雨漏り検査と修繕のプロ
笹金征夫
Mybestpro Interview
雨漏り検査と修繕のプロ
笹金征夫
#chapter1
一般的に「板金」と聞くと、車の修理を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
「板金」とは、薄い金属状のもの全般を指し、薄く平らに延ばした金属の板を切ったり叩いたり曲げたりして加工する職人のことを板金屋さんと呼びます。この板金、実は建築でも多用されており、屋根の修繕にも用いられています。
「笹金板金」代表取締役の笹金征夫さんは、まさにそのキャリアを「板金」からスタートさせた雨漏り検査と修繕のプロです。
家の最も大切な機能のひとつに、「雨風をしのぐこと」が挙げられます。しかし、もしも雨が防げずに雨漏りをしたら? 常に天気を気にして心配の種を抱えることになり、安心して家でくつろぐことなどできないでしょう。雨漏りが起こった場合には原因を見つけて修繕しなくてはなりません。しかしながら、その原因を発見するのが難しいというのがこの雨漏りのやっかいなところです。
「家が雨漏りをした時、普通なら施工してくれた大工さんや施工会社に連絡をすると思います。ところが、調べても原因が分からない、修理してもまた雨漏りをする、というケースは非常に多いんです」と、笹金さん。
「水がポタポタ垂れているところのすぐ上から漏れているとは限らないんです。なので、それを見つけるには熟練の技が必要になります」。
雨漏り調査には、赤外線カメラ、水分計、工業用内視鏡と、さまざまな機器を使います。それに板金の知見を組み合わせた、まさにデジタルとアナログの融合なのです。
“問題があるとしたらこの辺り”と的確な目星を付けられるのも、18歳のときから板金の修行を10年間重ね、さらに独立後もひたすら屋根や壁の板金の施工を数多く行ってきた笹金さんだからこそ。
#chapter2
「HOUSE,Dr!(ハウスドクター)」は、雨漏りの原因検査の専門業者です。笹金さんは東北でも数少ない『雨漏検査技師』の資格を取得し『全国雨漏検査協会』の工法特許の検査方法で原因を特定します。まず行うのが「いつごろどの場所から漏れたのか」「どういう状況で漏れたのか」などの、細かいヒアリング。その情報や顧客が記入する診断書を参考に雨漏り箇所を絞り込みます。その後行うのが、専用の検査液を使った検査。これが大きな特徴です。
「特殊な紫外線ライトを当てると青白く光る水を、雨のように降らせて雨漏りを再現します。漏れてきた水にライトを当ててたどることで経路を確定でき、雨漏り箇所が特定できるんです」。
基本的に検査は屋根や壁を壊さず行われます。これもこの検査方法ならではのメリットと言えるでしょう。
雨漏り箇所が分かったら、検査過程の写真と説明を添えた報告資料を作るのですが、さらに顧客の理解を促すために、笹金さんは独自の工夫を行っています。検査状況を撮影編集した動画の提供です。「数分間の動画ですが資料と併せて見ることで、もし修繕工事を行う施工業者さんが検査に立ち会っていなくても経過と雨漏りの箇所が分かりやすい。これがうちの最大の売りです」と笹金さんは胸を張ります。
#chapter3
雨漏りが疑われるとき、笹金さんに依頼する最大のメリットは、調査から修繕まで一貫して依頼できるということ。「修繕業者に別途依頼するとなると、経費はかさみます。うちは元請けなので、修繕も低コストで行うことができるんですよ」と、笹金さん。
また、雨漏りだけではありません。一般的な屋根の耐用年数は20年から30年ですが、まれに形に合わない屋根材を使用しているケースもあるそう。「また、設計は一流でも施工管理がダメだということもあります。その場合、屋根の耐用年数に達する前に雨漏りなどのトラブルが起こることもあるんです」と笹金さんは警鐘を鳴らします。
たとえば、天井にカビがあるような場合、雨漏りなのか結露なのか素人目には分かりません。そうした場合も、笹金さんに調査を依頼することが可能。「結露の場合も、屋根裏の環境を改善して、必要であれば工事を行います。屋根のことはまるごとお任せください」。
もしも家の屋根に不安を抱えているのでしたら、HOUSE,Dr!の名の通り、家を診断してくれる笹金さんに診てもらうとよいでしょう。家も人も早期発見、早期根治が重要です。
(取材年月:2024年1月)
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Profile
雨漏り検査と修繕のプロ
笹金征夫プロ
建築板金業
HOUSE,Dr!東北テクニカルセンター
全国雨漏検査協会の会員店として雨漏りの原因検査に特化しています。長年の板金の経験で培った技術と特殊な調査方法で、雨漏りの原因を突き止め、修繕します。
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