人と会社の名コンシェルジュとして活躍する保険のプロ中村健一

人と会社の名コンシェルジュとして活躍する保険のプロ

中村健一

“保険屋さん“ではなく“人と企業のコンシェルジュ”

　人生で困ったときに、「あ！あの人に相談したらなんとかしてくれるかもしれない！」と信頼できる人がいたら幸せだと思いませんか？総合保険代理店トラストの中村健一さんは、社名トラスト(＝信頼)のとおり、まさにそのとおりの人になるべく日々切磋琢磨している方。もともと保険業を営まれていたお父様から常々、「人が困ったときに解決できるすべが一番あるのが保険ではないか」と聞いていたといいます。異業種から転身し、保険の世界へ飛び込んで16年。その時の転職先が、外資系の中小企業マーケットに強い保険会社だったそうです。

　「元がアメリカの会社だったので、賠償リスクなどに強い会社でした。そこでは企業へリスクマネジメントという観点からお話、ご提案させていただくことを学びました。例えば会社のお仕事内容・お困りのことをお聞きした上で『あなたの会社には潜在的に今後このようなリスクの可能性があります』という具体例をお話し、それに見合った保険をご提案します」。今、宮崎では珍しいスタイルの保険代理店の基礎は、どうやらこの会社で法人営業を担当していたときにつくられたといえそうです。「一般的にイメージされている保険屋は『自動車保険、こちらに変えませんか？』『生命保険はこちらが安いですよ』ですよね。そういった意味では、うちはまったく違うと思います」と語ります。

　「保険代理店というよりどちらかというと、コンシェルジュというようなイメージでしょうか。税や法と密接したご提案をさせていただくので、少しだけ士業のお仲間入りをさせていただくような位置づけです。それから今、私たちが目指しているのは“ワンストップ”で皆様の問題を解決できる会社です」と中村さん。

“ワンストップ”を目指して始動中

　まずワンストップとは、ひとつの場所・環境で用事が足りること、さまざまなサービスが受けられること、何でも揃うことをいいます。つまり中村さんのところでなら、あらゆることが解決できるようになることを目指しているのです。「保険で解決できるすべもたくさんあるけれど、どうしても保険だけでは解決できないこともあります。でもうちにご相談いただければ、弁護士さんをご紹介したり、社労士さんをご紹介したりできます。お話いただけたらばほぼ解決できると思います」。例えばおいしいごはん屋さんないですか？でもいいのだそう。「そういう意味ではなんでも屋さんですね」と笑います。

　ワンストップを目指そうと思ったきっかけは、外資系保険会社の研修生時代に遡ります。「いろいろなお客さまにお会いする中で、あれないの？こういうものないの？とオーダーいただくのですが、それに応えられない自分がいたんですよね。でも本来、自分がお客さまの立場だったら、例えば『とりあえず中村に電話してみよう』という人が欲しいな、と思ったんですよ」。

　例えば、事故でただでさえ大変なときに警察、保険会社に連絡するだけでなく、自ら弁護士も探さなくてはいけない…そういうケースはよくあることだといいます。そもそも保険と法律や税務などの士業は切っても切り離せない関係。だからこそ、それぞれの士業の方と日頃からタッグを組んでリクスに備えておく必要があり、お客さまからご相談があったときにすぐにご紹介できるようにしておきたいというのが中村さんの考え方です。

これからの時代を生き抜くための保険とは？

　トラストで扱う保険会社は現在8社。「私のお客さまの証券はすべて同じ会社のもので揃っていることはありません。節税対策に強い会社、医療系に強い会社など、保険会社には得意な性別、年齢、商品など個性がありますから、そこからいいとこ取りをしています。お客さまのライフステージや将来のお話を聞いた上で、いろいろと複合的にお選びしたものをご提案しています」とのこと。

　今、お客さまからお問い合わせが多いのは、平成27年相続税改正の関係で、相続に関することだそうです。「相続は特に複合的に考えないといけません。例えば弁護士さんであるとか、税理士さんですとか、そういう方たちと組んでしっかり対応させていただいています。それから相続はあらかじめ対策しておくのとしていないのとでは、かかってくる税金や相続トラブルが全く違います」と中村さん。

　話を聞けば聞くほど、自分の人生のことを真剣に考えたい！という気持ちになってきます。「保険にできることっていろいろあるんです」とあらゆるリスクや悩みに応えてきた中村さんだからこその、力強い言葉。独身のとき、結婚して、子どもが生まれて、子どもが巣立って…。人生にはさまざまなライフステージがあります。「健康で長生きすることを目指して保険対策をするのも大切ですが、これからは“長生きのリスク”を考える時代になってきます。長生きの時代をいかに快適に生きるか、保険がお手伝いできることはたくさんあると思います」。

(取材年月：2015年4月)

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“保険屋さん“ではなく“人と企業のコンシェルジュ”

“ワンストップ”を目指して始動中

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