マインドを重視したコンサルティングとコーチングで「理想の自分」を見つけ導く（2/3）

上から目線で「やりなさい」とは言わない。コーチング技術も用いて行う“引き出すコンサル”

　伊藤さんは新卒から30年以上、東証1部上場の情報関連・精密機器メーカーに勤め、受付やパソコンヘルプデスクなどを担当。その後、人事部で社内研修の企画運営に従事します。自ら新人教育やビジネススキル関係の講師を務め、採用活動や人事評価などにも携わりました。

　プライベートでも、興味のあることは全てやってきたそうです。「例えば仕事に直結する、MOT（Microsoft Official Trainer）、ビジネスマナー、コーチング、心理学、MBTI（性格検査手法）などを勉強しました。ホームページ作成や写真撮影の技術を身につけたり、英語や料理、お菓子教室に通ったり、マッサージやアロマも学びました」

　これまでに得た幅広い知識が、コンサルティングに生かされていると話す伊藤さんが、現職で対応する業種は多種多様。フラダンス講師、料理研究家、整体師、スポーツトレーナー、ボクサー、飲食店経営者と多岐にわたり、案件数は300件以上に及びます。

　コンサルティングをする際に大事にしているのは、上から目線で「これをやりなさい、あれをやりなさい」と言わないことだとか。

　「相手の内面から引き出すコーチングの技術も用いて、なるべくご自身で気付いていただく。間違っていたら正しい方向へと導きますが、あくまでも、自分で答えを見つけられるようにしています。一緒に、目標を達成するための道筋を立てていくイメージでしょうか。私は、いつもみなさんのことを気にかけていますし、お客さまというより、信頼できる大切な仲間という気持ちで接しています」

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