法人・個人顧客の利益を最大に活かすお金相談のプロ
渋沢文彦
Mybestpro Interview
法人・個人顧客の利益を最大に活かすお金相談のプロ
渋沢文彦
#chapter1
「自動車関係の営業を担当していた私のところに、ある日、突然、保険会社からスカウトがやってきました」。渋沢文彦さんは、今から15年以上も前のことをそう振り返ります。長野冬季オリンピック開催の前夜、セールスマンとしての手腕を見込まれヘッドハンティングされ、それが渋沢さんにとって、人生の大きな転機となりました。「私自身、保険に入ったらそのまま、あらためて見直すなんてしませんでした。当時お誘いを受けて、保険について、もっと知りたかったということもありますし、知れば知るほど、本当に必要な保険が何か、わかるようになってきたんですね。この知識をもっと皆さんにお伝えできれば、と思うようになりました」
損害保険や生命保険は身近な商品であるにもかかわらず、ほとんどの人がその契約書の内容を熟読したことがありません。たとえば自動車保険であれば、事故になったとき、初めてその保障の内容を知って、一喜一憂される方が多いようです。
「すべてが保障される保険に入れば、その分、毎月の支払いが大きくなります。今、その人にとって、何が一番必要なのか。それをわかりやすく伝え、お客様の立場に立った最適な商品をご提案したいと思っています」
ひとり暮らしから結婚、子供の誕生や独立など、ライフサイクルに合わせて、何を優先すべきかは変化していきます。それをお客様と一緒に考えて、無駄の少ない人生設計のお手伝いをする。ひとりの人間と長いお付き合いができるこの仕事に、渋沢さんは大きなやりがいと情熱を傾けています。
#chapter2
渋沢さんが現在の会社エフピーパートナーズを起こしたのは、2002年12月のこと。エフピーとは、ファイナンシャル・プランナーの頭文字であり、損害保険、生命保険はもとより、個人の資産運用や生活設計に基づく資金計画などの指導・助言を行う専門家のことを言います。渋沢さんは、国家検定の1級ファイナンシャルプランニング技能士であるとともに、国際資格とも呼ぶべきCFP資格も持っています。CFPとは、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界23カ国・地域(平成25年2月現在)で認められた世界水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できる、プロフェッショナルであることを証明する上級資格。日本におけるCFPの合格率は毎年10%未満という難関です。
「CFPは広く深い知識が要求され、私の場合、合格するまで数年間かかってしまいました。途中めげそうになったんですが、それでも、お客様のためには、これだけの幅広い専門性が必要になるだろう、と諦めませんでした」
「本来、ファイナンシャルプランナーは、お客様からのご相談内容に応じて、保険や証券、税金、年金などお金に関する総合的なコンサルティングを行います。時には弁護士、税理士、会計士など独自のネットワークで、信頼できる専門家を紹介するのも大切な仕事です」。FP先進国のアメリカでは、顧問弁護士やホームドクターと同じように、顧問ファイナンシャルプランナーの社会的な地位も高いと言います。
#chapter3
CFPとして渋沢さんは、お客様の利益を第一に考えています。
「今は特定の保険の代理店もやっていますが、お客様のお話を伺っていく中で、当社では扱っていない保険のほうがふさわしいと思えば、自分のネットワークを活かして、他社を紹介することもあるんですよ」
渋沢さんの営業エリアは、上田を中心とした東北信地域です。「基本的に、こちらから出向いていってお客様の顔が見えることを大切にしたいと思っています」。昨今は、来店型やインターネット型の保険商品も増えてきましたが、それらとは一線を画した営業スタイルです。
「特に自動車保険の場合、いざというとき、どう対応できるか。コストが安ければいいというお客様もいらっしゃいますけれど…」。実際、渋沢さんがお客様の交通事故の対応をしたとき、あまりの対応の良さに驚いたその事故の相手が、1年後、渋沢さんの顧客になったケースが一例ならずあったそうです。このような自動車保険は個人向けが多いのですが、渋沢さんが担当しているお客様の比率としては、むしろ法人のほうが多いとのこと。「もともと法人営業から始めたので、ノウハウが蓄積されています。今でも、その企業にあったリスク管理を考えながら、経験上、さまざまな保険や金融サービスを提案できるのが強みです」
渋沢さんの提案は、いわゆる売込み型の押しつけ提案ではありません。お客様の顧客満足度を重視し、第三者の誰が見ても納得できるような内容を心がけています。『お客様の利益を最大に活かす』…それが渋沢さんのモットー。CFPとしてのキャリアを重ねながら、もっと日本におけるファイナンシャルプランナーの地位向上を図っていきたい、と最後に将来の夢を熱く語ってくれました。
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Profile
法人・個人顧客の利益を最大に活かすお金相談のプロ
渋沢文彦プロ
ファイナンシャルプランナー
エフピーパートナーズ
「お客様の顔が見える」ことを基本にした親身なコンサルティングが身上。ファイナンシャルプランナーの国際資格CFPを持っており、法人・個人のお金に関するあらゆる相談に対応できるのが強み。
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