が取締役を務め、さらに娘と長男の妻、気心知れたパート従業員が勤務。寝ている時間を除き、つい仕事の話ばかりになってしまうのが“玉にきず”ですが、仲の良さは顧客にも伝わっています。

 「アパートの賃貸管理を頼まれたオーナーさまが弊社の雰囲気を気に入り『もう1棟購入したいからサポートしてほしい』『知り合いの家主を紹介したい』などと声を掛けてくれることがあります。私は口下手ですが、妻や娘は聞き上手で話し好きの上、自宅で作業しているためコミュニケーションを取りやすい点が喜ばれているようですね」

 案件も必要以上に増やさないため親身な姿勢を心掛けることができ、打ち合わせも念入りに平均1、2カ月はかけるとか。

 「急な変更が生じても、長い目で見ればお客さまにとってプラスになるので気にしません。省エネ住宅の取得など、補助金が適用できれば申請もお手伝いします」

 困り事にも応え、先日も生活保護中の高齢者から「借りている部屋を立ち退くことになり、身寄りもないので助けてほしい」と相談があり、条件に合う物件を紹介。無事に入居が決まって深く感謝され、今でも季節の果物などを手に訪問を受けると言います。

 「いわゆる社会的弱者の方々にも解決策が見つかるよう応援しています。特にお年寄りはもう働けず、年金も心もとない中で、住まいの問題だけは私たちがお力になれると考えています」

野下江 のげこう

#chapter3

半導体産業を中心に活気を見せる諫早。不動産業の今後にも大いに期待

 不動産業に携わる前、石油の開発や大学建設のプロジェクトに従事し、中近東を駆け回っていた野下さん。1980年にイラン・イラク戦争が発生し、戦禍を逃れるために帰国しました。

 「職場が爆撃を受け、恐ろしい思いをしました。命があることに感謝し、昔から憧れていた社長業を実現させようと、取得していた宅地建物取引士の資格を生かして起業しました。この先、75歳までは何とか頑張りたいですね」

 西諫早ニュータウンでは、住民の高齢化も進行。空き家が生まれる一方、若い世代も移り住み、古い住宅をリノベーションしたり、土地を分割して新築したりしています。

 「ここで育った子どもたちは別の大都市で家庭を築いていたりします。だから誰も住まなくなった家を売る、貸す、更地にする、駐車場にするなどの提案も行っていますね。司法書士などと協力し、相続相談にも乗っています」

 諫早市では、世界的企業がスマートフォンなどの画像センサーに組み込む半導体を製造したり、大手メーカーがファインセラミック部品を生産したりと、産業分野が活気を見せているとのこと。関連会社の事務所や工場も建ち、道路の整備や拡張も進んでいると言います。

 「働く人の住まいも確保する必要があるため、かいわいの不動産は今後も十分に発展が期待できるでしょう。実家の扱いなどでお悩みであれば、お声掛けください。環境省の名水百選に名を連ねる、轟峡(とどろききょう)の湧き水で入れたコーヒーや緑茶をご用意して、お話をじっくり伺います」

(取材年月:2023年10月)

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野下江

高齢者や社会的弱者にも寄り添う、不動産のプロ

野下江プロ

不動産流通

ホームセルジュ株式会社

温かな家族経営の良さを強みに、諫早市で約30年続く不動産会社。住居問題や相続で悩む高齢者にも寄り添い、不動産に関する知識と人脈を生かし、さまざまな相談に幅広く対応します。

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