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外構・エクステリアは家の顔。デザイン性と利便性を兼ね備えた理想の庭づくりをサポート

理想の庭づくりをサポートする外構・エクステリア工事のプロ

小林宇一郎

小林宇一郎 こばやしういちろう
小林宇一郎 こばやしういちろう

#chapter1

打ち合わせからプランニング、施工まで手掛け、東信エリアを中心に活動

 「外構・エクステリアは家の顔であり、住まい全体の印象をつくる重要な要素です。家の外観のデザインに合わせた空間にしたい、家族でガーデニングを楽しみたいなど、皆さまの理想をかなえます」

 そう語るのは、長野県佐久市の「LAND CREATE(ランドクリエイト)」代表の小林宇一郎さん。東信エリアを中心に活動し、門や塀、玄関アプローチ、カーポートなどを設置するほか、整地から植栽、剪定・伐採と庭づくりやメンテナンスも行います。

 「お問い合わせをいただいたら、まずは現地に伺います。隣家との距離や日当たり、土質など、立地やコンディションを見て、現状とご要望に添って計画を立てます」

 仕上がりの美しさや周囲との調和はもちろん、段差をなくしてスロープをしつらえたり、駐車場は車いすでも乗り降りできるようスペースを確保したり、先々まで見据えてプランニング。人と車の動線も検討し、安全性や利便性にも配慮しています。

 「水の流れも考え、雨が降った際に道路から浸水しないよう設計します。また、プライバシーの保護や防犯性を高めることも重要です。外からの視線を遮るため、圧迫感が少ない植樹や生け垣をご提案することもあります」

 打ち合わせから施工まで自社で手掛け、下請けに出さないことで価格を抑える工夫も。

 「不要な経費は削りますが、細部まで手を抜かず美観を整えるには相応の工数が必要ですので、無理に低価格でお受けすることはしません。お客さまには工事内容をその都度ご説明し、もしイメージと相違があった場合は、すぐに対応するようにしています」

#chapter2

公共工事で培った技術力と、土木の豊富な現場経験をもとに独立

 20代からインフラなどの公共工事に従事し、25年以上にわたって現場経験を積んできた小林さん。重機を操り、土や石を扱ってきたキャリアを個人の住まいに生かしたいと、2020年1月に独立し、外構・エクステリア事業を始めました。

 「基礎を固め、表面をならすプロセスや作業は、外構と共通する部分が多くあります。それに、妻も私も庭いじりが好きだったので、最後は自分たちの好きなことに打ち込もうと独立を決めました」

 開業当初は宣伝や顧客開拓の方法も分からず、事業を続けていけるのか不安で仕方なかったと振り返ります。

 「初めて依頼をいただいたのは、前職からつながりのあった大手ゼネコンさまでした。その後は、お世話になった現場監督の方や資材屋さんからお声掛けいただき、今では設計事務所さまなど、多くの方とネットワークを広げています。ありがたいことにお付き合いのあった方に助けられ、今日までやってくることができました。また、独立初期はキツイ現場が続きましたが、文句も言わず一緒に頑張ってくれた妻には心から感謝しています」

 前職も含めると、30年以上携わってきた土木と造園の魅力を、小林さんはこう語ります。
 「例えば道路にしてもお庭にしても、事情があって取り壊すまでは、ずっとそのままの状態で残るんですよね。長年にわたり存在し続けることに、ものづくりのやりがいや喜びを感じます」

 社名のごとく「LAND(地面)」を「CREATE(創造)」する外構工事。「何もないところに芝を張ったりレンガを敷いたりすると一気に見た目が変わるんです。今はそれが面白くて」と笑顔を見せます。

#chapter3

水たまりを防ぐコンクリート製品「Dotcon(ドットコン)」も提案

 「従業員には常々、自分が納得のいく仕事をするように伝えています。私自身、外構工事を始めて間もない頃、一度打ったコンクリートを全てはがし打ち直したことがあります。お客さまにはご迷惑をお掛けしましたが、徹底して作り込む姿勢を信頼していただけたのか、その後も度々ご用命くださいます」

 6人の職人と年間70件ほどの案件を請け負う小林さん。複数の現場が同時に動いている時でも、「重要な工程は必ず立ち会い自分の目で確認したい」との思いから、会社の規模を大きくするつもりはないと言います。

 「『あそこなら間違いなく良い仕事をしてくれる』『住まいの外回りをお願いするならここ』というご評価をいただけるよう、少数精鋭で一人一人の技術力をさらに高めていきたいですね」

 2023年からは、透水性を備えたコンクリート製品「Dotcon(ドットコン)」を用いた施工にも力を入れています。
 「水玉模様のようにたくさん空いた穴から雨水を地面に浸透させるもので、水たまりを防ぎ、滑り止めにも役立ちます。ドットの中には草花を植えたり、夜間に光る蓄光石を入れたりと、デザインの幅が広がるのもメリットです」

 小林さんはお金をかけずとも、庭に彩りを添えることができると呼び掛けます。
 「木を1本植えるだけでも雰囲気は変わります。窓からお気に入りのシンボルツリーを眺めるなど、お客さまの暮らしが豊かで癒やしにあふれるよう、真摯(しんし)に取り組みますので、ぜひご相談ください」

(取材年月:2024年1月)

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小林宇一郎

理想の庭づくりをサポートする外構・エクステリア工事のプロ

小林宇一郎プロ

外構・エクステリア

株式会社LAND CREATE

穴の空いたコンクリートを施工することで、地面を完全に覆わずに雨水の浸透性を高める。排水性・耐久性・放熱性に優れた設計に加え、ドットの中には砂利や植物、蓄光石を入れるなど、デザインの幅が広がるのも魅力。

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