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社労士界の元気印が職場環境改善と人材磨きを情熱的にお手伝い!

会社中をワクワクさせる人材育成(研修)のプロ

内布誠

内布誠 うちぬのまこと
内布誠 うちぬのまこと

#chapter1

会社を変えるためにまずすべきことは

 「人の変わっていく姿を見ると、とにかくワクワクするんですよ」と明るく話す大きな笑顔の持ち主は、特定社会保険労務士(以下、社労士)の内布 誠さん。「自分も一緒にワクワクしたい。そう思いながら仕事をさせていただいています」。

 “社労士がワクワク?”と思われた方も多いかもしれません。内布さんは社労士でありながら「実は、社労士になりたかったわけではないんです。“成果を生み出すことにコミットできるリーダー”を育成するための研修などを通じて支援する。それが自分のできることだと信じています」といいます。社労士としての知識を持ちながら、九州各地の中小企業で社員研修や経営者研修を開催。「会社は人に投資をするのが一番“伸びしろ”があるんです。人材を変えれば力になって、組織が活性化してきます。それを僕はいろいろなところで目の当たりにしてきました」

 内布さんが最初にそれを目撃したのは、自身が中小企業の資材部にいたころのこと。社長交代のタイミングで5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、躾)を遂行するプロジェクトが発足し、内布さんはリーダーに抜擢されます。「5S活動とは仕事の見える化、活動の見える化です。進めているとメリットデメリット、どちらも出てきますし、総論賛成各論反対の動きもあります。その一方で、例えば誰かひとりが空を見上げていても誰も見上げようともしません。でもふたりで見上げれば何人かが見上げ、また増えて…と次第に大きなムーブメントになるわけです。つまり頑張っているとありがたいことにフォロワーがついてくるんです」。結果、プロジェクトは目標を達成し大成功を収め、各県から視察に来るほどだったといいます。「こう思ったんです、“人っていうのは面白いなぁ”と。“きっかけがあれば、人はこんなにも変わるものなのか”、“組織は思わぬ力を発揮するんだなぁ”と」

#chapter2

社員研修、人材研修で火種になる人材を!

 その体験のあと“人に関するプロ”である社労士になろうと、42歳で会社員を続けながら勉強をスタート。猛勉強の末、社労士に合格、22年半務めた会社を退職します。個人事務所を設立し、「社労士の仕事といえば、年金、社会保険・労働保険手続きというイメージを持たれているかもしれません。自分としては人事から労務、マネジメント、社員研修、メンタルヘルスや、就業規則、賃金など、結果的には職場環境改善ですよね、そのお手伝いを、主に人事部がない中小企業向けにしていきたいと思いました」

 具体的にはまず会社の経営者の方へのヒアリングからスタート。顕在的な問題点と潜在的な問題点を明らかにし、どんな会社にしていきたいのかという目的に合わせて、研修や人事労務マネジメント支援などの職場環境改善向上プランを決めていくそうです。「単発プランもありますし、月1回の一年間のリーダー研修もあります。問題が多ければそれだけ時間がかかりますが、やっていたら変わっていきます」と内布さん。そう、続けていればリーダーやフォロワーが生まれます。あとはその方たちが火種となって活躍する舞台を作ることが、内布さんのお仕事。「“ワクワクプロデューサー”でありたいなと思います」と笑います。

内布誠 うちぬのまこと

#chapter3

どんな人にも共感してもらえる考え方を届けたい

 もちろん研修以外にも就業規則作成・良好な職場環境を作るための人事・労務管理に関する支援などにも対応。就業規則に関しては内布さんではなく、経営者自身が作りながら、一条一条内布さんがサポートするのだそう。「他人任せで作ったものと、自分で問題意識をもちながら一緒に一条一条魂を込めて作ったものでは全然違います。最初に取り掛かるのは企業理念。理念があって就業規則が完成しますし、トラブルを予防し、もっと言うと積極的によい会社にするためにも就業規則は大切なのです」

 宮崎県内で、社員研修や人材育成をメインにする社労士は内布さんひとり。人気の秘密は、そのお話の面白さにもありそうです。例えば「日本的経営は桃太郎の話に似ているんですよ。おじいさんおばあさんに可愛がられている桃太郎はある日、村を困らせる鬼を退治して村を救いたいと理念を打ち立てるわけです。でもひとりで行くよりもお供がほしいと思って、報酬で仲間を増やします。その報酬に乗ってきた3匹はモテたいとか鬼を見てみたいとか、それぞれ目的が違うかもしれません。でもお互いに共感して理念、目的のために、実現できるようコース取りをうまくしながら進みます。船というツールも必要です…」というふうに、あらゆる場面で例え話を用いて私たちがわかりやすいようにしてくれます。だからどんな業種業界の方でもイメージがしやすく、自分のこととして捉えられるのかもしれません。

 「大切なのは考え方」。たくさんの方が内布さんに会えたなら、宮崎の会社はもっと元気に、日本はワクワクな国に!そんな希望を与える唯一無二の存在でしょう。

(取材年月:2015年5月)

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内布誠

会社中をワクワクさせる人材育成(研修)のプロ

内布誠プロ

社会保険労務士

ウチヌノ人事戦略事務所

特定社会保険労務士としての専門知識をもちつつ、会社の活性化と経営者・社員磨きのための研修を開催中。ワクワクする職場環境を目指して、全力でお手伝いいたします!

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